東京都内で冷蔵庫の買い替えを考えている方にとって、「東京ゼロエミポイント」は見逃せない制度です。省エネ性能の高い冷蔵庫に買い替えるだけで、その場で数万円分の値引きが受けられます。この記事では、冷蔵庫の容量・買い替えパターン別のポイント額、対象条件、申請方法、そして「結局いくら得するのか」をプライシーの価格データも使いながら整理しました。

東京ゼロエミポイントで冷蔵庫はいくら安くなる?【結論】

結論
あなたの状況ならいくら得する?
今使っている冷蔵庫の状況によって、もらえるポイント額が大きく変わります。
15年以上使ってきた方 長期使用家電からの買い替え → 最大80,000円分
通常の買い替え 容量に応じて 14,000〜26,000円分
買い替えではなく新規で置きたい方 達成率105%以上の製品のみ 5,000円分

東京ゼロエミポイントは、都内在住の方が省エネ性能の高い冷蔵庫に買い替えると、購入時にその場でポイント分が値引きされる東京都の制度です。ポイントは商品券ではなく購入価格から直接差し引かれる仕組みになっているので、後から交換申請をする手間がありません。2026年2月18日には東京都環境局から制度の延長が発表されており、2026年7月現在も継続して利用できます。

次の章から、対象となる冷蔵庫の条件、容量・買い替えパターン別のポイント額、申請方法、そして「実際にいくら得するのか」を順番に見ていきましょう。

対象となる冷蔵庫の条件|省エネ基準達成率と容量区分

東京ゼロエミポイントの対象になる冷蔵庫には、省エネ性能の条件があります。通常買い替え・長期使用家電からの買い替えの場合は省エネ基準達成率100%以上、買い替えを伴わない新規購入の場合は達成率105%以上の製品のみが対象です。

容量の区分は次の3段階に分かれています。この区分がそのままポイント額の区分にもなるので、まず自分が欲しい(今使っている)冷蔵庫がどこに当てはまるかを確認しておきましょう。

容量区分目安
251L未満一人暮らし〜二人暮らし向け
251L以上501L未満二人〜四人家族向け
501L以上四人以上の大家族向け

自分の欲しい製品・今の冷蔵庫が対象か調べる方法

「省エネ基準達成率100%」と聞いても、自分の冷蔵庫がそれを満たしているかどうかはカタログを見ただけでは分かりにくいですよね。そんなときは、型番をそのまま公式の対象製品検索に入力してみてください。対象・非対象と付与ポイント額がすぐに表示されます。

公式の対象製品検索(冷蔵庫)で型番を検索すれば、対象かどうかとポイント額を確認できます。購入前に必ずチェックしておきましょう。

【早見表】買い替えパターン別ポイント額

東京ゼロエミポイントの冷蔵庫は、「通常買い替え」「長期使用家電からの買い替え」「新規購入」の3パターンでポイント額が変わります。自分がどれに当てはまるかを確認しながら見てみてください。

通常買い替え

今使っている冷蔵庫を処分して、省エネ基準達成率100%以上の製品に買い替える最も一般的なパターンです。

容量区分ポイント額
251L未満14,000円分
251L以上501L未満16,000円分
501L以上26,000円分

出典:東京ゼロエミポイント公式(事業概要)

長期使用家電(15年以上使用)からの買い替え

今の冷蔵庫を15年以上使っている場合は、通常買い替えよりも手厚いポイントが用意されています。省エネ基準達成率が105%以上の製品を選ぶと、さらにポイント額が上がる仕組みです。

容量区分達成率100〜104%達成率105%以上
251L未満14,000円分20,000円分
251L以上501L未満25,000円分40,000円分
501L以上40,000円分80,000円分

出典:東京ゼロエミポイント公式の対象製品検索の付与額表示(冷蔵庫の対象製品検索

15年前と言えば2011年頃です。「うちの冷蔵庫、そういえばそのくらい使っているかも」という方は、思っている以上にお得になる可能性があります。買い替えのタイミングか気になる方は、関連記事冷蔵庫の寿命は平均14年|5つの前兆と判断基準 →もあわせてチェックしてみてください。

