【2026年7月17日の価格改定】AppleがiPhone・Apple Watch・AirPodsを日本限定で一斉値上げしました。値上げ幅は8,000円〜25,000円です。
6月25日にはMacBook・iPad・Vision Proも値上げ済み。値上げの内訳はこちら。
「最近Appleの製品が高くなった気がする」と感じている方は多いのではないでしょうか。
iPhoneやMacBook、iPadなど、Apple製品の価格は2022年から断続的に上昇しており、2026年現在もその流れは続いています。
Appleが値上げを続ける3つの理由
Apple製品の値上げは偶然ではなく、構造的な要因が重なって起きています。
急速な円安で日本円での価格が跳ね上がった
Apple製品はアメリカドル建てで価格が設定されているため、円安が進むほど日本での販売価格は上がります。
2022年3月には1ドル=115円台だったのが、同年7月には138円台まで急落。この急激な円安を受け、Appleは2022年7月1日に主要製品を一斉値上げしました。
2024年以降、ドル円は150円台で推移していましたが、2026年7月には1986年以来約40年ぶりとなる162円台まで下落しました。
2026年8月10日時点でも1ドル=158円前後と歴史的な円安圏にあり、価格を下げる方向には動きにくい状況が続いています。
Appleは販売価格を決める際、実際の為替レートより若干円高のレートを設定する傾向があります。
ただし円安が定着するほど、次の価格改定での値上げ幅は大きくなります。
メモリ・部品コストの高騰(AI需要の影響)
AI開発の急拡大によって世界的にメモリ需要が急増し、DRAM価格は歴史的な高騰局面にあります。
iPhone 17 Pro以降に搭載される12GBのLPDDR5Xメモリの調達価格は、2025年初頭の25〜29ドルから2025年12月には70ドル超へと上昇。その上昇率は約230%にのぼります。
DRAMの供給不足は当面続くとの業界予測もあり、部品コスト上昇の影響は避けられません。
トランプ関税によるサプライチェーンコスト上昇
2025年4月、トランプ政権が発動した「相互関税」はApple製品の製造に大きな影響を与えました。
iPhoneは最終組み立てを中国で行っているため、2025年4月10日時点では中国からアメリカへの輸入に合計145%(フェンタニル関税20%+相互関税125%)が課される計算でした。
その後スマートフォン・パソコン類は相互関税の対象外となり、米中間でも段階的な引き下げ合意が重ねられます。
転機は2026年2月20日でした。米連邦最高裁が国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく関税賦課は認められないと判断し、相互関税と対中フェンタニル関税は2026年2月24日に徴収が停止されました。
ただし関税負担が消えたわけではありません。
トランプ政権は1974年通商法122条に基づく一律10%の課徴金(2026年2月24日〜7月24日)でつなぎ、失効後の7月24日からは通商法301条関税(中国は12.5%)に切り替えています。
2018年以降の301条対中追加関税(7.5〜100%)も継続中で、電子機器などの適用除外措置は2026年11月10日まで延長されました。
根拠法を入れ替えながら関税が続いており、サプライチェーンのコスト圧力は残ったままです(2026年8月時点)。
製品別・値上げ幅まとめ(2022年→2026年)
製品カテゴリごとに、値上げの時期と幅を整理しました。
iPhone — 段階的な値上がりが続く
iPhoneの価格は2022年7月の大幅値上げを皮切りに、その後も発売ごとに円安の影響を受けながら上昇を続けています。
| モデル | 旧価格 | 新価格 | 変化 |
|---|---|---|---|
| iPhone 13(128GB) | 98,800円 | 117,800円 | +19,000円(+19.2%) |
| iPhone 15(128GB) | 117,800円(値下げなし) | 実質据え置き | |
| iPhone 16(128GB) | 114,800円 | 124,800円 | +10,000円(2026年7月17日) |
| iPhone 17e(256GB) | 99,800円 | 107,800円 | +8,000円(2026年7月17日) |
| iPhone 17(256GB) | 129,800円 | 142,800円 | +13,000円(2026年7月17日) |
| iPhone 17 Pro(256GB) | 179,800円 | 194,800円 | +15,000円(2026年7月17日) |
| iPhone 17 Pro Max(256GB) | 194,800円 | 214,800円 | +20,000円(2026年7月17日) |
| iPhone Air(256GB) | 159,800円 | 177,800円 | +18,000円(2026年7月17日) |
