「世界で一番物価が安い国はどこ?」と気になっていませんか。円安が続く中、同じ予算でも行く国次第で旅の充実度が大きく変わります。この記事では、世界最大の生活費データベースNumbeo 2026をもとに、物価が安い国をランキング形式で紹介します。食費・宿泊費の日本円目安と治安情報もあわせてまとめましたので、旅行先選びの参考にしてみてください。

結論
旅行可能な国で最も物価が安いのはインド・ネパール・バングラデシュ

Numbeo 2026年データ(ニューヨーク市=100)によると、安い国トップはインド(指数18.9)です。食費は1日500〜1,500円、宿泊は2,000〜5,000円/泊が目安で、日本の約4割の物価水準です。旅行のしやすさ・治安のバランスも考慮するなら、東南アジアのベトナム・インドネシア・カンボジアも非常におすすめです。

とにかく安く インド・ネパール → 食費1日500〜1,500円、宿泊2,000〜5,000円
安さ+旅行しやすさ ベトナム・カンボジア・インドネシア → 食費1日200〜1,500円、整備された観光地
ヨーロッパで安く ジョージア・北マケドニア → 欧州最安クラス、日本より3〜4割安い水準

世界の物価が安い国ランキング

ランキングの評価基準(Numbeo×日本円換算)

このランキングは、世界最大の生活費データベース「Numbeo Cost of Living Index 2026」を基準にしています。数値は「家賃を除いた生活費」をニューヨーク市=100として各国を指数化したもので、数値が低いほど物価が安いことを意味します。日本の指数は47.5なので、インドの18.9はおよそ日本の40%の物価水準ということになりますね。

⚠️ 旅行前に必ず確認を

外務省危険情報レベル4(渡航禁止)のリビア・アフガニスタン・シリアはNumbeo指数が非常に低いですが、ランキングから除外しています。掲載国でも治安情報は常に変動します。渡航前に外務省海外安全情報を必ず確認してください(本記事の情報は2026年5月時点)。

物価が安い国TOP10 一覧表(食費・宿泊費・交通費の日本円目安)

以下は旅行可能な国に絞ったTOP10です。1USD≈150円として換算しています(為替は変動します)。

順位 Numbeo指数 日本比 食費/日(目安) 宿泊費/泊(目安) 治安
1 🇮🇳 インド 18.9 約40% 500〜1,500円 2,000〜5,000円 注意レベル1
2 🇵🇰 パキスタン 19.6 約41% 600〜1,500円 2,000〜5,000円 注意レベル2
3 🇪🇬 エジプト 21.6 約45% 300〜1,500円 2,000〜6,000円 地域により異なる
4 🇳🇵 ネパール 22.6 約48% 500〜1,000円 1,500〜5,000円 注意レベル1
5 🇧🇩 バングラデシュ 22.8 約48% 600〜1,500円 2,000〜5,000円 注意レベル1
6 🇮🇩 インドネシア 26.1 約55% 300〜1,500円 2,000〜8,000円 注意レベル1
7 🇻🇳 ベトナム 26.4 約56% 300〜1,500円 2,000〜5,000円 注意レベル1
8 🇧🇴 ボリビア 27.3 約57% 400〜1,000円 1,000〜3,000円 注意レベル1
9 🇵🇭 フィリピン 30.1 約63% 300〜1,500円 2,000〜4,000円 注意レベル1
10 🇲🇾 マレーシア 34.0 約72% 500〜2,000円 2,500〜8,000円 注意レベル1
📊 Numbeo指数の読み方

指数はニューヨーク市=100が基準です。日本の指数は47.5なので、インド18.9÷日本47.5=約40%。つまり日本で10,000円使う生活が、インドでは約4,000円でできる計算になります。ただし観光地・高級施設を使う場合はこの限りではありません。

アジア・東南アジアで物価が安い国

東南アジア(ベトナム・カンボジア・インドネシア・マレーシア・フィリピン)

東南アジアは日本から直行便が多く、旅行インフラも整っているため、初めての節約旅行にも向いています。物価の安さと旅行しやすさのバランスが絶妙で、日本人に特に人気の地域ですよね。

