「海外旅行や移住先を探しているけど、どの国が物価が安いの?」と気になっていませんか。円安が続く2026年、少しでも旅費を抑えたい方や、生活費の安い国への移住を検討している方に向けて、Numbeoの2026年生活費指数をもとに、世界の物価が安い国をランキング形式でご紹介します。旅行・移住の目的別おすすめ国も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
物価が安い国ランキングの見方
何を基準に「物価の安さ」を比べるか
この記事では、Numbeo(ナンビオ)の2026年生活費指数(Cost of Living Index)を基準に各国の物価を比較しています。Numbeoは世界最大の生活費比較データベースで、現地在住者・旅行者のリアルなデータを集計しています。
生活費指数はニューヨーク市(NY)を100とした相対値で表されます。数値が低いほど物価が安いということです。日本の指数は47.5(2026年時点)です。
日本と比べてどのくらい安い?
日本を基準(100%)にすると、各国の物価比は以下のように計算できます。たとえばベトナムの指数が26.4であれば、日本の約56%の生活費で暮らせるということです。つまりベトナムでは、日本で1万円かかる生活費が約5,600円で済む計算になります。ただし、観光地価格や旅行者向けサービスは現地価格より高くなることがあります。
2026年5月現在、1ドル=約156〜157円の円安傾向が続いています。ドル決済が多い国(カンボジア・フィリピン等)では、円安の影響を受けやすいため、最新の為替レートを確認してから旅行・移住の計画を立てることをおすすめします。
【世界】物価が安い国ランキングTOP10(2026年最新)
Numbeo 2026年データをもとに、日本人が実際に旅行・移住先として検討しやすい国を中心に整理しました。日本との生活費比較と、1食あたりの目安も一緒にご覧ください。
| 順位 | 国 | 生活費指数 | 日本比(参考) | 1食の目安(円) | 宿泊費の目安(1泊) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 🇮🇳 インド | 18.9 | 約40% | 200〜400円 | 1,500〜5,000円 |
| 2 | 🇮🇩 インドネシア | 26.1 | 約55% | 200〜400円 | 2,000〜5,000円 |
| 3 | 🇻🇳 ベトナム | 26.4 | 約56% | 200〜400円 | 2,000〜5,000円 |
| 4 | 🇺🇿 ウズベキスタン | 27.3 | 約57% | 300〜600円 | 2,000〜6,000円 |
| 5 | 🇵🇭 フィリピン | 30.1 | 約63% | 300〜600円 | 2,000〜6,000円 |
| 6 | 🇬🇪 ジョージア | 33.1 | 約70% | 500〜1,000円 | 3,000〜8,000円 |
| 7 | 🇱🇰 スリランカ | 33.9 | 約71% | 300〜600円 | 2,000〜6,000円 |
| 8 | 🇲🇾 マレーシア | 34.0 | 約72% | 300〜600円 | 3,000〜8,000円 |
| 9 | 🇰🇭 カンボジア | 34.8 | 約73% | 300〜600円 | 1,500〜6,000円 |
| 10 | 🇹🇭 タイ | 38.0 | 約80% | 300〜600円 | 3,000〜8,000円 |
出典:Numbeo Cost of Living Index 2026年。日本の生活費指数は47.5。宿泊費・食費は中程度のホテル・レストランを想定した目安です。
「アジアなら安いはず」と思いがちですが、台湾の生活費指数は49.7(日本比約105%)、韓国は61.6(約130%)と、総合的には日本より高めです。ただし、台湾は食費だけで見ると日本より安い傾向があります。「食べ物は安いけど、全体的には日本と同じかやや高い」と覚えておくと旅行計画が立てやすいですよ。
【アジア編】物価が安い国ランキング
日本から近く、直行便も多いアジアは、コスパ旅行の定番エリアですよね。ここでは日本人旅行者・移住者に人気の国を詳しくご紹介します。
