楽天モバイルは月額最安968円(家族割適用時)から使える格安キャリアですが、「誰にでも向いている」わけではありません。使い方や生活スタイルによっては、乗り換えた後に後悔してしまうケースもあります。この記事では、楽天モバイルが向いていない人の特徴を具体的な数字とともに解説します。「自分に当てはまるかどうか」をチェックしながら読んでみてください。

結論
楽天モバイルが向いていない人の特徴
  • 地下・屋内・田舎でスマホをよく使う人
  • 月のデータ使用量が3GB〜20GB台で安定している人
  • 楽天経済圏(楽天市場など)をほとんど使っていない人
  • 仕事・業務で通信の途切れが絶対に許されない人
  • キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)を使い続けたい人
  • 通話音質や接続安定性を重視する人

それぞれ「なぜ向いていないのか」「どう判断すればよいか」を、以下で詳しく説明します。

地下・屋内・田舎でスマホを多く使う人

楽天モバイルは自社の電波網(楽天回線)を独自に構築してきたキャリアです。近年はエリア拡大が続いており、2024年6月27日にはプラチナバンド(700MHz帯/Band 28)の商用サービスを東京都から順次開始しました。プラチナバンドは障害物を通り抜けやすい周波数帯で、建物の中や地下でも電波が届きやすいというメリットがあります。

ただし、プラチナバンドは「基地局を設置すれば即カバー」ではなく、基地局拡大中の現時点では、場所によってまだ弱い部分が残っています。ドコモやソフトバンクが長年かけて積み上げてきた屋内カバレッジに、まだ追いつけていないエリアが存在するのが実情です。

プラチナバンド導入後でも注意が必要な場所

ユーザーアンケートの声や各種レビューから、楽天モバイルが特につながりにくいと報告されている場所をまとめました。

場所状況
地下街・地下鉄最も多い不満報告。地下深い場所では他社との差が出やすい
ショッピングモール屋内コンクリート造の大型施設内で弱いとの報告
電車内(ラッシュ時)接続が不安定になるケースあり
コンクリート造ビルの内部地下・地上問わず繋がりにくい場合がある
山間部・地方の一部楽天回線エリア外は注意が必要
⚠️ 2026年9月30日:auパートナー回線が終了予定

楽天モバイルはエリア外補完のためauのパートナー回線を利用してきましたが、2026年9月30日に終了予定です。終了後は楽天自社回線のみでのカバーとなるため、田舎・郊外在住の方は特に注意してください。

なお、楽天モバイルは2026年2月に「つながりやすさ強化宣言2026」を発表し、地下鉄・私鉄地下区間のネットワーク強化を計画しています。今後の改善には期待できますが、現時点では地下や屋内をよく使う方には他社のほうが安心感があります。

⚠️ 時間帯による速度低下にも注意

電波の繋がりやすさだけでなく、昼12〜13時・朝夕のラッシュ時間帯(8〜9時、17〜19時)は回線が混雑して速度が落ちるという報告が多くあります。人が密集する駅や商業施設では、エリア内でも実際の速度体感が悪くなるケースがあります。

自分のエリアを確認する方法

1

楽天モバイル公式サイトの「サービスエリアマップ」にアクセスする

2

自宅・職場・よく行く場所の住所を入力して楽天回線カバー状況を確認する

3

「楽天回線エリア(屋外)」と「楽天回線エリア(屋内)」を両方チェックする(屋外はOKでも屋内が弱い場所がある)

4

確認後、不安な場合は楽天モバイルのお試し期間(最強プランの15日間使い放題)やデュアルSIM運用(後述)で実地テストするのがおすすめです

月のデータ使用量が3GB〜20GBで安定している人

楽天最強プランは使用量に応じた自動段階制です。「無制限だから安い」と思われがちですが、月の使用量が3GB〜20GB台で安定している人にとっては、他社の方が安いケースがあります。