🇻🇳 ベトナム Numbeo指数 26.4(日本の約56%) 注意レベル1

フォーやバインミーなどのストリートフードは1食150〜300円程度で食べられます。ホーチミン・ハノイでは旅行者向けの安宿も充実しており、宿泊費を抑えやすいのが魅力です。中級レストランでの2人分のディナーは約2,800円($18.95)が目安です。

食費/日
300〜1,500円
宿泊/泊
2,000〜5,000円
タクシー/km
約90円
🇰🇭 カンボジア Numbeo指数 34.8(日本の約73%) 注意レベル1

米ドルが日常的に流通しており、価格表示も分かりやすい国です。アンコールワット観光の拠点・シェムリアップでは、ローカル食堂での1食が100〜300円程度と東南アジア最安クラスの物価水準です。

食費/日
200〜1,500円
宿泊/泊
1,500〜5,000円
USD流通
◎ 使いやすい
🇮🇩 インドネシア Numbeo指数 26.1(日本の約55%) 注意レベル1

バリ島はリゾート地のため観光地価格になりがちですが、ジャワ島やロンボク島のローカルエリアでは非常にリーズナブルに過ごせます。ワルン(大衆食堂)での1食は150〜400円程度が相場です。

食費/日
300〜1,500円
宿泊/泊
2,000〜8,000円
タクシー/km
約56円
🇲🇾 マレーシア Numbeo指数 34.0(日本の約72%) 注意レベル1

東南アジアの中では比較的インフラが整っており、英語も通じやすい国です。コピティアム(大衆コーヒーショップ)での朝食は200〜500円程度。クアラルンプールの家賃は安い国の中では高めですが、食費は日本の半分以下で過ごせます。

食費/日
500〜2,000円
宿泊/泊
2,500〜8,000円
英語
◎ 通じやすい
🇹🇭 タイ Numbeo指数 38.0(日本の約80%) 注意レベル1

東南アジアの中では物価が高めですが、日本の約8割の水準で、旅行環境の快適さ・観光地の充実度は随一です。バンコクのローカル食堂では1食200〜500円程度から食べられ、中心部では屋台文化が発達しており食費を抑えやすいのが特徴です。

食費/日
500〜2,000円
宿泊/泊
2,500〜8,000円
タクシー/km
約189円

南アジア(インド・ネパール・スリランカ・パキスタン・バングラデシュ)

南アジアは物価の安さでは世界トップクラスですが、衛生面や移動の快適さは東南アジアより劣る面もあります。「とにかく安く、現地の文化に深く入りたい」という方に向いているエリアですね。スリランカ(Numbeo指数23.18)もコスパが高く、近年人気が高まっています。

🇮🇳 インド Numbeo指数 18.9(日本の約40%) 注意レベル1

旅行可能な国の中で世界一物価が安い国です。チャパティやダールなどのローカル食堂では1食100〜300円程度。ただしインド全体は非常に広く、都市部(ムンバイ・デリー)と地方では物価に差があります。スリや詐欺への注意も必要です。

食費/日
500〜1,500円
宿泊/泊
2,000〜5,000円
タクシー/km
約42円
🇳🇵 ネパール Numbeo指数 22.6(日本の約48%) 注意レベル1

ヒマラヤトレッキングの拠点として日本人にも人気のネパール。ダルバート(定食)1食は200〜400円程度で満腹になれます。ポカラやカトマンズでは旅行者向けの安宿も多く、トレッカーズ文化が根付いています。

食費/日
500〜1,000円
宿泊/泊
1,500〜5,000円
タクシー/km
約159円
⚠️ パキスタン・バングラデシュへの旅行について

パキスタンは外務省危険情報レベル2(不要不急の渡航自粛)です。Numbeo指数は19.6と非常に安いですが、日本人旅行者には渡航をおすすめしません。バングラデシュはレベル1ですが、旅行インフラは限定的で初心者向けではありません。最新の安全情報を確認した上で判断してください。

ヨーロッパで物価が安い国

「ヨーロッパを旅行したいけど高すぎて…」という方も多いのではないでしょうか。実は東欧・バルカン半島エリアには、日本より3〜4割安い物価の国が点在しています。

東欧・バルカン諸国(ジョージア・北マケドニア・モルドバ・ボスニア)