iPhone 17 Proは2025年9月の発売当初から、設定ドル円レートが5〜6円ほど円安方向にシフトしたことで実質値上げとなっていました。
2026年7月17日には、それに加えて日本限定の追加値上げが実施されています。前世代のiPhone 16シリーズも対象です。
MacBook — 2022年から急上昇、直近は大幅値上げ
MacBookも2022年6月の値上げを皮切りに価格が上昇しました。
2024年以降のモデルでは新機能追加と価格据え置きが続いていましたが、2026年6月25日の価格改定で全モデルが大幅に値上がりしています。
2026年3月に登場した入門機「MacBook Neo」も、99,800円から119,800円〜に引き上げられました。
| モデル | 発売時の価格 | 備考 |
|---|---|---|
| MacBook Air M1(13インチ) | 115,280円 → 134,800円 | 2022年6月値上げ(+17%) |
| MacBook Air M2(13インチ) | 164,800円 | M1から+22%(円安反映) |
| MacBook Air(13インチ・M5) | 164,800円 → 224,800円 | 2026年6月25日値上げ(+60,000円) |
| MacBook Neo | 99,800円 → 119,800円〜 | 2026年3月発売・2026年6月25日値上げ(+20,000円) |
iPad — 2022年に最大+25%の大幅値上げ
iPadは2022年7月の値上げ幅がiPhoneより大きく、無印iPadは39,800円から49,800円へ+25.1%の上昇となりました。その後も2022年10月にiPad miniとiPad Airが追加値上げ。
2025年3月の第11世代iPad(無印)では価格据え置きが実現しています。
Apple Watch・AirPods・Apple Pencil・AirTag — 2025年秋以降の値上げ
Apple Watchはこれまで値上げを避けてきましたが、円安が定着するなか、2025年9月のSeries 11発売時に初めて価格が引き上げられました。
2026年7月17日には、iPhoneと同時に円安是正としてさらに値上げされています。
| 製品 | 旧価格 | 新価格 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| Apple Watch Ultra 3 | 129,800円 | 142,800円 | +13,000円(2026年7月17日) |
| Apple Watch Series 11(42mm) | 64,800円 | 71,800円 | +7,000円(2026年7月17日) |
| Apple Watch SE 3(40mm) | 37,800円 | 41,800円 | +4,000円(2026年7月17日) |
| AirPods Pro 3 | 39,800円 | 42,800円 | +3,000円(2026年7月17日) |
なお、AirPods Max 2はこの改定でも据え置き(89,800円)となっています。
Apple Pencilは2024年5月のiPad Pro発売に合わせてラインナップが刷新され、最上位のApple Pencil Proが加わりました。
発売時は21,800円でしたが、その後の値上げでApple公式価格は23,800円になっています(2026年8月10日時点)。
AirTagも例外ではありません。2021年の発売時は1個3,800円でしたが、2026年8月時点のApple公式価格は5,480円と、約44%の値上がりとなっています。
2026年1月には第2世代が登場し、探せる距離が伸びました。
2026年以降の価格見通し — iPhone 18でさらに値上げ?
2026年も値上げ圧力は継続する見通しです。
iPhone 18 Pro(2026年秋)・iPhone 18(2027年春)の価格は?
2025年末時点ではモルガン・スタンレーが「同じ構成で少なくとも$100高くなる」と予測していましたが、その後予想は上方に広がりました。
2026年7月31日には、GF証券のアナリスト、ジェフ・プー氏が「iPhone 17 Proシリーズ比で$250〜300高くなる」と予測。
一方、2026年8月3日報道のBloomberg・マーク・ガーマン記者は$100〜200と見ています。2026年8月10日時点の観測は$100〜300(約1.5万〜4.5万円)とかなり幅があります。
国内価格については、2026年8月3日時点の試算で次の予想が示されています(発表前の未確定情報)。
左が現行のiPhone 17 Pro / 17 Pro Maxの価格、右が予想価格です(256GBモデルを$100値上げと仮定した場合)。
主因はDRAM・NANDフラッシュメモリの高騰です。
カウンターポイント・リサーチが2026年7月8日に公開した試算では、iPhone 18 Pro Max(12GB+1TB構成)の部品原価がiPhone 17 Pro Max比で約300ドル(約48,000円)上昇するとされています。