データ使用量別・他社との料金比較

キャリア / プラン月3GB前後月10GB前後月30GB超・無制限通話
楽天最強プラン 1,078円
(家族割968円)
2,178円
(家族割2,068円)
3,278円(無制限)
(家族割3,168円)
Rakuten Link経由で無料(※)
LINEMO(ソフトバンク系) 990円(3GB) 2,090円(10GB) 2,970円(30GB) 5分かけ放題込み(30GBプランのみ)
ahamo(ドコモ系) 2,970円(30GB) 5分かけ放題込み
povo2.0(au系) 990円(3GB/30日) 別途オプション
IIJmio(格安SIM) 850円〜 1,500円前後〜 2,000円前後〜 11円/30秒(別途)

※Rakuten Link未使用時は30秒22円。すべて税込。2026年7月時点の情報。料金は楽天モバイル公式LINEMO公式・各社公式サイトより。

たとえば毎月3GBしか使わない方の場合、LINEMOが990円(税込)なのに対して楽天最強プランは1,078円(税込)です。毎月88円、年間では約1,000円の差になります。さらにIIJmioなどのMVNO(格安SIM)を選べば、もっと低コストで運用できます。

📌 ポイント:楽天の「無料通話」は本当に無料?

楽天最強プランの国内通話無料はRakuten Linkアプリ経由が前提です。標準の電話アプリから発信すると30秒22円の通話料が発生します。「通話無料で安い!」と思って契約したのに、気づかずに通話料がかさんでしまうケースがあるので注意してください。

20GBを超えるなら話は変わる

一方、毎月20GBを大きく超えるヘビーユーザーの方には楽天最強プランは魅力的です。楽天は20GB超からは一律3,278円(税込)の完全無制限。動画をよく見たり、テザリングを頻繁に使ったりする方にとっては、上限を気にせず使えるのは大きなメリットです。

楽天経済圏をほとんど使っていない人

楽天モバイルを契約すると、楽天市場でのお買い物ポイントが+4倍(合計5倍)になるSPU(スーパーポイントアッププログラム)の特典があります。毎月の料金を実質的に抑えたいなら、この特典をうまく活用できるかどうかが鍵です。

SPU+4倍の恩恵を具体的に試算すると

SPUの月間上限は2,000ポイント(税抜5万円の買い物まで)です。つまり、楽天市場で毎月5万円以上買い物をする方は最大2,000円相当のポイント還元を受けられる計算になります。

楽天市場での月間買い物額(税抜)SPU+4倍の還元額(目安)楽天モバイルのメリット感
5万円以上約2,000ポイント(上限)◎ 非常に大きい
3万円約1,200ポイント○ 十分なメリット
1万円約400ポイント△ 小さい
ほとんど使わない(5,000円未満)200ポイント以下✕ SPUの恩恵がほぼない

楽天市場でほとんど買い物をしない方にとって、SPU特典はほぼ意味がありません。そうした場合、LINEMOやIIJmioなどコストが低いキャリアを選んだほうがシンプルに節約になることが多いです。

楽天市場以外でも楽天ポイントが使えるケース

楽天ポイントは楽天市場だけでなく、マクドナルド・ミスタードーナツ・ファミリーマート・ビックカメラ・楽天ペイ加盟店など日常のさまざまな場所で使えます。もし楽天ペイをよく使う方や楽天カードで普段の支払いをまとめている方は、楽天経済圏をある程度活用できているといえるでしょう。

「楽天市場は使わないけれど楽天カードをメインカードにしている」という方は、楽天モバイルを契約することでカードのSPUも上乗せされます。トータルのポイント還元率で考えると、思ったよりお得になるケースもあるので、一度楽天SPU全体の倍率を確認してみてください。

仕事・業務で通信の途切れが絶対に許されない人

営業職・フリーランス・リモートワークなど、スマホの通信が仕事に直結する方にとって、通信の途切れは致命的なリスクになります。楽天モバイルは前述の通り、エリアによってはまだ不安定な場所があります。「今の電話が繋がらなかったら仕事にならない」という場面が多い方には、現時点での楽天モバイル1本運用はリスクがあります。

メイン1本で使うリスクとデュアルSIM解決策

ただし、「楽天モバイルを完全にあきらめる必要はない」という選択肢もあります。それがデュアルSIM運用です。

💡 デュアルSIM運用でコスト削減しながら安定性を確保

楽天モバイル(データ)+ドコモ/au/SoftBankのサブ回線(通話・緊急時のデータ補完)の組み合わせが人気です。楽天モバイルは繋がる場所では無制限データを使い、繋がらない場所ではサブ回線に切り替えるという使い方ができます。