新規購入(買い替えを伴わない場合)

今まで冷蔵庫を持っていなかった、あるいは処分せずに新規で追加するようなケースです。この場合は省エネ基準達成率105%以上の製品のみが対象で、ポイント額も通常買い替えより少なくなります。

対象条件ポイント額
達成率105%以上(買い替えなし)5,000円分

出典:東京都環境局プレスリリース(令和8年2月18日)

自分がどのパターンに当てはまるか迷ったら、「①今使っている冷蔵庫を処分するか」「②処分するなら15年以上使っているか」の2点を確認してみてください。処分せず新規で置く→新規購入、処分して15年未満→通常買い替え、処分して15年以上→長期使用家電、という順番で当てはめると分かりやすいです。

対象者の条件

ポイントを受け取るには、製品の条件だけでなく購入者側の条件も満たす必要があります。

  • 1都内にお住まいの方であること(マイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類が必要)
  • 2購入した冷蔵庫を都内の住宅に設置すること
  • 3都に登録された販売店で購入し、その場で共同申請の規約に同意すること

出典:東京ゼロエミポイント公式(事業概要)

どこで買える?対象店舗とネット購入の可否

「実店舗じゃないと使えないのでは」と思われがちですが、実はそうではありません。都に登録された販売店であれば、量販店・地域の販売店・通販サイトなど購入形態を問わず同額のポイントが付与されると案内されています。

Amazon.co.jpにも「東京ゼロエミポイント対象商品」の専用カテゴリが用意されており、対象製品がまとめて掲載されています。ただし、通販だからといって無条件に対象になるわけではなく、あくまで都に登録された販売店・出品であることが前提です。購入前に、その店舗が登録店舗かどうかを確認しておくと安心です。

登録されている販売店は、公式の登録販売店の検索ページで確認できます。

「そもそもどこで買うのが一番安いのか」を先に知っておきたい方は、関連記事冷蔵庫を買うならどこが安い?購入先を徹底比較 →も参考にしてみてください。

申請方法と必要書類|共同申請の流れ

2024年10月以降、東京ゼロエミポイントの申請方法は大きく変わりました。以前は購入者自身がポイントを商品券に交換する方式でしたが、現在は販売店との共同申請制になっており、購入者の手間はぐっと減っています。

ステップ内容
1登録販売店で対象冷蔵庫を選び、購入手続きを行う
2店頭で「共同申請規約」に同意し、本人確認書類を提示する
3長期使用家電からの買い替えの場合は、製造年が分かる銘板の写真と設置前の状態が分かる写真を提出する
4販売店が申請書類を作成・提出し、購入時にポイント分がその場で値引きされる

出典:東京ゼロエミポイント公式(事業概要)ペイマスターガイド

こんな理由でポイントが受け取れないケースが報告されています。購入前にチェックしておきましょう。

  • 型番が公式の対象製品リストに掲載されていない
  • 省エネ基準達成率が条件(100%または105%)に届いていない
  • 都外に設置した、または中古品を購入した
  • 長期使用家電区分で必要な設置写真の提出を忘れた
  • 購入から時間が経ちすぎて申請期限を過ぎてしまった

出典:ペイマスターガイド(失敗例)

東京ゼロエミポイントはいつまで?申請期限と延長情報

2026年7月時点での申請期限は、通常買い替え・長期使用家電からの買い替え・新規購入のいずれも令和6年(2024年)10月1日から令和9年(2027年)3月31日までとなっています。

もともとこの制度には終了時期の噂もありましたが、2026年2月18日に東京都環境局から「新規高効率家電等購入支援事業」の延長が正式に発表され、令和8年度まで実施が継続されることが確定しました。「そろそろ終わってしまうのでは」と買い替えを迷っていた方は、この機会に検討してみてもよさそうです。

なお、満65歳以上または障害者手帳をお持ちの方向けのエアコン特例(★3.0以上のエアコン購入で一律80,000ポイント)は令和7年8月30日開始で、こちらも期限は同じく令和9年3月末です。

