味の素グループは2022年以降、毎年のように値上げを実施しています。うま味調味料「味の素®」から冷凍ギョーザ、マヨネーズ、コーヒーまで、幅広い製品で価格改定が続いています。この記事では、各製品カテゴリの値上げ時期・幅・理由を時系列で整理し、今後の見通しや節約術もあわせて解説します。
【2026年最新】味の素の値上げ概要
2026年に入ってからも、味の素グループの値上げは続いています。4月には主力商品のマヨネーズが3年ぶりの価格改定、6月にはスナックスープ類が15〜17%という大幅な値上げとなりました。さらに8月には業務用を中心に191品種の値上げが控えており、外食・中食の価格にも影響が広がりそうです。
| 実施時期 | 製品カテゴリ | 主な対象 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 2026年4月 | マヨネーズ | ピュアセレクト等21品(家庭・業務用) | 約6〜10% |
| 2026年6月 | スナックスープ・ソース | スープDELI等10品・Rumic 2品 | 約15〜17% |
| 2026年8月(予定) | 業務用 調味料・加工食品等 | うま味調味料・スープ・ドレッシング等 191品種 | 約3〜30% |
⚠️ 2026年8月の業務用値上げは飲食店・給食・加工食品メーカーへの影響が大きい改定です。外食の価格転嫁が進む可能性があります。
味の素の値上げ履歴一覧(2022〜2026年)
「また値上がりした」と感じることが多くなっていますよね。実は味の素グループは2022年以降、複数の製品カテゴリで毎年価格改定を実施しています。下の表では、公式プレスリリースに基づいて全ての価格改定を1つの一覧表にまとめました。
| 実施日(納品分) | 製品カテゴリ | 主な対象製品 | 値上げ幅 | 主な理由 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年6月1日 | 家庭用うま味調味料 | 「味の素®」「うま味だし・ハイミー®」 | —(第1回目) | 主原料価格高騰 |
| 2023年1月1日 | 家庭用うま味調味料・アミノバイタル | 「味の素®」4品種・「ハイミー®」3品種・「アミノバイタル®」7品種 | 約2〜16% | 原燃料・包材費・物流費高騰 |
| 2023年6月1日 | 家庭用スープ等 | スープ製品等 | 約5〜20% | とうもろこし等原料高・燃料費・物流費高騰 |
| 2024年1月1日 | 業務用調味料 | コンソメ等39品 | 約3〜23% | 原材料・燃料価格高騰 |
| 2024年8月1日 | 家庭用中華調味料 | Cook Do・丸鶏がらスープ・中華あじ・おかゆ等 | —(公式発表) | 原料・包材・物流費高騰 |
| 2025年3月1日 | 冷凍食品(家庭用) | 全54品(ギョーザ・チャーハン等) | 約3〜10% | 原材料・物流費高騰 |
| 2025年3月1日 | 冷凍食品(業務用) | 全395品 | 約3〜20% | 同上 |
| 2025年6月1日 | 家庭用おかゆ・スープ | 味の素KKおかゆ6品・スープDELI 5品 | 約10〜11% | 米・野菜価格高騰・包材費上昇 |
| 2025年10月1日 | AGFコーヒー製品 | ブレンディポーション12品種・マリーム9品種 | 約25〜35% | コーヒー豆原料高騰・円安・製造コスト上昇 |
| 2026年1月1日 | 家庭用アミノ酸含有食品 | 「アミノバイタル®」「ノ・ミカタ™」等 | 約4〜8% | 原材料・包材費・加工費の上昇 |
| 2026年2月2日 | 冷凍食品・業務用米飯類 | チャーハン等19品 | 15〜25% | 原料米価格上昇 |
| 2026年4月1日 | マヨネーズ | ピュアセレクト等21品(家庭・業務用) | 約6〜10% | 鶏卵等原材料・物流費・人件費上昇 |
| 2026年6月1日 | スナックスープ・ソース | スープDELI等10品・Rumic 2品 | 約15〜17% | 原料価格上昇 |
| 2026年8月1日(予定) | 業務用調味料・加工食品等 | うま味調味料・スープ・ドレッシング等 191品種 | 約3〜30% | 原料・包材・物流費・人件費上昇 |
📌 ハイライト行が2026年に実施・予定されている値上げです。2022年以降、毎年2〜3回のペースで価格改定が続いているのがわかります。
なぜ味の素は毎年値上げするの?3つの理由
なぜ毎年のように値上げが続くのでしょうか。味の素の公式発表によると、値上げの理由は毎回ほぼ共通しています。3つの主因を見ていきましょう。
味の素は「常に価値ある製品を適正な価格で提供することを基本姿勢としており、生産の合理化・効率化に最大限努めてきた」としつつ、企業努力の範囲内でのコスト吸収が困難なため値上げに踏み切っています。値上げが続く背景には、輸入原材料依存と円安という構造的な問題があります。短期間での解消は難しい状況です。
製品カテゴリ別の値上げ詳細
味の素グループの製品は複数のカテゴリに分かれています。普段使いの製品がどのカテゴリに入るか確認してみてください。
うま味調味料「味の素®」「うま味だし・ハイミー®」
「味の素®」本体は、2022年6月に第1回目の値上げが実施され、続けて2023年1月には約2〜16%の再値上げが行われました。家庭でよく使う50g袋は、2023年1月以降に店頭で192円前後から205円前後へと上昇しています(税込み・店頭想定価格)。
主原料である「グルタミン酸」はサトウキビの糖蜜から発酵で作られており、砂糖・エタノール等の原料価格上昇が直撃します。円安が進んだ局面では輸入コストも増加し、複合的な値上げ圧力となっています。
冷凍食品(ギョーザ・チャーハン)
味の素冷凍食品は、2025年3月1日から家庭用54品・業務用395品を一斉値上げしました。値上げ幅は家庭用で約3〜10%、業務用で約3〜20%と製品によって幅があります。人気の「ギョーザ」や「ザ★チャーハン」もこの対象です。
さらに業務用米飯類は2026年2月に15〜25%という大幅な追加値上げが実施されました。コメの価格高騰が直撃しているのは、最近のニュースでも話題になっていますよね。
マヨネーズ(ピュアセレクト)
味の素の「ピュアセレクトマヨネーズ」は、2026年4月1日納品分より約6〜10%値上げされました。3年ぶりの価格改定で、主な要因は鶏卵相場の継続的な上昇です。家庭用・業務用あわせて21品種が対象です。
鶏卵は「物価の優等生」と呼ばれるほど安定していた食材でしたが、鳥インフルエンザの影響や飼料代の上昇を経て、価格が高止まりしています。マヨネーズの値上げはその影響を最も受けやすいカテゴリのひとつですね。
AGFコーヒー(ブレンディ・マリーム)
味の素AGF株式会社は、2025年10月1日よりポーションタイプ濃縮コーヒー12品種とクリーミングパウダー「マリーム®」9品種を値上げしました。値上げ幅は約25〜35%と、他カテゴリと比べても大幅な改定となっています。コーヒー豆の原材料高騰と円安の影響が直撃した形です。
インスタントコーヒーも同様に2024年初頭から複数メーカーで値上げが相次いでいます。「毎朝のコーヒーが値上がりした」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今後の見通し|2026年以降も値上がりは続く?
