「モルディブは高すぎて無理かも…」と思っていませんか?実は、滞在エリア次第で旅行費用は大きく変わります。水上ヴィラが有名なリゾート島では確かに高額ですが、首都マレ周辺のローカル島なら日本とほぼ同じ感覚で過ごせることも。この記事では、カテゴリ別の物価相場から3パターンの旅行費用シミュレーションまで、モルディブ旅行の予算を立てるために必要な情報をまとめています(2026年5月時点の情報です)。

結論
モルディブの物価は「エリア次第」で大きく変わります
モルディブの物価は、リゾート島(高い)とローカル島(日本並み)で2極化しているのが最大の特徴です。どちらを選ぶかで旅行総額が倍以上変わるため、まず「自分はどのプランで行くか」を決めることが予算設計の第一歩になります。
贅沢リゾート 水上ヴィラ・オールインクルーシブを満喫 → 1人あたり 約56万円〜(3泊5日)
ハイブリッド ローカル島3泊+リゾート1泊の欲張りプラン → 1人あたり 約35〜40万円(4泊6日)
節約ローカル ゲストハウス+現地飯で賢く旅する → 1人あたり 約24.5万円〜(4泊6日)

モルディブの物価は高い?日本と比べた結論

モルディブの物価は「高い」「安い」の二択では答えられません。正確には、「ローカル島は日本と同等かやや安い。リゾート島は日本の高級ホテル以上」です。

日本人がモルディブを「高い」と感じる一番の理由は、リゾート島の価格設定にあります。1島1リゾートが基本のモルディブでは、食材や日用品のほぼすべてを輸入に頼るうえ、リゾート側が価格を独占的に設定できます。そこにサービス料と税金が上乗せされるため、同じ内容でも日本の倍以上の価格になることが珍しくありません。

ローカル島の物価水準

首都マレやフルマーレ、マーフシ島などのローカル島では、日用品や食堂の食事は日本とほぼ同水準か、むしろ安い場合もあります。バス運賃は数十円、地元の食堂では1食480円前後で食べられるなど、「島国だから物価が高い」というイメージとは大きく異なります。

リゾート島の物価がなぜ高いのか

リゾート島の価格が高い理由は主に3つあります。

  1. 輸送コスト:食材・日用品をすべて輸入するためコストが乗る
  2. 価格の独占性:島外に出られない構造上、リゾートが価格を自由に設定できる
  3. 税金とサービス料の二重課税:本体価格にサービス料(約10%)が加算され、さらにその合計にTGST(観光客向けGST:2025年7月から17%に引き上げ)が課税されます

⚠️ 税金は思ったより高い

リゾートで1万円の夕食を注文した場合、サービス料10%を加えた1,100円にさらにTGST 17%がかかるため、支払い総額は約1万2,870円になります。実質約29%の上乗せがあることを覚えておきましょう。大規模リゾート(50室以上)では1泊あたり12ドルのグリーン税も別途発生します。

リゾート島 vs ローカル島の物価を徹底比較

具体的な数字で確認してみましょう。同じモルディブでも、どのエリアに泊まるかで体感する物価水準はまったく別物です(※1ドル=約150円、1ルフィア=約9.6円で換算)。

カテゴリ・品目 ローカル島の相場 リゾート島の相場 日本(参考)
ミネラルウォーター(500ml) 約48円(5MVR) 約750円(5USD) 約150円
ローカル食堂・1食 約480円(50MVR) 約2,250円(15USD) 約1,200円
カフェ・コーヒー 約461円(48MVR) 約1,200円(8USD) 約500円
高級ディナー(1人) 約7,680円(800MVR) 約15,000円(100USD) 約5,000円
ワイン1杯 ×(イスラム教・禁止) 約3,000円以上(20USD〜) 約800円
ゲストハウス/ホテル(1泊2名) 約15,000円(100USD) 約150,000円〜(1,000USD〜) 約15,000円
タクシー初乗り(マレ市内) 約240円(25MVR) 約500円
バス(マレ市内) 約48円(5MVR) 約250円
シュノーケリングツアー(1日) 約7,500円(50USD) 約15,000円(100USD)

同じ「モルディブ」でも、ローカル島の食堂ランチは480円、リゾートのランチは3,000円以上と大きな差があります。さらにリゾートではサービス料+TGST(約29%)が上乗せされるため、実際の支払い額はさらに増えます。

