「サウジアラビアって物価が高そう…」と思っている方、多いのではないでしょうか。石油大国のイメージから「何もかも高い」と思われがちですが、実際の物価は品目によって大きく異なります。この記事では、2026年最新のサウジアラビアの物価を日本と比較しながら、旅行にかかる費用の目安と節約のコツをまとめてご紹介します。

結論
サウジアラビアの物価:品目によって「安い」と「高い」が混在

全体的には日本と同程度〜やや安めですが、宿泊費・輸入品・外食(高級店)は割高な傾向があります。一方で、ガソリン・交通費・ミネラルウォーターは日本より明らかに安いです。旅行スタイルによって体感は大きく変わりますよ。

圧倒的に安い ガソリン・公共交通・ミネラルウォーター(水500ml:約50〜100円
日本より安め ローカル食堂での食事・タクシー・中級ホテル(食事1食:約800〜1,500円
日本より高め 都心の家賃・輸入品・高級ホテル・一部の外食(家賃:約30万円〜/月

サウジアラビアの物価は日本より安い?高い?

サウジアラビアの物価を一言で表すのは難しいのですが、「二極化している」と表現するのが一番的確です。観光客が利用するようなホテルやレストランは日本より高くなりがちな一方、ローカルな食事・交通・日用品は日本より安いケースが多いです。

大事なのは「どこで・何を」買うかです。ショッピングモール内の輸入食品は割高ですが、地元のスークや市場では同じものがずっと安く手に入ります。旅行前にこの「二極化」を知っておくだけで、予算を賢く立てられますよ。

品目別「日本比」比較表

品目 サウジアラビア 日本(参考) 評価
ミネラルウォーター(500ml) 約50〜100円 約100〜150円 安い
ローカル食堂での食事(1人) 約800〜1,500円 約800〜1,200円 やや安い
レストラン(2人分) 約3,000円〜 約4,000円〜 やや安い
高級レストラン(1人) 約3,000〜5,000円 約3,000〜6,000円 同程度
タクシー初乗り 約400円 約500〜740円(東京) 安い
地下鉄(2時間乗り放題) 約168円(4SAR) 約170〜330円(初乗り) 安い
格安ホテル(1泊) 約3,000円〜 約3,000〜5,000円 同程度
中級ホテル(1泊) 約5,000〜15,000円 約8,000〜20,000円 やや安い
都心部の家賃(1LDK相当) 約30万円〜/月 約8万円〜/月(東京) 高い
ガソリン(1リットル) 約20〜30円 約165〜185円 非常に安い

※為替レートは2026年5月時点の1SAR≒42円で計算しています。

ポイント:家賃が突出して高いのは、多くの外資系企業が家賃手当を出すため、高級物件に需要が集中しているからです。旅行者には関係のない数字ですので、安心してください。ガソリンの安さは石油産出国ならではです。

物価の二極化:安いものと高いもの

サウジアラビアの物価には明確な「安い層」と「高い層」があります。観光旅行のポイントはローカルの食堂やスークを積極的に活用することです。観光客向けのショッピングモールや高級エリアでは日本と変わらないか、むしろ高くなる場合もあります。

特に「食事量の多さ」はサウジアラビアならではです。カブサ(国民食のスパイスライス)などは1人前を頼んでも2〜3人分の量が出てくることが多く、グループ旅行であればシェアするだけで食費をかなり節約できますよ。

通貨・為替レートと現地での支払い方法

サウジアラビアリヤルとは

通貨名
サウジアラビア・リヤル
略称:SAR
1SARの円換算(目安)
約42円
2026年5月時点
補助通貨
ハララ
1SAR = 100ハララ

サウジアラビアの通貨はサウジアラビア・リヤル(SAR)です。2026年5月現在、1SARは約42円で推移しています(為替レートは日々変動します)。紙幣は5・10・50・100・500リヤルが流通しており、硬貨は1・2リヤルと細かいハララ硬貨があります。