残念ながら、短期間で値上げが収束する見込みは立っていません。2026年8月には業務用191品種の大規模な値上げが予定されており、外食・中食の価格転嫁が続く可能性があります。
💡 プラスの側面も:味の素の中村社長は「値上げはもう謝らない」という姿勢を示しており、適正な価格設定が働く人の賃上げにもつながるという考え方も広がっています。値上げを単純に「悪いこと」として捉えるのではなく、経済の変化として受け止める視点も大切ですね。
帝国データバンクの調査によると、2026年の食品値上げ品目数は前年比約3割減の1.5万品目が見込まれています。「値上げラッシュのピークは越えた」という見方もありますが、原材料費・物流費・人件費の3重苦は継続しており、月間数百〜千品目規模の値上げが常態化する見通しです。
値上げに備える節約術
値上がりが続く中でも、賢く購入することで家計への影響を抑えることができます。3つの方法を紹介しましょう。
① 値下がり通知アプリを活用する
プライシーアプリ(iOS / Android)を使うと、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなど複数ECの価格を横断比較し、値下がりやクーポン発生時にプッシュ通知を受け取れます。値上がりした商品ほどセール時の値下がり幅が大きくなる傾向があり、安くなったタイミングでまとめ買いするのが効果的です。
② 値上げ前に適量をまとめ買いする
値上げの実施日が事前に発表されている場合は、改定前にまとめ買いするのも有効です。ただし、調味料は開封後の保存期間が限られていますので、使い切れる量を計算してから購入しましょう。冷凍食品は賞味期限が長いため、まとめ買いに向いています。
③ プライベートブランドや類似品を使い分ける
すべての料理に高品質な調味料が必要なわけではありません。価格改定のたびに代替品と比較してみるのも一つの手です。プライシーで「価格推移チャート」を確認することで、どのタイミングで購入するのが最もお得かを判断できます。
よくある質問
2022年6月1日から家庭用うま味調味料「味の素®」「うま味だし・ハイミー®」の第1回値上げが始まりました。その後2023年1月に再値上げ(約2〜16%)、同年6月にスープ製品が約5〜20%値上げされるなど、毎年継続しています。2026年5月現在も、4月にマヨネーズ、8月に業務用191品種の値上げが予定されています。
主な理由は3つです。①原材料費の高騰(砂糖・植物油・鶏卵・コーヒー豆など主要原材料の価格上昇)、②物流費・包材費の上昇(ドライバー労働時間規制によるコスト増など)、③人件費の増加(最低賃金引き上げ)です。味の素は「企業努力の範囲内での吸収が困難」として価格転嫁を実施しています。
プライシーアプリ(iOS / Android)を使うと、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの価格を横断比較し、値下がり・クーポン発生時にプッシュ通知を受け取れます。セール時には値上げ前の価格を下回ることもありますので、通知をオンにして安いタイミングを逃さないようにしましょう。また、業務用スーパーや大容量サイズは1gあたりの単価が安い場合があります。
帝国データバンクの調査によると、2026年の食品値上げ品目数は前年比約3割減の見通しで、「値上げラッシュのピークは越えた」という見方もあります。しかし原材料費・物流費・人件費の3重苦は短期間で解消する見通しが立っておらず、月間数百〜千品目規模の値上げが常態化すると予測されています。2026年8月には業務用191品種の値上げも予定されており、当面は継続的な値上がりを見込んでおいたほうがよいでしょう。
まとめ
味の素 値上げ まとめポイント
- 2022年以降、毎年2〜3回のペースで値上げが継続。うま味調味料・冷凍食品・マヨネーズ・スープ・コーヒーと全カテゴリが対象
- 2026年の直近値上げ:マヨネーズ4月(6〜10%)・スープ6月(15〜17%)・業務用8月(3〜30%)
- 値上げの主因は「原材料費・物流費・人件費の3重苦」で短期収束は見込みにくい状況
- 節約術はプライシーアプリで値下がり通知を活用し、セール時にまとめ買いするのが効果的
- 現在の各製品の実際の売価はプライシーの価格推移チャートで確認できます
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