いずれの区分も、年度の予算が上限に達した時点で受付が終了する可能性があります。期限までまだ余裕があるからと後回しにせず、購入を決めたタイミングで早めに申請するのがおすすめです。

【プライシー独自】ポイント差引後の実質価格でお得度を判断する

ここまででポイント額の仕組みは分かってきたと思いますが、結局のところ気になるのは「実際にいくらで買えるのか」ですよね。ポイントはあくまで値引きなので、実質的な負担額 = 実売価格 − ポイント額で考える必要があります。

たとえば実売価格60,000円の251L未満クラスの冷蔵庫を通常買い替えで購入した場合、ポイント14,000円分が差し引かれるので、実質的な負担額は46,000円という計算になります。同じ冷蔵庫を長期使用家電(15年以上使用・達成率105%以上)の区分で購入できれば、差し引かれるのは20,000円分なので、実質40,000円まで下がる計算です。実売価格は日々変動するので、「今の実売価格はいくらか」を確認したうえで、上の早見表のポイント額を当てはめてみるのが一番確実です。

下のカードでは、代表的な容量帯の現行モデルをいくつかピックアップし、プライシーの価格チャートで実売価格の推移を確認できるようにしました。気になるモデルがあれば、価格推移とあわせてチェックしてみてください。

下記はいずれも各容量区分の代表的なモデルです。個々の型番が東京ゼロエミポイントの対象製品リストに現在も掲載されているかは変動するため、購入前に必ず公式の対象製品検索で型番を確認してください。

251L未満|一人暮らし向け

通常買い替えで14,000円分、長期使用家電(達成率105%以上)なら20,000円分が目安です。

251L以上501L未満|家族向け

通常買い替えで16,000円分、長期使用家電(達成率105%以上)なら最大40,000円分が目安です。

実売価格は季節やセール時期によっても変動します。「ポイントを使うタイミング」と「そもそも冷蔵庫が安くなる時期」を組み合わせられれば、さらにお得に買い替えられる可能性があります。買い時が気になる方は関連記事冷蔵庫が安い時期はいつ?年5回の買い時を解説 →もあわせてご覧ください。

よくある質問

ネット通販でも東京ゼロエミポイントは使えますか?

登録された販売店であれば、量販店の店頭だけでなく通販サイトでの購入でも同額のポイントが付与されます。Amazon.co.jpにも東京ゼロエミポイント対象商品の専用カテゴリがありますが、登録店の要件や申請の流れは購入時点で必ず確認してください。

型落ち品でも対象になりますか?

型番が古いかどうかではなく、公式の対象製品検索に掲載されているかどうかが基準です。型落ちでも掲載されていれば対象になりますし、逆に新しいモデルでも省エネ基準を満たしていなければ対象外になります。購入前に必ず型番で検索しましょう。

一人暮らし用の小型冷蔵庫でも対象になりますか?

なります。251L未満の区分が用意されているので、一人暮らし向けの小型冷蔵庫も対象です。ただし省エネ基準達成率の条件は満たす必要があります。

エアコンや給湯器と同時に申請できますか?

エアコン・給湯器・LED照明器具も同じ制度の対象家電です。それぞれ要件を満たせば申請できますが、複数申請時の細かい運用は登録店や事務局に確認しておくのがおすすめです。

もらったポイント分は確定申告が必要ですか?

公式サイトに明確な記載が見当たらないため断定はできませんが、一時所得として扱われる可能性があります。心配な場合は税務署や公式コールセンターに確認しておくと安心です。

まとめ

この記事のポイント

  • 東京ゼロエミポイントは冷蔵庫の買い替えでその場で値引きが受けられる都の制度。2026年2月に延長が発表され、令和9年3月末まで継続中
  • ポイント額は容量区分(251L未満/251〜501L未満/501L以上)と買い替えパターンで変わり、15年以上使った長期使用家電からの買い替えが最もお得
  • 対象製品かどうかは公式の対象製品検索で型番を確認するのが確実
  • 実質的な負担額は「実売価格−ポイント額」で計算できる。価格チャートで実売価格の推移も確認しておきたい

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