計算を簡単にするなら「1SAR ≒ 40〜45円」と覚えておくと便利です。現地で「10SAR」と言われたら「400〜450円くらいかな」と素早くイメージできますよ。

クレジットカードと現金の使い分け

リヤドやジェッダなどの主要都市では、ホテル・レストラン・ショッピングモールでクレジットカードが広く使えます。UberやCareem(カリーム)などの配車アプリもカード決済可能なので、都市部での移動には現金がほとんど必要ありません。

注意:地方の小さな市場(スーク)や屋台では現金のみのケースが多いです。旅行中は200〜300SAR(約8,000〜13,000円)程度の現金を持ち歩くと安心です。両替は現地の銀行や空港両替所で可能ですが、日本国内の銀行やJTBなどで事前に両替しておく方が一般的にレートが有利なことが多いです。

食費・宿泊費・交通費はいくら?カテゴリ別の物価一覧

食費(ローカル食堂・カフェ・スーパー)

サウジアラビアの食事はピンキリです。ローカルな食堂やファストフードを使えば日本より安く食べられますが、おしゃれなカフェや輸入食品を求めると一気に高くなります。

シーン 目安の価格 備考
ローカル食堂(1食) 約800〜1,500円 カブサ・シャワルマ等。量が多いのでシェアもあり
ファストフード(1食) 約600〜1,000円 マクドナルドやKFCは日本と同程度か少し安め
アルバイク(Al Baik)1食 約400〜800円 サウジ国民食のチキンチェーン。旅行者にも大人気
カフェ(コーヒー1杯) 18〜22SAR(約750〜920円) スターバックス等の主要チェーンは日本よりやや高め
高級レストラン(1人) 約3,000〜5,000円 観光エリアのホテル内レストランは特に高め
スーパーでの飲み物(水500ml) 約50〜100円 現地産の水は非常に安い
スーパーでの食材(1日分) 約400〜1,000円 現地産野菜・果物は安い。輸入品は高め

節約のコツ:サウジアラビアのローカルレストランで頼む料理は量が非常に多いです。とくにカブサ(スパイス炊き込みご飯)は1人前でも2〜3人分の量が出てくることが珍しくありません。グループ旅行なら料理を少なめに頼んでシェアするのが賢い選択ですよ。

宿泊費(格安〜高級ホテル)

サウジアラビアには日本でいうカプセルホテルやゲストハウス(ドミトリー)がほとんど存在しません。予算を下げるにも3,000円前後が底値です。その分、中級ホテルがクオリティの割に安く、4つ星クラスでも日本の3つ星程度の価格帯で泊まれることがあります。

ランク 1泊あたりの目安 特徴
格安ホテル(2〜3星) 約3,000〜5,000円 清潔感は保たれているが設備はシンプル
中級・ビジネスホテル(3〜4星) 約5,000〜15,000円 コスパが高い。朝食付きも多い
ラグジュアリーホテル(5星) 約15,000円〜 リヤドやジェッダには世界的ブランドが集中

特に4つ星クラスの中級ホテルは「クオリティの割にリーズナブル」という評判が多いです。日本円で1泊6,000〜10,000円で広い部屋+朝食付きというケースもあります。観光目的であれば中級クラスが最もコスパが高いでしょう。

繁忙シーズンに注意:11月〜3月の冬季は気候が良くなるため、観光客・ビジネス渡航者ともに急増し、ホテルの料金が通常期の1.5〜2倍以上になるケースがあります。特にリヤドやジェッダの人気ホテルは早期に満室になります。冬季に訪問する場合は、少なくとも2〜3ヶ月前に予約しておきましょう。

交通費(Uber・リヤドメトロ・タクシー)

交通費はサウジアラビアで特に「安い」と感じるカテゴリーのひとつです。2024年12月にリヤドで地下鉄(メトロ)が全線開通し、旅行者の移動がさらに便利・格安になりました。