ベトナム|物価安×グルメ充実で旅行者に大人気
ベトナムの生活費指数は26.4(日本比約56%)。街の食堂で食べるフォーやバインミーは1食200〜400円程度と、日本の半分以下のコストで美食を楽しめます。ホーチミンやハノイのバックパッカーエリアなら宿泊費も1泊2,000〜5,000円から見つかります。
インフラの整備が進み、WiFi環境も良好なので、ワーケーション先としても注目されています。個人旅行がしやすく、治安も観光地では概ね安定しているので、初めてのアジア一人旅にもおすすめですよ。
インドネシア|バリ島から都市部まで幅広い選択肢
インドネシアの生活費指数は26.1(日本比約55%)で、アジアの中でもトップクラスの物価安を誇ります。リゾートの島・バリから、近代的な都市・ジャカルタまで多彩な旅のスタイルに対応しています。
タクシー(Grab)の1kmあたりの料金は約58円と、移動コストも非常に安いのが特徴です。バリ島のウブドやチャングーエリアは長期滞在者向けのコワーキングスペースも充実していて、デジタルノマドの聖地ともいわれています。
カンボジア|ドル流通で計算しやすい格安国
カンボジアの生活費指数は34.8(日本比約73%)。ドルが広く流通しているため両替の手間が少なく、旅行者にとって計算しやすいのがメリットです。アンコールワットで有名なシェムリアップでは、宿泊費が1泊1,500円台からと格安です。
ただし、観光地では観光客向けの「ツーリストプライス」が設定されていることも多いので、地元の食堂やマーケットを積極的に利用するとよりコスパを高められますよ。
マレーシア|英語通用・インフラ充実で移住人気No.1
マレーシアの生活費指数は34.0(日本比約72%)。英語が広く通じ、医療水準も高く、インターネット環境も整っているため、海外移住先として日本人に最も人気の国のひとつです。マレーシア政府が運営する長期滞在ビザ「MM2H(マレーシア・マイ・セカンドホーム)」プログラムを利用すれば、最長10年の長期滞在が可能です。
クアラルンプールの屋台(マムック)での食事は1食300〜600円程度。交通費も安く、LRT・MRT・バスのネットワークが充実しています。旅行だけでなく、長期滞在・移住の選択肢としても真剣に検討してみてください。
タイ|日本人コミュニティ大・食事の水準が高い
タイの生活費指数は38.0(日本比約80%)。アジアの中では「やや高め」ですが、それでも日本より約2割安く生活できます。バンコクには大きな日本人コミュニティがあり、日本語対応の病院・スーパー・飲食店も充実しているため、初めての長期海外滞在にも安心感があります。
タイ料理のクオリティの高さも大きな魅力です。屋台や食堂での1食は300〜600円程度で、本格的なタイ料理を毎日楽しめます。2022年からは「LTR(Long Term Resident)ビザ」が導入され、移住選択肢としても注目度が上がっています。
フィリピン|リゾートと英語学習で二度おいしい
フィリピンの生活費指数は30.1(日本比約63%)。セブ島やボホール島などの美しいビーチリゾートを、日本の約6割の予算で楽しめます。英語が公用語のため、語学留学先としても人気があり、マンツーマン授業が格安で受けられる英語学校が数多く集まっています。
ただし、タクシーや観光地では外国人向けの価格設定があることも。Grabアプリを使うと明朗会計で移動できるのでおすすめです。
インド|圧倒的な物価安だが旅行難易度はやや高め
インドの生活費指数は18.9と、日本の約40%という圧倒的な物価安を誇ります。ただし、衛生面の管理や移動の複雑さなど、旅行難易度はやや高めです。バックパッカーに慣れた方や、長期旅行で徹底的に節約したい方には非常に魅力的な選択肢です。
ウズベキスタン|シルクロードの穴場格安国
ウズベキスタンの生活費指数は27.3(日本比約57%)。サマルカンドのティムール朝の遺跡群は世界遺産としても有名で、日本からの観光熱が高まっています。旅行者向けの宿やレストランも整いつつあり、独特の中央アジア文化を低コストで体験できる穴場的存在です。
ネパール|ヒマラヤ×格安トレッキングが魅力