💡 ローカル料理「マス・フニ」を試してみて

モルディブ伝統の朝食「マス・フニ」(マグロとすりおろしたココナッツ、チリを混ぜたもの+ロシ/薄焼きパン)は、ローカル食堂で500円以下で食べられます。観光客にも人気の一品なので、ぜひ試してみてください。

食費の相場:ローカル食堂からリゾートレストランまで

モルディブの食費は、宿泊先の形態によって大きく変わります。まず「自分はどこで食べるか」を把握しておくと、予算が立てやすくなります。

ローカル島・首都マレの食事代

ローカル食堂(ホタアと呼ばれる地元のカフェ食堂)を利用すれば、1食あたり500〜1,000円前後で満腹になれます。魚介を使ったカレーやマス・フニなど、素朴ながら満足感の高い食事が並んでいます。これは日本のファストフード感覚と近い水準で、「安いアジア旅行」と同じ感覚です。

リゾート島の食事代

リゾートでは、朝食だけで1人あたり約4,500〜7,500円(30〜50USD)、ランチやディナーは1食あたり約7,500〜15,000円(50〜100USD)が目安です。税金・サービス料込みだと、1日の食費だけで2〜3万円以上になることも珍しくありません。

ただし、多くのリゾートは「オールインクルーシブ」を採用しており、食事・飲み物・アクティビティがすべて宿泊料金に含まれます。この場合は別途食費がほとんど発生しないため、トータルコストでは意外とお得になることもあります。

アルコール代には要注意

モルディブはイスラム教の国で、ローカル島や首都マレではアルコールの販売が禁止されています。リゾート島限定でお酒が提供されていますが、ワイン1杯で3,000円以上(20USD〜)と非常に高額です。お酒好きの方は、オールインクルーシブプランを選ぶか、飲酒量を控えめにすることで大幅な節約になります。

宿泊費の相場:グレード別の1泊目安

モルディブの宿泊費は、グレードによって1泊あたりの価格が10倍以上変わります。自分の予算に合ったグレードを選ぶことが、旅行費用コントロールの最大のポイントです。

宿泊タイプ 1泊あたりの目安(1室2名分) 特徴
ゲストハウス(ローカル島) 約15,000円〜(100USD〜) 首都マレやマーフシ島周辺。日本のビジネスホテル並みのコスパ
スタンダードリゾート(1名あたり) 約2万〜5万円 リゾート感はあるが手頃。オールインクルーシブも多い
スーペリアリゾート(1名あたり) 約4.5万〜9万円 設備・立地ともに充実。水上ヴィラがある場合も
ラグジュアリーリゾート(1名あたり) 約9万〜25万円以上 プライベート水上ヴィラ、最高級設備
超高級リゾート(水上ヴィラ) 1泊50万円超の場合あり 世界トップクラスのリゾート。ハネムーン御用達

注意が必要なのは、「リゾート代金」にオールインクルーシブが含まれているかどうかです。一見高く見えるリゾートでも、食事・飲み物・アクティビティがすべて込みであれば、別途食費がかからずトータルコストは低くなることがあります。予約時に必ず確認しましょう。

交通費の相場:島間移動コストの現実

モルディブの交通費は、「島内移動」と「空港からリゾートへの移動」でまったく異なります。後者はモルディブ旅行で特に見落とされやすい大きなコスト要因です。

マレ市内・ローカル島内の移動

首都マレの島内はバスが約48円(5MVR)、タクシーの初乗りが約240円(25MVR)と非常に安く、日本の都市部と比べてかなりリーズナブルです。島自体が小さいため、徒歩と組み合わせれば移動費はほとんどかかりません。

ローカル島間の移動には国営フェリーが利用でき、料金は数百円程度と格安です。ただし便数が少なく、金曜日は運休・減便になることがあるため、スケジュールを事前に確認しておきましょう。