交通手段 料金目安 備考
リヤドメトロ(2時間乗り放題) 4SAR(約168円) 2024年12月全線開通。6路線・85駅
リヤドメトロ(3日間パス) 20SAR(約840円) 観光ならこれが最もお得
リヤドメトロ(7日間パス) 40SAR(約1,680円) 長期滞在向け
Uber・Careem 1kmあたり約5SAR(約210円)程度 市内ならどこでも使える。タクシーより安い
タクシー(初乗り) 約400円 交渉が必要な場合もあり。Uberが便利
都市間バス 数百円〜数千円 長距離移動は国内線が主流

リヤドメトロのポイント:DarbアプリをスマートフォンにインストールしておくとチケットをQRコードで購入できてとても便利です。車両は「シングル(男性のみ)」「ファミリー(女性・カップル・グループ)」「ファーストクラス」の3種類があります。観光目的なら「ファミリー」または「ファーストクラス」を選びましょう。

観光・アクティビティ費用

サウジアラビアの観光スポットには無料で見学できる場所も多く、「お金をかけずに観光できる国」として実際に旅行した方の評判も高いです。とくにジェッダの旧市街(アル・バラド)は世界遺産ですが、散策は基本無料です。

スポット・アクティビティ 費用目安
ジェッダ旧市街(世界遺産)の散策 無料
サウジアラビア国立博物館(リヤド) 数百円〜(要確認)
マスマク城(リヤド) 無料
リヤドの大型ショッピングモール散策 無料(入場)
観光ツアー(世界遺産・砂漠など) 数万円〜(個人手配 or パッケージ)

アルウラやマダイン・サーレハなどの世界遺産遺跡はリヤドやジェッダから離れた場所にあり、個人で行くにはレンタカーやツアー参加が必要です。その場合はかなりの費用がかかりますが、逆に都市観光だけなら食費や交通費以外はあまりかからない国とも言えますよ。

日用品・飲み物

スーパーマーケット(アルダニ、カルフール等)で買う日用品や飲み物は全体的に日本より安めです。ただし輸入品(日本のお菓子や海外ブランドのコスメ等)は高くなることがあります。

アルコールについて:サウジアラビアではアルコール飲料の販売・持ち込みは法律で禁止されています。ビール・ワイン類は一切購入できませんのでご注意ください。

サウジアラビア旅行の総費用シミュレーション

旅行全体にかかる費用を日数別にシミュレーションします。日本からの往復航空券が大きな変動要因になることを覚えておきましょう。観光ビザ代(約2万円)は必ず別途かかりますのでお忘れなく。

3〜4泊5〜6日 短期旅行の費用目安
費用項目節約プラン標準プラン
往復航空券約9万円〜約13万円〜
観光ビザ代約2万円約2万円
ホテル代(5泊)約2〜3万円約4〜7万円
食費約1〜1.5万円約2〜3万円
交通費(メトロ・Uber)約3,000〜5,000円約5,000〜1万円
観光・お土産約1万円約2〜3万円
合計目安(1人)約16〜18万円約24〜30万円
7〜9泊8〜10日 中長期旅行の費用目安
費用項目節約プラン標準プラン
往復航空券約9万円〜約13万円〜
観光ビザ代約2万円約2万円
ホテル代(8泊)約4〜5万円約8〜15万円
食費約2〜2.5万円約4〜5万円
交通費(メトロ・Uber・国内線)約1〜2万円約2〜4万円
観光・お土産約1.5万円約3〜5万円
合計目安(1人)約20〜25万円約32〜44万円

航空券について:日本からサウジアラビアへの直行便は本数が限られており、経由便が一般的です。往復の航空券は時期・航空会社によって大きく変動しますが、目安として安い時期で9万円〜、繁忙期で15万円以上になることもあります。早めに予約するのがコツです。