エベレストをはじめとする壮大な山岳景観が魅力のネパールは、物価の安さでもトップクラスです。カトマンズやポカラなどの観光都市でも宿泊費は1泊1,000円台から、食費も1食数百円〜と非常に低コストで過ごせます。ヒマラヤのトレッキングルートは豊富で、ガイドや宿を組み合わせても日本国内旅行より安い費用で大自然を体験できますよ。
ネパールは山岳地帯が多く、標高による高山病のリスクもあります。トレッキングを計画する場合は、現地ガイドの手配と事前の体調管理を忘れずに。入山許可証(パーミット)が必要なルートもあります。
ラオス|東南アジア最後の秘境、ゆったりローカル旅
「東南アジア最後の秘境」とも呼ばれるラオスは、世界遺産の古都ルアンパバーン、クアンシーの滝、メコン川の大自然が揃う穏やかな国です。ローカルレストランでの食事は1食200〜400円程度、国民的ビール「ビアラオ」は約150円と格安ですよ。観光地化が進みすぎておらず、素朴なアジアの空気を味わいたい方に特におすすめです。
台湾|食費は安いが総合では日本と同等
台湾は夜市のグルメや観光スポットの豊富さで日本人に大人気ですよね。ただ、Numbeo 2026年の総合生活費指数は49.7(日本比約105%)と、実は全体的な物価は日本と同程度かやや高めです。一方、レストランや屋台の食費指数は日本(30.3)より低い27.4で、食費だけ見ると安く楽しめます。「食は安い、でも全体的には日本と同じくらい」という認識で旅行計画を立てるとちょうどいいと思います。
【ヨーロッパ編】物価が安い国ランキング
ヨーロッパ全体は日本よりも物価が高い国が多いのが現実です。とはいえ、ヨーロッパの中でも特に物価が安い国はいくつかあります。アジアへの旅行に加えて、ヨーロッパにも挑戦したい方はぜひチェックしてみてください。
ヨーロッパで「物価が安い」といわれる国でも、日本と比べると同等か高めになる場合があります。「ヨーロッパの中では安い」という意味で理解してください。
ジョージア(グルジア)|欧州で最も物価が安い隠れた名国
コーカサス地方に位置するジョージアの生活費指数は33.1(日本比約70%)と、ヨーロッパ圏で最も物価が安い国のひとつです。首都トビリシは近年「ヨーロッパのベルリン」とも呼ばれ、アート・音楽・食文化が豊かで旅行者からの評価が急上昇しています。
ワインの発祥地としても知られ、クヴェブリ(素焼き壺)で醸造した本場のジョージアワインを格安で楽しめます。ジョージアはビザなしで最大365日滞在可能(日本国籍)なため、長期旅行者やノマドワーカーにも人気が高まっています。
ハンガリー|東欧の中心地、日本とほぼ同等の物価
ハンガリーの生活費指数は46.9(日本比約99%)と、日本とほぼ同水準です。「東欧は安い」というイメージがありますが、ブダペストなどの主要都市では観光地価格も上がっており、アジア諸国のような大きなコスト差は期待しにくい状況です。とはいえ、西欧(フランス・ドイツ・スイス等)と比べると格段に安く、「ヨーロッパを安く楽しみたい」方にはおすすめの選択肢です。
チェコ|プラハは美しいが物価は日本より高め
チェコの生活費指数は53.0(日本比約112%)と、実は日本よりやや高めです。プラハの美しい旧市街は観光客に大人気で、観光地化が進んだ結果、物価も上昇傾向にあります。「東欧だから安いはず」と過信せず、予算は日本旅行と同等か少し多めに見積もっておくと安心です。
目的別おすすめ:旅行 vs 移住
「物価が安い国に行きたい」といっても、短期旅行と長期移住では選ぶ基準が変わってきます。それぞれの目的別におすすめ国をまとめました。
- ベトナム(食事・宿・移動が全て安い)
- インドネシア・バリ島(リゾートが格安)
- タイ(治安・インフラ◎で初心者にも安心)
- フィリピン(リゾート×英語学習の二刀流)
- ジョージア(欧州圏で最もコスパ優秀)
- マレーシア(MM2Hビザ・英語通用・医療◎)
- タイ(LTRビザ・日本人コミュニティ充実)
- ベトナム(物価安×IT産業発展でノマド人気)
- ジョージア(長期滞在ビザなし・生活費安)
- フィリピン(英語環境・温暖な気候)
「実際に住んでみると合わなかった」というケースも少なくありません。いきなり移住を決める前に、1〜2週間の「お試し滞在」で生活コストや生活環境をリアルに体験してみることをおすすめします。プライシーアプリで現地のAmazon商品(生活必需品)の価格推移も確認できますよ。
