「鳥貴族、また値上げするの?」と感じている方へ。この記事では2026年10月1日に確定した最新の値上げ情報から創業時までの値上げ履歴を、公式発表をもとに一覧でまとめました。値上げの理由や今後の見通しも解説します。
公式発表によると、2026年10月1日(木)9時より全品が税込390円から税込410円(20円値上げ)に改定されます。トリキ晩餐会は3,900円→4,100円、テイクアウトも390円→410円に同時改定です。
2022年から2026年まで5年連続の値上げで、前回(2025年5月、370円→390円)から1年5カ月ぶりとなります。2017年以前の税込価格(約302円)と比べると約108円・約36%の値上がりになります。
鳥貴族の値上げ履歴まとめ
「そもそも鳥貴族っていつから値上がりしてきたの?」という疑問を持つ方も多いはず。公式発表をもとに、価格の推移を一覧でご紹介します。
価格推移一覧(公式発表ベース)
| 時期 | 価格(税込) | 価格(税抜) | 値上げ幅 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 〜2017年9月 | 約302円 | 280円 | — | 創業から約28年間の均一価格(消費税8%換算) |
| 2017年10月〜 | 327円 | 298円 | +18円 | 28年ぶりの値上げ |
| 2022年4月28日〜 | 350円 | 319円 | +23円 | 約4年半ぶりの値上げ |
| 2023年5月1日〜 | 360円 | 328円 | +10円 | 2度目の連続値上げ |
| 2024年5月1日〜 | 370円 | 337円 | +10円 | 3年連続5月に値上げ |
| 2025年5月1日〜 | 390円 | 355円 | +20円 | 4年連続の値上げ |
| 2026年10月1日〜 | 410円 | 373円 | +20円 | 5年連続の値上げ |
表の見方について2017年10月〜2019年9月は消費税8%、2019年10月以降は10%適用です。2022年以降の値上げはすべて公式プレスリリースで確認しています。「税込327円」は消費税10%換算での参考値です。
価格の推移をグラフで見る
グラフを見ると、2017年以降に値上げペースが加速していることがよくわかりますね。特に2022年〜2025年の3年間は毎年5月に値上げが行われており、この間だけで350円→390円と40円(約11%)の値上がりになっています。
なぜ値上げが続くのか?3つの理由
「コスト上昇」と一言で言っても、具体的には何が高くなっているのでしょうか?公式発表と外食業界の動向をもとに整理してみます。
① 食材・原材料費の高騰
焼き鳥の主材料である鶏肉や、食用油、ビール・酎ハイなどの酒類原料が軒並み値上がりしています。2024年の公式発表では、「酒類を中心に仕入価格が上昇し、2024年4月にも一部の酒類で値上げが予定される」と明記されていました。食材コストは鳥貴族に限らず外食チェーン全体を直撃している問題です。
② 人件費(最低賃金)の上昇
全国的な人手不足を背景に、最低賃金は毎年引き上げが続いています。居酒屋のようなアルバイト依存度の高い業態では、人件費が経営を直接圧迫します。鳥貴族も「従業員の待遇や働く環境の改善を続けるため」というコメントを公式に出しており、社員・アルバイト双方の賃上げが値上げの一因となっています。
③ エネルギーコストの増加
電気・ガスなどのエネルギーコストも大きな要因です。2024年の公式発表では「政府の激変緩和対策の縮小が予定されるなど、店舗運営コストの上昇が懸念される」という表現が使われていました。焼き鳥を焼く炭・ガス代や厨房・空調の電気代は、居酒屋の運営に欠かせないコストです。
「断続的なコスト上昇」という表現は的中2025年の公式発表では「断続的なコスト上昇が続いており」という文言が使われていましたが、その予測どおり2026年9月10日に次の値上げ(10月1日〜、390円→410円)が発表されました。
原材料費・人件費・エネルギーコストの上昇が一時的なものではないことが、改めて裏付けられた形です。
値上げ後の客数・売上はどうなった?
値上げすると客が減るのでは…と心配になりますよね。過去の値上げ時と直近2025年の結果を比較してみましょう。
2017年の「鳥貴族ショック」との違い
2017年10月、創業から28年間守り続けた280円という価格を、初めて298円に値上げしました。このとき鳥貴族は10カ月連続で既存店客数が前年同月比マイナスという深刻な状況に陥り、「鳥貴族ショック」と呼ばれる業績悪化を経験しています。「たった18円の値上げで、なぜ?」と思うかもしれませんが、当時の「280円均一」というブランドイメージは非常に強く、そのイメージが崩れたことへの消費者の失望感が大きかったと分析されています。
2025年5月値上げ初月でも売上11%増
一方、直近の2025年5月の値上げ(370円→390円)は、過去の苦い経験とは対照的な結果になりました。業界紙の報道によると、値上げ初月にもかかわらず既存店の売上は前年比111%増(客数107.1%、客単価103.6%)と好調で、2024年9月以降で最高の数値となりました。
なぜ2017年と2025年でこれほど差が出たのでしょうか?いくつかの要因が考えられます。まず、2022年以降の段階的な値上げを経て、消費者が「鳥貴族は300〜400円台のお店」というイメージを受け入れてきたこと。また、居酒屋業界全体が値上げしているため、鳥貴族だけが「高い」という印象にならなかったことも挙げられます。さらに、2025年は「SUPER EIGHT 大倉忠義」とのコラボ効果も来客増に貢献したとされています。
2026年の動向 ─ 均一価格からバラ価格へ?
