お使いのiPhoneがiOS18以降(2024年9月以降にアップデートしたiPhone)なら、接触通知の設定項目自体がAppleによって削除されているため、対応は不要です。iOS17以前をお使いで実際に設定画面に項目が残っている場合のみ、後述の手順でオフにできます。
接触通知とは?結論からいうと今は使われていない機能です
「接触通知」は、AppleとGoogleが共同開発した新型コロナウイルス向けの「曝露通知(Exposure Notification)」機能の日本語名です。感染者と一定時間・距離内ですれ違った場合に、Bluetoothの信号をもとにお知らせする仕組みとして、iOS 13.7(2020年9月配信)から「設定」アプリに追加されました。
日本国内では、この仕組み単体では動作せず、厚生労働省が提供していた接触確認アプリ「COCOA」をインストールして初めて機能する設計になっていました。COCOAをインストールしていない状態では「この地域では使用できません」と表示され、実質的に何も起こらない仕様だった点は覚えておいて良いポイントです。
つまり「接触通知」という文字を見て身構えなくても大丈夫です。正体はiOSに標準搭載されていたコロナ対策用の仕組みで、現在ではその役目を終えています。
【2026年最新】接触通知は今どうなっている?
iOS18(2024年9月〜)で設定項目自体が廃止された
Appleは2024年9月に正式リリースしたiOS18で、接触通知(Exposure Notifications)の設定項目自体を削除しました。導入から約4年で役目を終えた形です。編集部でも実機で確認しましたが、iOS18以降のiPhoneでは「設定」アプリのどこを探しても、接触通知に関する項目は見当たりません。2026年7月時点の最新iOSはiOS26系(iOS26.6のベータ配信が進行中)ですが、この状況に変わりはなく、今後この機能が復活する予定も特に案内されていません。
廃止された理由:COCOA停止とAppleの対応終了
そもそもの流れを整理すると、廃止に至るまでには段階がありました。まず日本では厚生労働省がCOCOAの機能停止版(バージョン3.0.0)の配信を2022年11月17日から開始し、COCOA自体の役目が終わりました。その後、iOS16.4(2023年3月)で各国・地域の公衆衛生当局側が接触通知のサポートを終了できるオプションが実装され、2023年5月ごろには米国を含む多くの地域で実際にサポートが終了しました。最後にAppleがiOS18で設定項目そのものを取り除いた、という順番です。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2020年9月 | iOS13.7で「接触通知」機能が設定アプリに追加 |
| 2022年11月17日 | COCOAが機能停止版の配信を開始 |
| 2023年3月(iOS16.4) | 公衆衛生当局が接触通知への対応を終了できるように |
| 2023年5月ごろ | 米国含む多くの地域で接触通知サポートが終了 |
| 2024年9月(iOS18) | 接触通知の設定項目自体が完全に削除 |
| 2026年7月(現在) | 最新iOS26系でも項目は復活せず、対応不要な状態が継続 |
自分のiPhoneに接触通知の設定があるか確認する方法
まずは自分のiPhoneがどちらの状態なのか、次の手順で確認してみましょう。
「設定」アプリを開き、下にスクロールして「通知」をタップします。
通知が届くアプリの一覧の中に「接触通知」という項目があるか探します。見当たらなければ、そのiPhoneはiOS18以降で、対応不要な状態です。
iOSのバージョンは「設定」→「一般」→「情報」の「ソフトウェア・バージョン」で確認できます。iOS18以降であれば、接触通知について気にする必要はありません。
古いiOS(iOS17以前)で接触通知をオフにする手順
確認した結果、まだ項目が残っていた場合の手順です。iOSのバージョンによって経路が少し異なります。
iOS13.7以降の場合:「設定」→「接触通知」の順にタップします。
iOS13.7より前の場合:「設定」→「プライバシー」→「ヘルスケア」→「COVID-19接触のログ記録」の順にタップします。
画面内のスイッチをオフにします。COCOAをインストールしている場合は「オフにしてデータを削除」を選択すると、記録されていた接触情報も併せて削除されます。
「オフにしてデータを削除」の意味
この操作は、接触通知の機能を止めるだけでなく、端末内に保存されていた接触記録データも一緒に消去するためのものです。COCOAをすでに削除している場合や、そもそも接触通知を有効化した記憶がない場合は、データが存在しないためオフにするだけで完了します。
「接触通知」のアイコンや通知履歴が消えない場合の対処法
COCOAをアンインストールした後も、通知の設定一覧や通知バナーの送信元として「接触通知」の表示が残っているという報告がAppleコミュニティでも見られます。これは単体のアプリではなくiOSに組み込まれた基本機能の名残であるため、アプリのように完全に削除することはできません。
実害があるものではないため、基本的には放置して問題ないというのがコミュニティでの共通見解です。気になる場合は、iOS18以降へアップデートすることで、項目自体が設定画面から見えなくなります。
接触通知でバッテリーが減るという話は本当?
COCOAの運用時期には、「接触通知の項目がバッテリー使用状況の大きな割合を占めている」というユーザー報告が複数寄せられていました。COCOA開発チームの公開ディスカッションでも同様の報告が取り上げられ、周囲の対応端末数を変えた検証なども行われましたが、はっきりした原因は最後まで公表されないままでした。
現在は接触通知の仕組み自体が動作していないため、この項目によるバッテリー消費を心配する必要はありません。iPhoneのバッテリーの減りが早いと感じる場合は、他の常駐アプリのバックグラウンド更新や画面表示時間を見直してみることをおすすめします。
よくある質問
問題ありません。接触通知はもともと公衆衛生当局が発行するCOVID-19関連の通知のためだけに使われていた機能で、他の通知やiPhoneの基本機能には影響しません。オフにしても電話やメッセージなど通常の通知は変わらず届きます。
いいえ。COCOAは2022年11月17日から機能停止版の配信が始まり、その後アプリとしての役目を終えています。現在ダウンロードすることもできません。端末にまだCOCOAが残っている場合は、削除しても差し支えありません。
「未了(みりょう)」は「まだ終わっていないこと・完了していないこと」を表す一般的な日本語です。契約や手続き、作業の進捗状況を表す際によく使われる言葉で、「未完了」とほぼ同じ意味で使われます。なお、iPhoneの接触通知の設定画面に「未了」という特定の表示が出るという確実な情報は見つかりませんでした。もし特定の画面で見かけた場合は、その手続きや処理がまだ完了していない状態を示している可能性があります。
お使いのiPhoneがiOS18以降にアップデートされているためです。Appleが2024年9月のiOS18で接触通知の設定項目自体を削除したため、iOS18以降では最初から表示されません。故障や不具合ではないので安心してください。
まとめ
- ✓接触通知はコロナ対策のためiOS13.7から搭載されていた機能で、2024年9月のiOS18で設定項目自体が廃止された
- ✓iOS18以降のiPhoneでは接触通知に関する操作は一切不要
- ✓iOS17以前を使っていて項目が残っている場合は「設定」→「接触通知」からオフにできる
- ✓アイコンや表示が消えない場合も実害はなく、気になるならiOS18以降へのアップデートで解消する
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