注意:iPhone 18の日本での販売価格は、2026年8月10日時点でも未確定です。
Appleの公式イベント告知ページに9月イベントの掲載はまだありません。報道段階の観測では、発表は現地時間2026年9月9日(水)=日本時間9月10日(木)、発売は9月18日(金)が有力とされています。
スタンダードiPhone 18・iPhone 18eは2027年春の発売予定。関税状況・為替動向によって価格が変わる可能性があります。
2026年7月17日にiPhone・Apple Watch・AirPodsも値上げ
2026年7月17日深夜、AppleはiPhone・Apple Watch・AirPodsの日本国内価格を予告なく一斉値上げしました。
値上げ幅は8,000円〜25,000円(約6〜12%)。米国価格(iPhone 17は799ドルなど)は据え置かれたままです。
Apple Watch・AirPodsも同時に値上げされ、AirPods Max 2のみ据え置きです。
6月25日のMac・iPad値上げがメモリ・部品コスト高騰を理由としていたのに対し、今回は1ドル=162円前後まで進んだ円安を反映する為替是正が主因とみられます。
この改定を受け、NTTドコモが2026年7月28日からiPhoneの販売価格を引き上げ、au・ソフトバンクも追随しました。
Apple公式ストアの価格は、2026年8月10日時点で7月の改定後から据え置かれています。
2026年6月25日にMacBook・iPadが大幅値上げ
2026年6月25日、AppleはMacBook・iPad・Vision Proを国内一斉値上げしました。
なお、iPhone・Apple Watch・AirPodsはこの改定の対象外で、据え置きとなっています。
円安継続と関税が再び動く場合のリスク
2024年以降、ドル円は150円台で推移していましたが、2026年7月には1986年以来約40年ぶりとなる162円台まで下落。
2026年8月10日時点でも1ドル=158円前後の円安水準が続いています。
Apple製品の価格改定は、新製品の発売と関係なく行われることがあります。
2022年10月のiPad値上げ、2026年6月のMac・iPad値上げ、2026年7月のiPhone・Apple Watch・AirPods値上げがその例です。
値上がり前に賢く買うための3つのコツ
値上がりが続く中でも、買い方次第で出費は抑えられます。
プライシーで価格チャートを確認して「底値」を把握する
Apple製品はApple Storeの定価が動かなくても、Amazonや楽天市場などのECサイトで流通価格が変動することがあります。
プライシーアプリ(iOS / Android)では各製品の価格推移チャートを無料で確認でき、過去の最安値と比較して「今が買い時か」を判断できます。
さらに値下がり通知を設定しておけば、狙った製品が安くなったときにプッシュ通知が届きます。
iPhoneは新モデル発売時期(毎年9月前後)に型落ちモデルが値下がりしやすい傾向があります。
プライシーの「価格アラート」を先に登録しておけば、そのタイミングを逃しません。
整備済み品・型落ちモデルで賢くコストダウン
Appleの「認定整備済製品(Refurbished)」は、厳格なプロセスで再整備された製品をApple公式が最大15%引きで販売するものです。
1年間のハードウェア製品限定保証が付き、整備済のiPhone・iPadには新しいバッテリーと外装が搭載されて新品の白い箱で届きます。
また、新モデル発売のタイミングで型落ちモデルが値下がりするため、1〜2世代前のモデルを狙うのも有効です。
ただしApple公式の整備済製品ストアは在庫の入れ替わりが早く、狙ったモデルが常にあるとは限りません。
Amazonの型落ちモデルも同じで、世代が古くなるほど在庫は薄くなります。実際、2026年8月時点でiPhone 16シリーズはAmazonでの新品の取り扱いがほぼ終了しており、型落ち狙いで待っていると買う手段そのものがなくなることもあります。
Apple公式・Amazonのどちらでも希望のモデルが見つからない場合は、中古スマホの専門店を当たると選択肢が一気に広がります。
専門店は在庫の型番・容量・カラーの幅が広く、2〜3世代前のモデルまで遡って探せます。値上げの影響を受けるのは新品の定価であって、すでに流通している中古の相場は別に動くためです。
同じ予算で、ワンランク上のモデルが狙えることも
中古スマホ・タブレット専門店のイオシスは創業20年以上で、iPhone・iPad・Macを幅広く扱っています。販売品は動作確認・クリーニング済みで3か月保証付き。楽天市場店なら楽天ポイントも貯まるため、実質負担をさらに下げられます。値上げ後の新品価格と見比べてみてください。
イオシスの中古Apple製品を見る →Appleセール・学割・Amazonを活用する
Appleは学生・教職員向けストア(Apple Store for Education)を通年で提供しており、Mac・iPad・Apple Watchなどを学生・教職員価格で購入できます。
