じょうてつバス(札幌市南区を中心に運行)は、2024年12月と2025年12月の2回にわたって運賃改定を実施しました。現在適用されているのは2025年12月1日からの新運賃です。特殊区間(市内近距離)は2024年12月に30円値上がりし、定山渓・豊平峡温泉方面などの対キロ区間は2025年12月に最大240円の値上げとなりました。
2024年12月・2025年12月の2回改定。現行は2025年12月1日から
①2024年12月1日:特殊区間1区 210円→240円 / 2区 240円→270円
②2025年12月1日:対キロ区間(定山渓・豊平峡方面など)を大幅値上げ。例:札幌駅〜定山渓 790円→1,000円
定期券は2019年10月以降ずっと据え置き(2回の改定でも変更なし)
じょうてつバスの値上げはいつから?2回の改定を時系列まとめ
じょうてつバスは近年、人件費・燃料費の高騰や乗務員不足を背景に、2019年10月(消費税改定時)以来となる運賃値上げを実施しました。改定は2024年と2025年の計2回です。
第1回改定(2024年12月1日)特殊区間の運賃
| 運賃区分 | 改定前 | 改定後(現行) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 特殊区間 1区 | 210円 | 240円 | +30円 |
| 特殊区間 2区 | 240円 | 270円 | +30円 |
| 定期券 | 変更なし(2019年10月以降据え置き) | ±0円 | |
特殊区間1区の目安(札幌駅発):藻岩高校前まで。真駒内駅発の場合は石山2条8丁目まで。また、南4・南64・南65・南84・南95・南96・南97・南98・環56・環96系統は区間に関わらず1区間(240円)均一料金です。
第2回改定(2025年12月1日)対キロ区間の主要路線
2025年12月の改定は対キロ区間(長距離)が対象で、定山渓・豊平峡温泉方面の路線が大幅に値上がりしました。札幌市内の特殊区間を利用する路線は今回の改定対象外です。
2025年12月〜現在の運賃一覧|区間別の新旧比較
主要区間の新旧運賃比較
| 区間 | 改定前 | 改定後(2025年12月〜) | 値上げ額 |
|---|---|---|---|
| 札幌駅〜豊平峡温泉 | 860円 | 1,100円 | +240円 |
| 札幌駅〜定山渓 | 790円 | 1,000円 | +210円 |
| 札幌駅〜小金湯 | 670円 | 780円 | +110円 |
| 札幌駅〜豊滝 | 610円 | 640円 | +30円 |
| 札幌駅〜藤野3条11丁目 | 490円 | 520円 | +30円 |
| 真駒内駅〜豊平峡温泉 | ー(新設) | 850円 | 新設 |
| 真駒内駅〜定山渓 | 620円 | 750円 | +130円 |
| 真駒内駅〜豊滝 | 460円 | 470円 | +10円 |
| 真駒内駅〜藤野3条11丁目 | 350円 | 360円 | +10円 |
出典:じょうてつバス公式「乗合バスの運賃改定及びパック券の料金改定について」(2025年10月6日更新)
かっぱライナー号・パック券の新料金
かっぱライナー号(予約制の高速バス)とお得なパック券も2025年12月1日から改定されました。
| 区間・プラン | ネット割(旧→新) | 通常運賃(旧→新) |
|---|---|---|
| 札幌駅〜定山渓車庫前・豊平峡温泉 | 1,260円→1,460円 | 1,400円→1,700円 |
| 札幌駅〜小金湯 | 980円→1,180円 | 1,100円→1,400円 |
| 小金湯〜豊平峡温泉 | 370円→620円 | 410円→750円 |
| 小金湯〜定山渓車庫前 | 280円→480円 | 310円→600円 |
| 温泉日帰りパック・定山渓プラン(窓口) | 大人3,500円→3,700円、小人1,800円→1,900円 | |
| 温泉日帰りパック・定山渓プラン(ネット割) | 大人3,300円→3,500円、小人1,700円→1,800円 | |
かっぱライナー号の予約について:2025年11月30日以前にホームページで事前決済した分も新実施運賃(ネット割)が適用されます。電話予約の場合は、乗車日が12月1日以降になる場合は新運賃(通常運賃)が適用されます。
