「アイルランドの物価って、実際どのくらい高いの?」旅行や留学を考えているなら、まず気になるのがこの疑問ではないでしょうか。本記事では、2026年5月現在の為替レート(1ユーロ≈184円)をもとに、食費・宿泊費・交通費などカテゴリ別の具体的な金額を解説します。旅行費用のシミュレーションと節約術もあわせてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

結論
アイルランドの物価は、目的によって必要な準備が変わります
アイルランドの物価は日本の約1.5〜2倍。ヨーロッパの中でも高水準です(2026年5月現在、1EUR≈184円)。
旅行検討中 3泊5日なら約8〜20万円(航空券別)が目安。プラン次第で大きく変わります
留学検討中 ダブリンでの月額生活費は約20〜35万円が目安(宿泊費含む)
節約したい Leap Card活用・スーパー自炊・無料スポット巡りで2〜3割の節約が可能です

アイルランドの物価は日本の何倍?通貨と物価水準を確認

アイルランドの物価が「高い」という話を聞いたことがある方も多いと思います。実際のところ、日本と比べてどのくらい違うのかをまず確認しておきましょう。

通貨はユーロ・2026年5月現在の為替レート

アイルランドの通貨はユーロ(EUR)です。2026年5月現在、1ユーロは約184円で推移しています。近年の円安の影響もあり、数年前と比べると日本からの旅行者にとってはかなり割高に感じられるのが実情です。

以前(2019〜2020年ごろ)は1ユーロ120〜125円程度だったことを考えると、同じサービスを受けるのに必要な円の金額が約1.5倍近くになっています。旅行予算を考える際はこの円安を織り込んで計算することが大切です。

為替レートについて本記事の日本円換算は1EUR=184円で計算しています。実際の換算時は最新レートをご確認ください。

ヨーロッパの中でのアイルランドの物価ポジション

ヨーロッパ各国の物価を比べると、アイルランドは上位の高物価国に位置します。ロンドンに近い水準で、パリとほぼ同程度。スペインやポルトガルと比較すると、外食や宿泊費は2割以上高くなることが多いです。

都市外食(安い店・1人)ホテル(中級・1泊)物価傾向
ダブリン(アイルランド)€20〜 / 約3,680円〜€150〜 / 約27,600円〜高い
ロンドン(イギリス)£18〜 / 約3,400円〜£130〜 / 約25,000円〜高い
パリ(フランス)€18〜 / 約3,312円〜€140〜 / 約25,760円〜高い
マドリード(スペイン)€12〜 / 約2,208円〜€90〜 / 約16,560円〜中程度

「アイルランドはヨーロッパの中でも特に高い」という認識を持っておくと、現地で物価に驚くことが少なくなります。

食費の相場|スーパーの食材と外食を価格比較

旅行でも留学でも、食費は毎日かかる大きな出費です。スーパーでの食材購入と外食に分けて、具体的な金額を見ていきましょう。

スーパーマーケットでの食材価格

アイルランドのスーパーマーケットは、Numbeoのダブリン物価データ(2026年3月)によると以下のとおりです。日本と比べると概ね1.2〜1.5倍程度の価格感です。

品目現地価格(EUR)日本円換算日本の目安
牛乳 1L€1.50約276円約150〜180円
卵 12個€3.91約719円約200〜300円
食パン(500g)€1.97約362円約150〜250円
ジャガイモ 1kg€1.52約280円約150〜250円
鶏モモ肉 1kg€9.57約1,761円約500〜800円

特に肉類は日本と比べてかなり割高です。一方、じゃがいもやパンなど炭水化物系の食材は比較的安く手に入ります。アイルランドはじゃがいもが食文化の中心にあることもあって、この価格差は納得感がありますね。

節約ポイントダブリンにはLidl・Aldi(ドイツ系ディスカウントスーパー)が複数あります。Tesco・SuperValuより2〜3割安いことが多いので、留学生は要チェックです。

外食(レストラン・カフェ)の価格

ダブリンの外食事情は、「安くはないが、食事の質も高い」という印象です。街の雰囲気もよく、パブでの食事はアイルランド旅行の醍醐味のひとつでもあります。

食事スタイル現地価格(EUR)日本円換算
安いレストラン(1人)€20〜約3,680円〜
中級レストランのランチ(1人)€20〜30約3,680〜5,520円
中級レストランのディナー(2人)€90約16,560円
生ビール(パイント・約500ml)€7〜8約1,288〜1,472円
カプチーノ€4〜5約736〜920円