空港からリゾートへの移動費用

ヴェラナ国際空港からリゾート島への移動は、モルディブ旅行の中でも特に高額になる部分です。移動手段によって料金が大きく異なります。

移動手段 料金目安(往復1名) 所要時間 特徴
スピードボート 約16,500〜37,500円(110〜250USD) 20〜90分 比較的リーズナブル。近距離リゾート向け
水上飛行機 約69,000〜150,000円以上(460〜1,000USD〜) 約25分 景色が圧巻。遠方リゾートへのアクセスに必須
国内線+スピードボート 個別に手配が必要 国内線15分+ボート30分 水上飛行機の代替手段。遠方リゾートで有効
ローカルフェリー 数百円程度 数時間(便数少) ローカル島間のみ。リゾート送迎には使えない

ツアーパックで予約する場合、スピードボートや水上飛行機の送迎代が含まれているケースが多く、個別手配より割安になります。自分で手配する場合は交通費だけで往復5〜15万円以上かかることを念頭に置いて予算を組みましょう。

モルディブ旅行の総費用シミュレーション(3パターン)

ここまでの物価情報をもとに、3つのプランで旅行総額を試算してみました。プライシー編集部が実際の相場から計算した目安です(航空券は東京発・エコノミー・乗り継ぎ1回を想定)。

リゾートプラン
3泊5日
水上ヴィラ泊
約56万円〜(1名あたり)
  • ✈️ 航空券:約15万円〜
  • 🏨 リゾート宿泊:約25万円〜(3泊)
  • 🍽️ 食費・飲料:約8万円〜
  • 🚤 移動(スピードボート等):約4万円〜
  • 🤿 アクティビティ:約3万円〜
  • 📋 保険・通信他:約1万円〜
ハイブリッドプラン
4泊6日
ローカル3泊+リゾート1泊
約35〜40万円(1名あたり)
  • ✈️ 航空券:約15万円〜
  • 🏨 ゲストハウス3泊:約4.5万円〜
  • 🏨 リゾート1泊:約7〜10万円〜
  • 🍽️ 食費(混在):約3〜4万円〜
  • 🚤 移動:約2〜3万円〜
  • 🤿 アクティビティ:約2万円〜
  • 📋 保険・通信他:約1万円〜
ローカルプラン
4泊6日
ゲストハウス泊
約24.5万円〜(1名あたり)
  • ✈️ 航空券:約15万円〜
  • 🏨 ゲストハウス4泊:約4万円〜
  • 🍽️ ローカル食堂中心:約1.5万円〜
  • 🚤 ローカルフェリー主体:約1万円〜
  • 🤿 ローカル発ツアー:約2万円〜
  • 📋 保険・通信他:約1万円〜

💡 ハイブリッドプランがコスパ最高

「憧れの水上ヴィラも体験したいけど、予算も抑えたい」という方には、ローカル島のゲストハウスを拠点にしつつ1泊だけリゾートに宿泊するハイブリッドプランがおすすめです。旅行全体の大半を物価の安いローカル島で過ごしながら、モルディブの醍醐味も体験できます。

なお、ハネムーン(新婚旅行)でモルディブを訪れる場合は、リゾートプランを2人分で計算すると合計約80〜120万円以上になるケースが多いです。特別な旅行だからこそ、早めの予算計画をおすすめします。

モルディブ旅行を安くする節約術

物価が高いと言われるモルディブでも、賢く選べば費用を大幅に抑えられます。特に効果的な5つのコツをご紹介します。

① オフシーズン(5〜11月)を狙う

モルディブの旅行費用が最も安くなるのは、雨季のオフシーズン(5月〜11月)です。リゾートによっては通常の2〜3割引で宿泊できることも。「モルディブは高すぎる」と思っていた方でも、このシーズンなら予算内に収まる可能性があります。

雨季とはいえ、1日中雨が降り続けることは少なく、短時間のスコールが降る程度です。特に6〜7月はシュノーケリングやダイビングも十分楽しめます。ただし5月は降水量が多い月なので、天気に少し余裕を持った日程を組むと安心です。

② ローカル島・ゲストハウスを活用する

マーフシ島やフルマーレ島などのゲストハウスは、日本のビジネスホテル並みの価格帯で泊まれます。海が近く、マリンアクティビティも現地発のツアー(約7,500円〜)で参加できるため、「リゾートだけがモルディブじゃない」という体験ができます。

③ ツアーパックで送迎込みにする

個人手配だと別途かかるスピードボートや水上飛行機の送迎代が、ツアーパックでは含まれていることがほとんどです。結果的にツアーのほうが安くなるケースも多いので、必ず比較してみましょう。