Numbeo指数 日本比 特徴 治安
🇬🇪 ジョージア 33.1 約70% ワイン・温泉・世界遺産が豊富。日本人ノービザ365日 比較的安全
🇲🇰 北マケドニア 35.5 約75% EU未加盟のため物価が安い。オフリド湖が絶景 比較的安全
🇲🇩 モルドバ 35.8 約75% ヨーロッパ最貧国クラス。観光地は少なめ 比較的安全
🇧🇦 ボスニア・ヘルツェゴビナ 38.7 約81% モスタル旧市街など歴史遺産豊富。西欧旅行者にも人気 比較的安全

ヨーロッパで安い国を旅行するなら、ジョージアが特におすすめです。ワイン発祥の地としても知られ、コーカサス料理も絶品。日本から直行便はありませんが、乗り継ぎで1万円台からのフライトも見つかります。ハンガリーやチェコは指数45〜48程度と日本と近い水準ですが、サービスの質も高く人気です。

アフリカ・中東・中南米で物価が安い国

アフリカ・中東(エジプト・モロッコ・チュニジア)

アフリカ・中東エリアでは、地中海沿岸の国々が旅行先として人気です。遺跡観光とコスパを両立できる地域でもあります。

Numbeo指数 日本比 旅行の見どころ 治安注意
🇪🇬 エジプト 21.6 約45% ピラミッド・ルクソール・紅海リゾート 地域により異なる
🇹🇳 チュニジア 29.1 約61% 青の街シディ・ブ・サイド、カルタゴ遺跡 注意レベル1
🇲🇦 モロッコ 31.4 約66% マラケシュ・フェズのメディナ、砂漠ツアー 注意レベル1
⚠️ エジプト渡航時の注意点

エジプトは外務省危険情報レベルが地域により異なります(シナイ半島の一部はレベル3)。カイロ・ルクソール・アスワン・シャルム・エル・シェイクなど主要観光地はレベル1ですが、渡航前に最新情報を確認してください。

中南米(ボリビア・コロンビア・ペルー)

中南米は日本から遠く旅費がかかりますが、滞在費は非常に安く、長期旅行者に人気のエリアです。ボリビアは特に宿泊費が安く、1泊1,000〜3,000円程度のゲストハウスが豊富にあります。

Numbeo指数 日本比 食費/日 宿泊/泊
🇧🇴 ボリビア 27.3 約57% 400〜1,000円 1,000〜3,000円
🇨🇴 コロンビア 31.7 約67% 400〜1,500円 1,500〜5,000円
🇵🇪 ペルー 33.5 約71% 400〜1,500円 1,500〜5,000円

物価が安くて治安も良い国はどこ?

治安×物価のバランスで選ぶポイント

物価が安くても治安が悪ければ快適な旅はできませんよね。旅行先選びでは「Numbeo指数の低さ」と「外務省危険情報レベル」の両方を確認するのがおすすめです。

✅ 物価×治安のチェック方法

Step1Numbeoで生活費指数を確認(低いほど安い)

Step2外務省海外安全情報で危険レベルを確認(レベル0〜1が旅行向け)

Step3:Numbeoの「Safety Index」も参考にする(数値が高いほど安全)

旅行初心者にもおすすめの安全な低物価国

以下の判断カードで、あなたの旅行スタイルに合う国を見つけてみてください。

🌏 コスパ重視の初心者向け
  • ベトナム(Numbeo 26.4、レベル1)
  • インドネシア(Numbeo 26.1、レベル1)
  • カンボジア(Numbeo 34.8、レベル1)
  • フィリピン(Numbeo 30.1、レベル1)
  • マレーシア(Numbeo 34.0、英語OK)
⚡ 上級者・十分な情報収集が必要
  • インド(スリ・詐欺に注意)
  • ネパール(医療機関が限定的)
  • エジプト(地域差が大きい)
  • パキスタン(レベル2、推奨しない)
  • バングラデシュ(インフラ限定)

「物価が安い」×「旅行しやすい」の理想バランスで選ぶなら、ベトナム・インドネシア・マレーシアの3カ国が特におすすめです。東南アジアはLCC(格安航空会社)の路線も豊富で、航空券込みで考えてもコスパが高くなりやすいですよ。