対象は大学生、高等専門学校・専門学校生、進学が決まった生徒、大学受験予備校生とその保護者による代理購入、教育機関の教職員などです。
加えて新学期シーズンには「新学期を始めよう」キャンペーンが実施されることがあります。
また、AmazonのブラックフライデーやプライムデーではApple製品が割引されることがあります。プライシーアプリに登録しておけば、セール時の値下がりも見逃しません。
- iPhone 18の値上げ前に購入したい
- 現在のモデルで十分な機能がある
- 円安がさらに進む前に購入したい
- 整備済み品や型落ちで節約できる
- 現在使っている端末がまだ問題ない
- iPhone 18の新機能が必要な場合
- 円高に転じるまで待てる状況
- Mac・iPadは値上がり直後のため、次の価格安定を待ちたい
値上がりした分は、今使っている端末で埋められます
「買うと決めたけれど、値上げ後の価格はやっぱり重い」——そんなときに効くのが、いま手元にあるiPhoneやiPadを買取に出して購入資金にあてる方法です。買い替えなら古い端末は手元に残らないので、眠らせておくより値がつくうちに手放したほうが差額を圧縮できます。まずは今の端末にいくらの値が付くかを確認してみてください。
今のiPhone・iPadの買取価格を調べる →iCloudの料金改定については別記事で詳しく解説しています。Apple IDに紐づくクラウドストレージの新料金と対策を確認したい方はこちらをご覧ください。
よくある質問
日本での最大の要因は「円安」です。Apple製品の価格はドル建てで設定されているため、円安が進むと自動的に日本円での価格が上がります。
2022年以降、ドル円が115円台から150円台以上に下落したことが値上げの主因です。
それに加え、AI需要によるメモリ・部品コストの高騰、トランプ関税による製造コスト上昇も影響しています。
日本での大規模な値上げは2022年に始まりました。
まず6月6日にMacが値上げされ(MacBook Air M1は115,280円→134,800円)、続く7月1日にiPhone約19%、iPad最大25%、AirPods約27%など、ほぼ全ラインナップが一斉に値上げされています。
その後も円安や部品コスト高騰を受けて、発売のたびに価格が見直されています。
2026年7月17日には、円安を理由にiPhone・Apple Watch・AirPodsの日本価格がすでに値上げされました(iPhone 17は+13,000円など、米国価格は据え置き)。
さらに現地時間2026年9月9日発表の観測があるiPhone 18では、メモリコスト高騰を理由にPro・Pro Maxで$100〜300(約1.5万〜4.5万円)の追加値上げが有力視されています。
ただし、円高に戻ったり関税が緩和されたりすれば値上げ幅が抑えられる可能性もあります。
iPhone・Apple Watch・AirPodsは2026年7月17日にすでに値上げされており、待っても現行モデルの値下がりは見込みにくい状況です。
9月のiPhone 18でさらなる値上げが懸念されるため、iPhone 17・17 Proシリーズの購入を検討している方は、値上げ前の「今」が判断のタイミングになります。
MacBook・iPadも2026年6月25日に大幅値上げされたばかりのため、整備済み品や旧モデルを狙うか、次のセールまで待つのが賢明です。
プライシーで価格チャートを確認しながら、底値に近いタイミングを狙うのがおすすめです。
主に5つあります。
①Apple公式の認定整備済製品を活用する(1年保証付き・最大15%引き)
②型落ちモデルを新モデル発売後に狙う
③学生・教職員向けストア(学割)を利用する
④プライシーで価格チャートを確認して底値に近いタイミングで購入する
⑤AmazonのブラックフライデーやプライムデーなどのECセールを活用する
まとめ
Apple値上げのポイント
- 2022年7月1日に円安を受けた大幅値上げ(iPhone約+19%、iPad約+25%)
- 主な原因は①円安②メモリ・部品コスト高騰③トランプ関税の3つ
- 2025年9月発売のApple Watch Series 11は、前世代のSeries 10(59,800円から)に対し64,800円からとなり、発売時点で5,000円の値上げ
- 2026年6月25日にMac・iPad・Vision Proが一斉値上げ(13インチMacBook Airは+60,000円等)
- 2026年7月17日にはiPhone・Apple Watch・AirPodsも円安を理由に日本限定で値上げ(iPhone 17は+13,000円、17 Pro Maxは+20,000円等)
- プライシーで価格チャートを確認し、底値タイミングで購入するのが賢い選択
Apple製品の価格は当面、円安と部品コスト高騰の影響を受けやすい状況が続きます。
「待っているうちに値上がりした」とならないように、プライシーで今の価格と過去の推移をチェックしながら購入のタイミングを見極めましょう。