定期券への影響は?通勤手当の見直しポイント
定期券料金は変わらない(2019年以降据え置き)
じょうてつバスの定期券料金は、2019年10月の消費税改定時から一切変更されていません。2024年12月・2025年12月の2回の運賃改定においても、定期券は据え置きです。
普通運賃だけが2回値上がりした一方、定期券は変わっていないため、じょうてつバスを通勤・通学で毎日利用する方にとっては、定期券を使い続けることが費用対効果の面でより有利になっています。
定期券の確認先:定期運賃の詳細は公式サイト「じょうてつバス 運賃ページ」のPDFでご確認いただけます。
通勤手当の申請タイミング
定期券料金が変わっていないため、通勤手当の変更手続きは不要です。ただし、普通運賃で精算している方(例:不定期出勤の方や回数券利用者)は、2024年・2025年の2回の値上がりを反映した申請を確認してください。
なぜ値上げ?じょうてつバスが運賃を上げた3つの理由
じょうてつバスの運賃値上げは、バス業界全体が直面している構造的な問題を反映しています。
これらの要因は全国のバス事業者に共通しており、じょうてつバス以外の札幌・道内バス会社でも相次いで運賃改定が実施されています。
節約術|じょうてつバスを安く使う方法
運賃値上げ後も、工夫次第でお得に利用できる方法があります。
ICカード(SAPICA)で乗る
SAPICAや交通系ICカードで乗車すると、現金払いより便利に支払えます。端数が不要なため、正確な運賃を支払えて小銭の準備が不要です。SAPICAはじょうてつバスのほか、札幌市電・地下鉄でも利用できます。
かっぱライナー号のネット予約を活用する
定山渓・豊平峡温泉方面へ行く場合、かっぱライナー号をじょうてつバスのウェブサイトで事前予約・決済すると「ネット割運賃」が適用されます。例えば札幌駅〜定山渓の場合、通常運賃1,700円のところ、ネット割なら1,460円(240円お得)になります。
温泉日帰りパック券もお得です。定山渓プランはネット割でバス往復+温泉入浴がセットになっており、個別に購入するより割安になります。スマートフォンアプリ「RYDE PASS」(iOS/Android対応)でも購入可能です。詳細はじょうてつバスのパック券ページをご確認ください。
定期券の利用範囲を見直す
前述のとおり、定期券料金は2019年以降変わっていません。普通運賃が2回値上がりした結果、毎日・週に複数回乗る方ほど定期券の費用対効果が上がっています。通勤・通学で利用する区間に定期券が設定されているか、一度確認してみることをおすすめします。
まとめ
じょうてつバス値上げ まとめ
- ✓ 2回改定:2024年12月1日(特殊区間)と2025年12月1日(対キロ区間)
- ✓ 特殊区間:1区 240円・2区 270円(2024年12月〜)
- ✓ 定山渓方面:札幌駅〜定山渓 1,000円、〜豊平峡温泉 1,100円(2025年12月〜)
- ✓ 定期券は据え置き:2019年10月以降、2回の値上げでも変更なし
- ✓ 節約のコツ:ICカード利用・ネット予約でかっぱライナー号のネット割・温泉パック券
- ✓ 値上げの理由:燃料費高騰・乗務員不足と賃金改善・2024年問題
よくある質問
2回実施されています。①2024年12月1日(特殊区間:1区210円→240円、2区240円→270円)、②2025年12月1日(定山渓・豊平峡温泉方面など対キロ区間の大幅値上げ)。現在は2025年12月1日からの新運賃が適用中です。
定期券料金は変更されていません。2019年10月の消費税改定時から据え置きとなっており、2024年・2025年の2回の普通運賃改定でも定期券は変わっていません。
主な理由は①燃料費・物価の高騰、②バス運転手不足と賃金改善のための原資確保、③2024年問題(バス運転手の労働時間上限規制)の3つです。じょうてつは2024年2月に乗務員不足を理由に32路線51便を減便しており、路線維持のための収支改善が急務でした。
2025年12月1日から値上げされています。例えば札幌駅〜定山渓車庫前・豊平峡温泉は、ネット割1,260円→1,460円(通常は1,400円→1,700円)となりました。ネット予約をすると通常より240円お得です。
011-571-8813(受付時間:9:00〜12:00 / 13:00〜17:00、土日・祝日は休業)