物価が安い国へ旅行・移住する際の注意点

観光地価格とローカル価格の差に注意

Numbeoの生活費指数はあくまで現地住民の生活費をベースにしたデータです。観光地のレストランや外国人向けホテルでは、ローカル価格の2〜5倍になることも珍しくありません。バリ島のウブドやカンボジアのシェムリアップでは、観光地エリアを外れたローカル食堂を利用するだけで費用を半分以下に抑えられることがあります。

💡 現地費用を抑えるコツ

「ローカルエリアで食べる」「地元のバス・電車を使う」「市場で買い物する」などを意識するだけで、Numbeo指数に近い価格帯で過ごせます。観光地のタクシーはメーターを使うか、事前に値段交渉しておきましょう。

円安・為替変動の影響

Numbeo指数はUSDベースのデータです。本記事では1USD≈150円として換算していますが、円安が進んでいる場合はさらに旅費がかさむ点に注意してください。特にカンボジアはUSDが日常的に流通しているため、円安の影響を直接受けやすい国です。一方、インドルピー・ベトナムドン・インドネシアルピアは対ドルよりも変動が少ない通貨で、円安局面でも比較的安定しています。

インフラ・医療・衛生面の確認を

物価が安い国では、医療機関や公衆衛生の水準が日本より低いケースがあります。長期滞在や移住を考えている方は、渡航前に以下を確認しておくことをおすすめします。

  • 海外旅行保険(医療費カバーの有無)
  • 水道水の飲用可否(多くの途上国は不可)
  • 予防接種の推奨(インドはA型肝炎・腸チフス等)
  • インターネット環境(リモートワーク目的の場合)

よくある質問(FAQ)

世界で一番物価が安い国はどこですか?

Numbeo 2026年のデータによると、旅行可能な国の中ではインド(生活費指数18.9)が最も物価が安く、次いでパキスタン(19.6)、エジプト(21.6)、ネパール(22.6)、バングラデシュ(22.8)が続きます。なお、指数が最も低いリビア・アフガニスタン・シリアは外務省危険情報レベル4(渡航禁止)のためランキングから除外しています。

アジアで最も物価が安い国はどこですか?

南アジアではインド(指数18.9)、ネパール(22.6)、バングラデシュ(22.8)が特に安く、食費は1日500〜1,500円程度で過ごせます。東南アジアではインドネシア(26.1)、ベトナム(26.4)が安く、治安も比較的良好で旅行初心者にもおすすめです。

ヨーロッパで物価が安い国はどこですか?

ヨーロッパで最も物価が安いのはジョージア(33.1)、北マケドニア(35.5)、モルドバ(35.8)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(38.7)です。いずれも日本より安く、ジョージアはワイン文化・歴史遺産も豊かで日本人旅行者からの人気が高まっています。

物価が安い国での旅行費はどのくらいかかりますか?

旅行費はローカル利用を前提に、インド・ネパール・ベトナムでは1日あたり食費500〜1,500円+宿泊2,000〜5,000円程度が目安です。カンボジアは食費200〜1,500円/日、宿泊1,500〜5,000円/泊と特に安くなります。ただし観光地エリアや高級施設を使うと相場は大きく上がります。

円安でも安く旅行できる国はどこですか?

Numbeo指数が低い国ほど円安の影響を受けにくいです。インド(指数18.9)・ベトナム(26.4)・インドネシア(26.1)は日本の物価の半分以下の水準で、円安下でも1日3,000〜6,000円程度で快適に過ごせます。為替の影響を最小化したい場合は、USD流通国のカンボジアは注意が必要です。

まとめ:自分に合った物価が安い国を選ぼう

📌 この記事のポイント

  • 旅行可能な国でNumbeo 2026指数が最も低いのはインド(18.9)。日本の約40%の物価水準で、食費1日500〜1,500円が目安
  • コスパ+旅行しやすさのバランスならベトナム・インドネシア・カンボジアがおすすめ
  • ヨーロッパで安く旅行したいならジョージア(指数33.1)が有力候補
  • 物価が安い国でも観光地価格とローカル価格の差が大きい点に注意
  • 渡航前に外務省危険情報と海外旅行保険を必ず確認しよう

物価が安い国への旅行では、現地の食・宿・交通をうまくローカル価格で楽しむことが節約のカギです。各国の詳しい物価情報はプライシーの個別記事もぜひ参考にしてみてください。

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