「2026年はまた値上げがあるの?」という疑問は多くの方が持っているはず。現時点で把握できている最新情報をお伝えします。
静岡県でのテストマーケティング(2026年4月〜)
2026年4月の業界紙報道によると、運営会社のエターナルホスピタリティジャパンが2026年4月1日より静岡県内の一部店舗で価格体系に関するテストマーケティングを実施しています。
鳥貴族の最大の特徴は「全品均一価格」ですが、このテストでは現在の均一価格を維持するか、商品ごとに価格を変える「バラ価格」への移行を検討している可能性が示唆されています。なお、詳細な内容は有料記事につき確認できておりません。
なぜ静岡なのか?静岡県は人口分布が全国比率に近く、気候や消費行動が「日本の平均値」に近いとされることから、外食チェーンがテストマーケティングの場として選ぶことが多い地域です。鳥貴族に限らず、多くのチェーンが新施策を静岡でテストしてから全国展開する傾向があります。
次の値上げはいつ?今後の見通し
2026年10月1日(木)9時より、全品390円→410円への値上げが公式発表されています。2026年9月10日、運営会社のエターナルホスピタリティジャパンが発表しました。
過去3年間(2023〜2025年)は毎年5月1日に値上げが実施されてきましたが、2026年は5月に発表がなく、代わりに9月発表・10月改定という初めてのパターンになりました。
なお、今回の改定も全国一律の均一価格を維持したままの値上げであり、静岡でテストされていた「バラ価格」への移行は、少なくとも今回は実施されていません。
今後さらなる値上げ情報が気になる方は、鳥貴族の公式サイトでのプレスリリースをチェックするか、プライシーアプリのプッシュ通知を活用してみてください。
値上げしてもコスパが良い?節約するには
「昔は安かったのに」という声をよく聞きますが、それでも鳥貴族は居酒屋チェーンの中でコスパが高い部類に入ります。
2017年と今の値上がり率
2017年時点の税込価格は327円。2026年10月1日以降は410円になるので、約9年間で約83円(約25%)の値上がりになります。2017年以前(税込約302円)から見ると約108円(約36%)増です。
ただし同じ期間の物価全体の上昇率や、他の外食チェーンの値上がり幅と比較しても、急激な値上がりというわけではありません。居酒屋のなかで「全品均一」という分かりやすい価格体系は、今でも鳥貴族の強みといえるでしょう。
節約するならクーポンを活用
値上がりが気になる方は、クーポンや割引を上手に使うのが賢い方法です。公式アプリや楽天ポイント連携など、様々な割引方法があります。詳細は以下の記事をご確認ください。
根本的に節約するなら「株主優待」という選択肢も
クーポンよりも大きな割引を狙うなら、鳥貴族の運営会社であるエターナルホスピタリティグループ(証券コード:3193)の株主優待も選択肢に入ります。100株以上を保有する株主に、年間2,000〜10,000円相当の食事優待電子チケットが年2回に分けて贈呈されます。
| 保有株数 | 年間優待額 |
|---|---|
| 100〜299株 | 2,000円相当 |
| 300〜499株 | 6,000円相当 |
| 500株以上 | 10,000円相当 |
2026年8月の制度変更100株以上を1年以上継続保有すると、上記に加えて5%割引優待券4枚が追加贈呈される「長期保有株主優待制度」が新設されました。また2026年8月1日付で株式分割(1株→2株)が実施されており、2027年1月末基準日以降は分割後の株式数に基づく新しい優待区分に変わります。最新の条件はエターナルホスピタリティグループ公式サイトでご確認ください。
株主優待の取得には株式投資のリスクが伴います。優待目的で購入する場合でも、株価の変動リスクをご自身で十分に確認のうえ判断してください。特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。
株主優待を狙うなら、まず証券口座を用意しておきましょう
値上げが続いても、株主優待なら年間2,000〜10,000円相当の食事券が毎年受け取れます。ただし基準日(7月31日・1月31日)までに証券口座で100株以上を保有している必要があります。優待目的で1銘柄だけ買うなら、松井証券のように1日の約定代金50万円までは売買手数料が無料(25歳以下は金額を問わず無料)の証券会社が使いやすいです。口座開設・維持ともに費用はかかりません。
松井証券の口座を無料で開設する →まとめ
この記事のポイント
- 2026年10月1日から税込410円に値上げ決定(現在は390円)。フード・ドリンク・テイクアウト全品が対象。
- 2022年〜2026年は5年連続の値上げ。食材費・人件費・エネルギーコスト高騰が主因で、今回は初めて5月以外(10月)の改定。
- 2025年5月の値上げ初月でも既存店売上111%と好調。2017年の「鳥貴族ショック」とは対照的な結果に。
- 2026年4月より静岡でテストマーケティング中。均一価格→バラ価格への変更を検討している可能性がある。
- 2026年10月の改定も均一価格を維持。静岡でテスト中の「バラ価格」への移行は今回は見送られた形。
値上がりは続いているものの、鳥貴族は外食チェーンのなかでも依然としてコスパの高い選択肢のひとつです。さらにお得に利用したい方は、クーポンや割引を活用してみてください。
よくある質問
公式発表によると、2025年5月1日(木)12時(正午)より、フード・ドリンク・テイクアウト全品が税込390円(税抜355円)に改定されました。トリキ晩餐会も3,900円(税込)に変更されています。
食材・原材料費の高騰、人件費(最低賃金)の上昇、エネルギーコストの増加の3つが主な理由です。鳥貴族は2022年から2026年まで5年連続で値上げを実施しており、公式発表では「断続的なコスト上昇が続いている」としています。
2025年4月末までは税込370円均一でした。2017年以前は創業から長らく税抜280円(税込327円前後)で運営されていましたが、2022年4月28日より350円、2023年5月1日より360円、2024年5月1日より370円と段階的に値上がりしています。