④ リゾート内の飲食を最小限にする

ローカル島に滞在する場合、リゾートに移動する前にコンビニやスーパーでミネラルウォーターやスナックを買いだめしておくのが鉄則です。リゾートでは同じ商品が10〜15倍の価格になることもあります。また、アルコールを飲まないだけで食費を大きく節約できます。

⑤ 通信費はeSIMかポケットWi-Fiで事前に手配する

見落とされがちなのが通信費です。リゾートのWi-Fiは速度が不安定なケースもあり、移動中・ローカル島滞在中はモバイル通信があると安心です。ポケットWi-Fiをレンタルすると1日あたり1,000〜1,900円程度かかりますが、eSIMなら事前にアプリで購入して設定するだけなので、空港での受け取り手続きが不要で割安なプランも選べます。4泊6日なら通信費だけで6,000〜9,000円ほどの差が出ることもあるので、出発前に比較検討しておきましょう。

通貨・為替・支払い方法の基本

旅行前に知っておきたい、モルディブの通貨と支払いのポイントをまとめました。

ルフィアとUSドル、どちらを準備すべきか

モルディブの公式通貨はモルディブ・ルフィア(MVR)ですが、リゾートや主要ホテルでは米ドル(USD)が事実上の標準通貨として流通しています。リゾート滞在が中心であれば、米ドルを準備しておけば支払いに困る場面はほとんどありません

ローカル島での買い物にはルフィアが便利で、米ドルで払うとお釣りが不利なレートになる場合があります。マレ空港到着時に少額をルフィアに両替しておくのがおすすめです。

※参考レート(2026年1〜2月時点):1MVR=約9.6〜10.2円、1USD=約150〜158円。為替は変動するため、出発前に最新レートをご確認ください。

チップの目安

モルディブにはチップの習慣があります。リゾートではレストランやスパのスタッフに1〜2ドル、荷物を運んでもらったときは1ドルが目安です。1ドル紙幣を10〜20枚ほど用意しておくと安心です。リゾートを出発前に使い切るよう計画しましょう。

なお、サービス料がすでに請求書に含まれている場合("service charge included"の表示)は、追加チップは任意です。

よくある質問

モルディブの物価は日本より高いですか?

エリアによって異なります。ローカル島(マレ・マーフシ島等)は日本と同程度かやや安い水準です。一方、1島1リゾートのリゾート島では食事や宿泊が日本の高級ホテル以上になることが多く、さらにサービス料と税金(TGST 17%)が約29%上乗せされます。

モルディブ旅行の最低予算はいくらですか?

節約志向のローカル島プランで4泊6日・1人あたり約24.5万円〜が目安です。一方、水上ヴィラなどリゾートに泊まる場合は3泊5日でも1人約56万円〜が目安となります。

モルディブで安く泊まれる方法はありますか?

マーフシ島やフルマーレ島などのゲストハウスを利用すると、1泊2名で15,000円前後から宿泊できます。また、オフシーズン(5〜11月)に予約することでリゾートも通常の2〜3割引になることがあります。

ローカル島とリゾート島、どちらを選ぶべきですか?

予算・目的によります。「とにかく憧れの水上ヴィラを体験したい」ならリゾート島、「予算を抑えながらモルディブの海を楽しみたい」ならローカル島がおすすめです。「両方試したい」という方にはローカル島3泊+リゾート1泊のハイブリッドプランが人気です。

まとめ:モルディブの物価は「どこに泊まるか」で決まる

この記事のポイント

  • モルディブの物価はリゾート島は高い・ローカル島は日本並みという2極化構造
  • リゾートではサービス料10%+TGST 17%で実質約29%増しになることを把握しておく
  • 旅行総額の目安:リゾートプラン約56万円〜 / ハイブリッド約35〜40万円 / ローカルプラン約24.5万円〜(いずれも1名・3〜4泊)
  • 安く行くならオフシーズン(5〜11月)+ローカル島拠点の組み合わせが効果的
  • 送迎(スピードボート・水上飛行機)はツアーパックに含めると節約できる

モルディブ旅行のコストを抑えたいなら、まず「自分はどのプランで行くか」を明確にすることが大切です。プライシーでは旅行グッズやカメラなど、旅行前に必要なアイテムの最安値や値下がり情報を確認できます。旅行の準備にぜひご活用ください。

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