例:楽天最強プラン(〜3GB帯で使う場合1,078円)+ povo2.0の低容量トッピング運用なら、月2,000〜3,000円台で2回線を維持できます。

また、楽天モバイルの料金は2026年も変動があります。最新のコスト動向は以下の記事でご確認ください。

キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)を引き続き使いたい人

@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpなどのキャリアメールアドレスは、銀行・学校・保険などの各種サービスに登録しているケースが多く、手放すのが不安という方も多いですよね。楽天モバイルへ乗り換えると、現在のキャリアメールは原則として使えなくなります。

📌 楽天モバイルのメールアドレス

楽天モバイルには独自のメールサービス「楽メール(@rakumail.jp)」があり、楽天最強プラン契約者は追加料金なしで利用できます。ただし、これはキャリアメールとは別物です。

⚠️ Rakuten Linkで通話できない番号がある

Rakuten Linkの無料通話には対象外の番号があります。(0570)などから始まるナビダイヤル・一部のフリーダイヤル・特番(188など)への発信は有料です(30秒22円)。仕事でこれらの番号に電話する機会が多い方は注意しましょう。

乗り換え前にやっておくべきメール移行の手順

2

GmailやiCloudメールなどに乗り換える:無料で使えて、端末やキャリアに縛られないGmailやiCloudへ移行するのが長期的に最もリスクが少ない選択肢です。

3

各サービスのメールアドレスを事前に変更しておく:銀行・保険・ショッピングサイトなど、キャリアメールを登録しているサービスを洗い出して、乗り換え前に新しいアドレスへ変更しておきましょう。

準備を整えれば、キャリアメールの問題は解決できます。ただし「面倒な手続きなしにそのまま使い続けたい」という方には、乗り換えのハードルになることは事実です。

向いていない人はどのキャリアを選ぶべきか

「楽天モバイルは向いていないとわかった。では、どこに乗り換えればよいか?」という疑問に答えます。利用スタイル別におすすめのキャリアを整理しました。

用途別おすすめ代替キャリア比較

こんな方におすすめキャリア理由
電波・エリアを最優先したい ahamo(ドコモ系) ドコモのネットワークを使うため国内最広水準のエリア。30GB+5分かけ放題で2,970円(税込)
iPhoneユーザーで安定感が欲しい LINEMO(ソフトバンク系) 3GB 990円〜、10GB 2,090円〜でコスパ良し。SoftBankエリアが使える
月3GB以下でとにかく安くしたい IIJmio・MVNO各社 月850円〜と最安水準。ドコモ or au回線を選べる
必要なときだけトッピングしたい povo2.0(au系) 基本料0円で使いたい時だけデータを追加。3GB/30日間990円から
家族で乗り換えてコストを下げたい UQモバイル(au系) 家族割適用で月額コストを抑えやすい。auの安定したエリア

格安キャリアに乗り換える際は、SIMフリースマートフォンがあると選択肢が広がります。プライシーでは主要SIMフリーモデルの価格推移を追跡しています。乗り換えのタイミングで端末も新調したい方は、以下の価格チャートを参考にしてみてください。

逆に、楽天モバイルが向いている人の特徴

「向いていない人」を紹介してきましたが、逆に楽天モバイルが非常に向いているケースもあります。

  • 楽天市場で毎月1万円以上買い物する方:SPU+4倍の恩恵が大きく、月額料金が実質的に低くなる
  • 月20GBを超えるヘビーデータユーザー:3,278円(税込)で完全無制限。上限なしに動画やテザリングを使える
  • 都市部在住でエリアに問題ない方:主要都市ではカバレッジが充実しており、日常生活で不満を感じにくい
  • 楽天カード・楽天銀行など楽天経済圏を積極活用している方:SPU全体での還元率が上がり、コスパが大きく向上する
  • 通話はRakuten Linkや他のアプリ(LINE通話など)で済む方:実質的な通信費を大幅に節約できる

