「デビットカードって難しそう」と思っていませんか?実は、銀行口座さえあれば審査なしで作れるのがデビットカードの大きな特徴です。この記事では、初めてデビットカードを作る方に向けて、申込条件・選び方・具体的な手順をステップ形式でわかりやすく解説します。
① 条件:銀行口座を持っていること・原則15歳以上(中学生除く)・審査なし② 申込方法:Web・アプリ・窓口の3経路から選べる
③ 発行期間:通常1〜2週間でカードが届く(即日は窓口のみ)
デビットカードを作る前に確認する2つの条件
デビットカードを作るには、クレジットカードのような審査がありません。その代わり、次の2つの条件を満たしていることが前提になります。
① 銀行口座を持っていること
デビットカードは、支払いの瞬間に銀行口座から直接引き落とされる仕組みです。そのため、口座残高がそのまま利用限度額になります。もし口座を持っていない場合も心配いりません。銀行への口座開設とデビットカードの申込を同時に行えることがほとんどです。
② 年齢条件(原則15歳以上・中学生を除く)
多くの銀行でデビットカードの申込は原則15歳以上・中学生除くが条件です。高校生は申込可能なケースが多いですが、未成年の場合は親権者の同意が必要な銀行もあります。なお、楽天銀行デビットカードは16歳以上と、銀行によって年齢条件が異なるため、申込前に必ず確認しましょう。
クレジットカードは「後払い」のため、返済能力の審査が必要です。一方、デビットカードは「即時払い」のため、口座残高を超えた金額は利用できません。だから与信審査が不要なのです。
必要な持ち物としては、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類を用意しておきましょう。
【4ステップ】デビットカードの作り方
条件を確認したら、あとは手順に沿って申し込むだけです。基本的なフローは次の4ステップです。
どの銀行のデビットカードを作るか決めましょう。ポイント還元率・国際ブランド(Visa・Mastercard・JCBなど)・キャッシュカード一体型か単体型かを比較して選ぶのがおすすめです。すでに口座を持っている銀行に対応するデビットカードがあれば、最もスムーズに進められます。
希望するデビットカードに対応する口座をまだ持っていない場合は、まず口座開設から始めます。現在はスマホアプリで完結する銀行も多く、最短即日で口座が開設できるところもあります。口座がすでにある方はSTEP 3へ進んでください。
申込経路はWeb・アプリ・窓口・郵送の4種類ありますが、基本的にはWebまたはアプリが手軽でおすすめです。ログイン後のマイページや口座アプリから申し込める銀行が多く、書類のアップロードもスマホカメラで完結します。
カードは簡易書留(転送不要)で届きます。受け取ったら、まず裏面のサインパネルに署名しましょう。これをしないと、店舗でのサインが必要な決済時に問題が起きる場合があります。また、銀行によっては専用アプリのダウンロードやWeb会員登録が必要なケースもあります。利用明細の確認や残高通知のために、初期設定まで済ませておくと安心です。
ネット銀行はアプリから口座開設とデビットカードの申込を同時に手続きできることが多く、初めてデビットカードを作る方に特に便利です。
デビットカードの種類と選び方
デビットカードには複数の種類があります。「どれを選べばいいかわからない」という方のために、それぞれの特徴を整理しました。
J-Debitとブランドデビットの違い
デビットカードは大きく2種類に分かれます。
| 種類 | 特徴 | ネット決済 | 海外利用 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| J-Debit | キャッシュカードをそのまま利用 | ❌ 不可 | ❌ 不可 | ❌ なし |
| ブランドデビット | Visa・Mastercard・JCBのネットワーク利用 | ✅ 可 | ✅ 可 | ✅ 銀行により付与 |
J-Debitは国内実店舗のみ対応でポイントがつかないのに対し、ブランドデビットは国際決済ネットワークを使うため国内・海外・ネットショッピングの幅広い場面で使えます。これからデビットカードを作るなら、ブランドデビットを選ぶのが主流です。
Visa・Mastercard・JCBの選び方
ブランドデビットの国際ブランドは、主にVisaとMastercardが使いやすいでしょう。VisaはMastercardよりも世界シェアが約15%高く、世界約1億5,000万か所の店舗で利用できます。海外旅行や海外ショッピングをよく利用する方はVisaが安心感があります。JCBは日本発祥のブランドで国内への最適化が強みですが、対応店舗数は世界約7,100万か所(2025年9月時点)とVisaよりやや少なめです。
キャッシュカード一体型か単体型か
多くの銀行では、キャッシュカードとデビットカードが一体になった「一体型」が提供されています。財布がかさばらず管理しやすいのがメリットです。一方、メインバンクとは別にデビット専用カードを使いたい場合は「単体型」を選ぶのもよいでしょう。
主要デビットカード比較(2026年4月時点)
各銀行のデビットカードを年会費・ポイント還元率・申込年齢で比較しました。特に還元率の差は長期的な利用でじわじわ影響してきますよね。
| カード名 | 発行銀行 | 年会費 | 還元率 | ブランド | 申込年齢 |
|---|---|---|---|---|---|
| Point+(Mastercard) | 住信SBIネット銀行 | 無料 | 1.25% | Mastercard | 15歳以上 |
| 楽天銀行デビット | 楽天銀行 | 無料 | 1.00% | Visa/JCB/Mastercard | 16歳以上 |
| デビットカード(Mastercard) | 住信SBIネット銀行 | 無料 | 0.80% | Mastercard | 15歳以上 |
| Sony Bank WALLET | ソニー銀行 | 無料 | 0.50%〜最大2.00%※ | Visa | 15歳以上 |
| りそなデビットカード | りそな銀行 | 無料 | 0.50% | Visa | 15歳以上 |
| Oliveフレキシブルペイ(一般) | 三井住友銀行 | 無料 | 0.50% | Visa | 規定あり |
| 三菱UFJデビット | 三菱UFJ銀行 | 無料 | 0.20% | Visa/JCB | 15歳以上 |
| みずほJCBデビット | みずほ銀行 | 無料 | 0.20〜0.40% | JCB | — |
※ ソニー銀行は残高・取引条件によるステージ制。出典:マイベスト(2026年4月時点)
デビットカードは即日発行できる?