物価が安い国への旅行で注意するポイント
治安リスクを事前確認する
物価が安い国の中には、観光地とエリアによって治安の差が大きい国もあります。外務省の海外安全情報サイトで渡航危険情報を必ず確認してから旅行計画を立てましょう。スマートフォンのすり・置き引きは多くの国で起きています。現金は必要最小限にして、貴重品の管理には十分気をつけてください。
観光地価格とローカル価格の差に注意
「物価が安い国」でも観光地エリアは外国人向けの価格設定になっているケースが多いです。地元の人が利用する食堂・市場・乗り物を積極的に使うと、同じ国でも体感コストが大きく変わります。配車アプリ(Grab・Gojekなど)を使うと、タクシーのぼったくりも防げて安心です。
円安の影響で変わる「安さの感覚」
2026年5月現在、1ドル=約156〜157円と円安傾向が続いています。ドル決済が多いカンボジアやフィリピンでは、以前より実質的な旅行コストが上がっています。旅行計画時には最新の為替レートを確認して、予算に余裕を持たせておくと安心です。
よくある質問
Numbeo 2026年のデータでは、インド(日本比約40%)、インドネシア(約55%)、ベトナム(約56%)、フィリピン(約63%)、ジョージア(約70%)、マレーシア(約72%)、カンボジア(約73%)、タイ(約80%)などが日本より物価が安い国として挙げられます。アジア諸国は全般的に日本の半分〜8割の生活費で滞在できます。
Numbeo 2026年データでは、インドが生活費指数18.9と最も低く、日本の約40%で生活できます。次いでインドネシア(26.1)、ベトナム(26.4)が安く、いずれも日本の約55〜56%の生活費です。旅行のしやすさも考慮すると、ベトナムとインドネシアがコスパ・旅行環境ともにバランスの優れた選択肢です。
物価の安さと治安のバランスが優れている国としては、マレーシア(日本比約72%)、タイ(約80%)、台湾(食費は安いが総合では日本と同等)、ベトナム(約56%・観光地は安全)などが挙げられます。ヨーロッパではジョージア(約70%)が物価安×治安○で近年人気が高まっています。渡航前に必ず外務省の海外安全情報を確認してください。
移住先として特に人気なのはマレーシア(MM2Hビザ・英語通用・医療水準高)、タイ(LTRビザ・日本人コミュニティ充実)、ベトナム(物価安×IT産業発展)などです。インドは物価が最安ですが、衛生環境や生活インフラへの慣れが必要です。移住前に必ず現地でお試し滞在することをおすすめします。
ヨーロッパで日本より物価が安い国は限られます。ジョージア(生活費指数33.1、日本比約70%)が最も安く、コーカサス地方の独特の文化と食を楽しめます。ハンガリーは指数46.9(日本比約99%)と日本とほぼ同水準、チェコは53.0(約112%)と日本よりやや高めです。「ヨーロッパの中では安い」という意味であれば、ジョージア・ハンガリー・ポルトガルなどが候補になります。
まとめ|物価が安い国を目的別に選ぼう
物価が安い国ランキング まとめ
- コスパ旅行の最高峰はベトナム・インドネシア(日本比約55〜56%)。1食200〜400円、宿泊2,000円台から楽しめます
- 初めての海外旅行・長期滞在にはタイ・マレーシアが安心。インフラ充実、日本語対応サービスも豊富
- 移住先として最もバランスが良いのはマレーシア。英語通用・医療水準高・MM2Hビザと三拍子そろっています
- ヨーロッパで最もコスパが良いのはジョージア(日本比約70%)。ビザなし365日滞在可能で旅行・移住ともに注目度急上昇中
- 台湾・韓国は「物価が安い国」ではない。総合コストは日本と同等〜やや高め(台湾105%、韓国130%)なので要注意
- 円安の影響は見逃せません。渡航前に最新の為替レートを確認して予算を見直しましょう
各国の物価について、より詳しい情報は以下の個別記事もぜひ参考にしてください。プライシーでは各国の生活費データや価格変動を継続的に追跡しています。
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