特に楽天経済圏ヘビーユーザーには、楽天モバイルを使わない理由がないくらいお得になるケースもあります。「向いていない人の特徴に当てはまらなかった方」は、一度試してみる価値は十分あります。

楽天モバイルを検討するなら知っておきたいこと

  • 申し込みはオンラインで完結、最短当日発送
  • MNP(番号そのまま)での乗り換えも対応
  • 三木谷社長紹介キャンペーンなどでさらにお得になる場合も
  • プラチナバンド対応機種かどうかは公式で確認を

よくある質問

楽天モバイルが向いていない人の特徴をひと言で教えてください

電波が弱い場所をよく使う人、月のデータ使用量が3〜20GB台で安定している人、楽天経済圏をほとんど使わない人、仕事で通信安定性が絶対に必要な人が主な対象です。自分に当てはまるかどうか、この記事の各セクションでチェックしてみてください。

楽天モバイルのプラチナバンドで建物の中でも繋がるようになりましたか?

2024年6月から700MHz帯(Band 28)のプラチナバンドサービスが始まり、屋内・地下への電波浸透性は改善が進んでいます。ただし、基地局拡大は現在進行中であり、地下街・ショッピングモール屋内など場所によってはまだ弱いエリアも残っています。公式のエリアマップで確認することをおすすめします。

月のデータ使用量が少ない人は楽天モバイルより他社の方が安いですか?

月3GB前後の方は、LINEMO(990円)やIIJmio(850円〜)の方が楽天最強プラン(1,078円)より安いケースがあります。月20GBを超えるヘビーユーザーは楽天の無制限プランがコスパ良好です。自分の使用量に合ったプランを比較してみましょう。

楽天市場をほとんど使わないと楽天モバイルは損ですか?

楽天モバイルのSPU特典(楽天市場でポイント+4倍)は、楽天市場でほとんど買い物をしない方には恩恵がほぼありません。月間購入額が少ない場合、他社の方が純粋にコストが安くなることが多いです。

Rakuten Linkを使わないと通話料はかかりますか?
楽天モバイルを解約した後もキャリアメールは使えますか?

楽天モバイルの解約では「キャリアメール持ち運び」の対象外となるため、@rakumail.jpアドレスは引き継げません。現キャリア(docomo・au・SoftBankなど)から楽天モバイルへ乗り換える場合は、乗り換え前に各キャリアの「キャリアメール持ち運びサービス」を申し込むと月額330円(税込)で継続利用できます(解約から31日以内の申込が必要)。

業務用スマホに楽天モバイルを使っても大丈夫ですか?

エリアと通話品質のリスクがあるため、業務のメイン回線としての単独利用は慎重な判断が必要です。デュアルSIMでサブ回線として使う(ドコモ系をメイン+楽天でデータ補完)か、通信が安定しているahamo・LINEMOを業務用に選ぶ方が安心です。

楽天モバイルが向いている人はどんな人ですか?

楽天市場で毎月1万円以上買い物する方、月20GB超のヘビーデータユーザー、都市部在住でエリアに不安がない方、楽天カードや楽天銀行など楽天経済圏を積極活用している方です。これらに当てはまる方はコスパが非常に高くなります。

まとめ:乗り換え前に自分のスタイルをチェックしよう

楽天モバイルが向いていない人チェックリスト

  • 地下・屋内・田舎でスマホをよく使う(電波が弱い可能性)
  • 月のデータ使用量が3〜20GB台で安定している(他社の方が安い場合あり)
  • 楽天市場などをほとんど使わない(SPU恩恵が少ない)
  • 仕事でスマホ通信が途切れると困る(エリア不安があるため)
  • キャリアメールをそのまま使い続けたい(乗り換えで使えなくなる)
  • 通話の音質・安定性を最重視する(Rakuten LinkはVoIP方式)

一つでも当てはまる項目があった方は、乗り換え前に代替キャリアを比較してみることをおすすめします。プライシーでは格安SIMの料金情報や端末価格のチャートを公開していますので、比較検討の参考にしてください。

逆に、楽天経済圏をフル活用していて月20GB以上使う方には、楽天モバイルは依然として非常にコスパの高い選択肢です。自分のライフスタイルと照らし合わせて判断してみてください。

端末の買い時をプライシーでチェック

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