「すぐに手元で使いたい!」という方は気になるポイントですよね。結論から言うと、即日でカードを受け取れるのは現在りそなグループの窓口申込のみです。
一部のネット銀行では、物理カードの到着前にバーチャルカード番号でオンラインショッピングに使えるサービスを提供しています。詳細は各銀行のサービス内容をご確認ください。
デビットカードを作る際の注意点
便利なデビットカードですが、クレジットカードとは異なる制限がいくつかあります。使い始める前に把握しておきましょう。
分割払い・リボ払いができない
デビットカードは利用時に口座から即時引き落とされるため、分割払いやリボ払いには対応していません。支払いは常に一括のみです。大きな買い物を少しずつ払いたい場合はクレジットカードの方が向いています。ただし、これを「使いすぎを防ぐメリット」と考える方も多いです。
使えない場所がある(ETC・ガソリンスタンド等)
即時引き落としの仕組み上、後払いや与信確認が必要なシーンでは使えないことがあります。
口座残高が利用限度額(残高不足で決済不可)
口座残高を超えた金額の決済はできません。例えば残高が500円しかない場合、1,000円の買い物は決済が拒否されます。普段から残高を意識しておくことが大切です。デビットカードを持ったら、定期的に残高を確認する習慣をつけておきましょう。
よくある質問
はい、多くの銀行で高校生(15歳以上・中学生除く)でも申込可能です。ただし、未成年者は親権者の同意が必要なケースがあります。楽天銀行は16歳以上など、銀行によって最低年齢が異なるため、申込前に公式サイトで確認しましょう。
原則として審査はありません。デビットカードは後払いではなく口座残高から即時引き落とされるため、クレジットカードのような与信審査が不要です。銀行口座の開設審査(本人確認・マネーロンダリング対策)は行われますが、返済能力の審査ではありません。
最大の違いは「支払いのタイミング」です。目的に応じて使い分けることが一般的です。
| デビットカード | クレジットカード | |
|---|---|---|
| 支払タイミング | 即時引き落とし | 翌月以降(後払い) |
| 支払方法 | 一括払いのみ | 一括・分割・リボ |
| 審査 | 原則なし | あり |
| 申込年齢 | 15歳以上(銀行による) | 18歳以上が一般的 |
| 利用限度額 | 口座残高まで | 与信枠による |
現状、即日でカードを受け取れるのはりそなグループの店頭窓口申込(最短約30分)が代表的です。Web・アプリ申込の場合は通常1〜3週間かかります。お急ぎの方はりそな銀行の窓口へ直接出向くか、一部ネット銀行が提供するバーチャルカードを活用する方法もあります。
まとめ:デビットカードの作り方チェックリスト
デビットカードを作るための確認ポイント
- 条件確認:銀行口座あり・15歳以上・本人確認書類あり
- カード選び:ポイント還元率とブランドを比較(コスパ重視なら住信SBIの1.25%か楽天銀行の1%)
- 申込方法:Web・アプリ申込が最も手軽(発行まで1〜2週間)
- カード到着後:まず裏面に署名してから使い始めよう
- 注意点:ETC・ガソリンスタンドは使えない場合があるので事前確認を
デビットカードは審査なし・年会費無料で作れる手軽さが魅力です。ポイント還元率も最大1.25%と、クレジットカードと遜色ないものも増えています。日々の買い物の見直しに、プライシーアプリも活用してみてください。