物価を抑えるコツ・節約術

  • 1
    ローカル食堂を積極的に使う観光エリアから少し離れた地元向けの食堂では、美味しくてボリュームたっぷりの食事が日本円で800〜1,000円程度で食べられます。カブサやシャワルマは特にコスパが高いですよ。
  • 2
    リヤドメトロを活用する2024年12月に全線開通したリヤドメトロは、3日間パスが20SAR(約840円)と非常に格安です。主要観光スポットの多くがブルーラインやグリーンライン沿いにあります。Darbアプリでチケットを購入するのが最もスムーズです。
  • 3
    タクシーよりUber・Careemを使うリヤドやジェッダの流しのタクシーは交渉が必要で割高になりがちです。UberやCareemなら事前に料金がわかり、クレジットカードで支払えて安心です。
  • 4
    スーパーマーケットで飲み物・おやつを調達ミネラルウォーター500mlが50〜100円、現地ジュースも安く手に入ります。観光中の水分補給はスーパーでまとめ買いするだけで食費をかなり抑えられます。
  • 5
    無料の観光スポットを中心に回るジェッダの旧市街(アル・バラド)やリヤドのマスマク城など、入場無料で楽しめるスポットが充実しています。ショッピングモールの散策も無料ですし、モスクは非ムスリムでも入場できるものがあります。
  • 6
    航空券は早期予約でコストを抑える日本からサウジアラビアへの航空券は変動幅が大きいです。3〜6ヶ月前に予約するのが最もコストを抑えやすいタイミングです。経由便を選ぶとさらに安くなる場合があります。

よくある質問

サウジアラビア旅行の最低予算はいくらですか?

日本からの往復航空券と観光ビザ代(約11万円)が固定費として必要です。これに宿泊・食費・交通費を加えると、節約プランでも1人15〜18万円程度は見込んでおく必要があります。現地の物価自体は安い面もありますが、航空券とビザ代が旅行費全体の大半を占める点が特徴です。

リヤドとジェッダで物価は違いますか?

大きくは変わりませんが、首都リヤドは政府機関や外資系企業が集中するため、都心部の宿泊費はジェッダより高めになりやすいです。ジェッダは港町で商業が盛んなため、食材やローカル食堂はリヤドより安い場合があります。観光資源は両都市ともに豊富ですので、旅行スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。

サウジアラビアでクレジットカードは使えますか?

リヤドやジェッダの主要ホテル・レストラン・ショッピングモールではVISA・Mastercardが広く使えます。UberやCareemもカード払いが可能です。ただし、地方の小さな商店や伝統的なスーク(市場)では現金のみの場合があります。念のため200〜300SAR(約8,000〜13,000円)程度の現金を手元に持っておくと安心です。

サウジアラビアの観光ビザはいくらかかりますか?

日本人はサウジアラビア入国に観光ビザが必要です。eビザで申請可能で、費用は約2万円(変動あり)です。ビザ代は旅行全体の費用の中で大きな割合を占めますので、事前に最新情報を外務省または在日サウジアラビア大使館のサイトで確認してください。

サウジアラビアで日本円は使えますか?

日本円での直接支払いは基本的に受け付けていません。現地通貨(サウジアラビア・リヤル)への両替が必要です。両替は空港・銀行・両替所で可能ですが、日本国内の銀行や外貨両替サービスで事前に換えておく方がレートが有利なことが多いです。

まとめ

サウジアラビアの物価:押さえておきたいポイント

  • 物価は品目によって「安い」と「高い」が混在。ローカル食堂・交通費は安く、家賃・輸入品は高い
  • 1サウジアラビア・リヤルは約42円(2026年5月時点)。「1SAR≒40〜45円」と覚えると便利
  • リヤドメトロ(2024年12月全線開通)で交通費が大幅節約可能。2時間乗り放題4SAR(約168円)
  • 旅行全体では航空券・ビザ代(合計約11万円〜)が固定費。現地生活費は日本と大差ない
  • 節約のカギはローカル食堂・メトロ・無料観光スポットの活用。Uberは必須アプリ

サウジアラビアは2019年に観光ビザが解禁されてから急速に旅行者向けのインフラが整いつつあります。「物価が高そう」というイメージよりも、ローカルを活用すれば意外とリーズナブルに旅できる国です。計画をしっかり立てて、ぜひ素晴らしい旅を楽しんでみてください!

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