前回は、我々が提供する価格比較アプリ「Pricey」のお話をしました!
「Priceyって何?」「あなた達は何者?」「なぜPriceyをやってるの?」っという方は、ぜひblog内の"序章"見てもらえると嬉しいです!
すでに読んでくださった方は本当にありがとうございます🙇♂️
昨年11月価格比較アプリPriceyをリリースした我々ですが、
本日は「地球上の誰もPriceyを知らない」状態から、"最初の1万人"のユーザーさまにダウンロードしていただくまでのストーリーをお話ししたいと思います!
それまでに、「会社口座残高15,000円」「大規模システム障害」「サイバー攻撃?」っとパワーワードが並びます。心臓の弱い方はご遠慮くださいませ。
「口座残高15,000円」を救った1人のイケイケママ。
お恥ずかしながら、昨年11月弊社の口座残高は「15,000円」でした(安心してください現在は違いますよ!)
その理由は、今まで時間とお金をかけて作ってきたサービスを
ユーザーさまは求めていなかった。
という、なんともシンプルで、C向けスタートアップ(コンシューマー向けスタートアップ)の皆様が一度は経験しているであろうことでした。
すなわち、我々も数回ユーザーさまに受け入れられないサービスを作った経験があり、「価格比較」の課題を一番最初に取り組んでいたわけではありません。
そして6度目の挑戦がPricey。
Priceyのサービスの着想を得たのは、私たちが「妊婦さんのお買い物が大変らしい」と感じ始めたところから始まりました。
我々はママさんへのヒアリングの中で下記のことがわかっていました。
妊婦さんは
◼︎生まれてくる子供に必要なものを短期間でたくさんお買い物している
⇒購入点数・回数ともに多い
◼︎出費が多いので型落ち商品や安くなっているものを率先して購入している
◼︎お買い物・お金の管理が難しい。
⇒購入物・購入時期・購入点数・予算の検討が難しい
◼︎お腹が大きく移動も大変なのでリアル店舗よりもオンラインショッピングでほとんどを揃える
(コロナの感染リスクももちろん考えていらっしゃった。)
そこで、妊婦さんの混沌としたお買い物環境を少しでも解消したいという想いから、気になる商品のURLを弊社の公式ラインに送ると、勝手に自分のコレクションページに商品が保存され、商品検討が捗るというサービスを公式LINE(LINE@)を用いて3日間で作成しました。
▼こんなの
ただユーザーさまには「URL」をコピペして送信してもらうだけでよかったわけですが、あるイケイケママさんにヒアリングをしていた時、全く予想もしていなかった使われ方をしていることを発見したのです。
👨💻Pricey社長
「なにやら、URLだけでなく、丁寧に商品名まで入れてくれている...」
「入れてくれているというか、引用リンクになっている。」
💁♀️イケイケママさん
「友達にシェアする時のように共有ボタンを使いました。子供のお買い物だけでなく、普段のお買い物でも使いたい。」
そのイケイケママさんは、ブラウザの「共有機能」を使って我々のサービスにURLを共有していたんです。
▼「共有(シェア)ボタン」から商品を共有するとこのように商品名が自動で入力される。
たった数タップでMYリストが作成でき、価格比較もリストの中でできる。
実際に自分で体験してみると、新しい技術を開発したわけではないがそれは、既存の技術の組み合わせで生まれた、新鮮な体験でした。
そしてなんといっても利用者の多くがリピートをしてくれたんですね。
ピボット続き(サービスを作りユーザーさまに届けてみては必要とされずに、サービスをクローズするばかり)だった自分たちにとって、この瞬間は「いってこい」と背中を押された感覚でした。
「ユーザーさまが使ってくれているのに、アプリ作れないなんてひよってる奴いる!?」
という感じではなかったが、東京卍會もビックリな勢いでアプリの開発に挑んだ。(CTOが火吹いてた。)
「送料込み価格比較」の実現
アプリをリリースし、それなりにダウンロードやお褒めの言葉を添えてのSNSでの拡散もありました。
▼リリース時は1日のだけで、300件以上のリツイート、600件ものいいねをいただきました🙇
ほっとした自分たちはいたものの、
どこか、「好きな子とのLINEで相手からの返信が1行しかこない。」時に感じる"なんか手応えがない感覚"に陥っていました。
この違和感を解消すべく、使い続けてくれているユーザーさまにヒアリングを実行。
1日2~3人は必ずアポをとって"今のPriceyに足りないもの"を聞いていました。そこで複数名から同じようなワードを耳にします。
「結局、送料を加味したら安くならないよね。」
「〇〇(某購買支援サイト)も、送料含まない値段で比較するよね。送料込みでだしてほしい。」
実際にユーザーさまの気持ちになりアプリを使うと確かに、"値段自体が安いもの"をユーザーさまに届けることに成功したが、送料を含めるとユーザーさまが元々見ていたサイトの方が安い。という逆転現象が起こっていました。
お得に買える機会を提供したつもりが1部の商品群では全く逆の高く買ってしまう機会を提案してしまっていたんです。
この大問題を解決するため、「"送料"をどのように反映するか?」すぐさま開発チームで会議を行いました。
びっくり「インフルエンサーさま砲」
「送料込みの価格比較」を実現するスピードは1ヶ月半でした。(またCTOが火を吹いた)
この「結局、送料を加味したら安くならないよね。」を解決した途端、
ド肝を抜く瞬間がやってくる。
👨💻Pricey社長
「え。Priceyどっかから攻撃されてる?」
当時ではありえない数のリクエストが一気にきたことで、サイバー攻撃をされていると思ったのです。
👨💻Pricey社長
「いや、ダウンロードが爆伸びしている。」
我々の目指す理想のサービスには到達はしていない、
しかし、1つユーザーさまの課題を解決できた本当に本当に嬉しい瞬間でした。
※当時、想定外のダウンロードの急増・アクセスの集中の影響で「大規模なシステム障害」を起こしてしまいました。(当時入ってきて頂いたユーザーさまには心からお詫び申し上げます。)
この爆伸びダウンロードの正体は
YouTube・Instagramのインフルエンサーさまからの紹介でした。
(弊社とは比べものにならないインフルエンサーさまの影響力に敬意と感謝の意を表し"インフルエンサーさま砲"と呼んでいる。)
素敵なご投稿をいただき本当にありがとうございました。
いつか、「本当にPricey紹介してよかった。」っと思ってもらえるようサービスの研鑽に努めて参ります。
▼こんな感じ(youtuberマメさま砲)
Phoneやガジェットの「べんり!」をお届けするチャンネル。
(インスタグラマーたいさま砲)
アプリ、暮らし術、iPhone便利術を発信するアカウント。
こう振り返ると、我々が最初1万人のユーザーさまを獲得するまでに
たくさんの方々のお力添えをいただいていて、決して自分たちPriceyチームだけで作り上げたものではないということを強く感じます。
そして、これからもユーザーさまからたくさんのことを学ばせてもらいたいと思います。
ユーザーさまから頂いた「想い」に感謝して。
我々ができる最大限のことをPriceyに込めていきたいと思います。
第2章へ続く
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※Androidは現在未対応です。
■問い合わせ先
株式会社Wilico 藤原秀平
shuhei.fujiwara@wilico.co.jp