外食1回あたり、1人3,500〜5,000円程度が現実的な目安です。パブでの夕食にビールを1〜2杯つけると、ひとり5,000〜7,000円になることも珍しくありません。

ファストフードで比べると

マクドナルドのコンボセット(バーガー・ポテト・ドリンク)は€12 / 約2,208円。日本では同等のセットが800〜1,000円程度ですから、ファストフードでもおよそ2倍以上の価格差があります。アイルランドの物価感を測る「ビッグマック指数」的な参考値として覚えておくと便利です。

宿泊費の相場|旅行者向けホテルから留学生向けまで

アイルランドの宿泊費は、旅行者と留学生とで選ぶ選択肢がかなり異なります。それぞれの目線でまとめました。

ダブリンのホテル料金

ダブリンのホテルは全体的に高水準です。旅行サイトの集計によると、平均的なホテルの1泊料金は€194 / 約35,696円(2026年5月時点)。シーズンや予約タイミングで変動しますが、夏場や祝日前後はさらに高騰します。

宿泊タイプ料金目安(1泊)日本円換算おすすめ対象
ホステル・バジェットホテル€85〜約15,640円〜一人旅・節約派
3つ星ホテル€150〜200約27,600〜36,800円カップル・ファミリー
4つ星以上のホテル€250〜約46,000円〜ゆとり派

コストを抑えたい場合は、ダブリン市内中心部から地下鉄・バスで15〜20分圏内のエリアに宿を取るのがおすすめです。市内中心部から少し外れるだけで、宿泊費が2〜3割安くなることがあります。

ホームステイ・シェアハウス(留学生向け)

語学学校への留学の場合、ホームステイかシェアハウスを選ぶ方が多いです。

タイプ週額目安日本円換算特徴
ホームステイ(朝夕食付き)€230〜350/週約42,320〜64,400円/週食費込みで安定。英語環境に浸れる
シェアハウス(1室)€180〜280/週約33,120〜51,520円/週自由度高め。自炊でコスト調整可
ダブリン市内アパート(1BR・月額)€2,133/月約392,472円/月長期滞在向け。賃貸市場は競争激しい

ダブリンは住宅不足が深刻で、良い物件はすぐに埋まります。留学エージェント経由でのホームステイ手配か、到着前からシェアハウスを探しておくことを強くおすすめします。

留学生の場合、宿泊費以外の生活費も含めた月額の総コストを把握しておくことが大切です。

費目月額目安(EUR)日本円換算備考
宿泊(ホームステイ・朝夕食付き)€920〜1,400約169,280〜257,600円週€230〜350×4週
食費(昼食・間食等)€150〜250約27,600〜46,000円朝夕食はホームステイ込み
交通費€96〜120約17,664〜22,080円月間パスまたはLeap Card
通信費(スマホプラン)€18〜30約3,312〜5,520円現地SIMが安い
娯楽・交際費€100〜200約18,400〜36,800円観光・外食含む
合計目安€1,284〜2,000約236,256〜368,000円語学学校費用は別途

語学学校の費用は別途語学学校の授業料は1ヶ月あたり€800〜1,500(約147,200〜276,000円)程度が目安です。上記の生活費と合わせると、月あたり総額30〜65万円の資金計画が必要になります。

地方都市(コーク・ゴールウェイ)との価格差

アイルランドはダブリン以外にも、コーク(Cork)やゴールウェイ(Galway)といった都市があります。これらの地方都市はダブリンより約10〜20%ほど物価が安い傾向です。

ホテルはゴールウェイで€90〜150/泊(約16,560〜27,600円)、コークで€100〜160/泊(約18,400〜29,440円)程度が相場です。ゴールウェイはアイルランド西部の自然も近く、旅行先としての人気も高いエリアです。ダブリンだけでなく地方都市にも足を運ぶ旅程なら、宿はそちらを拠点にするとコストを抑えられますよ。

交通費の相場|バス・電車・タクシーの目安

ダブリン市内の交通費(Leap Card)

ダブリン市内の移動は、ICカードのLeap Card(リープカード)を使うのが最もお得です。現金払いより安くなり、バス・DART(近郊鉄道)・Luas(路面電車)の3つをまとめて使えます。Numbeoのダブリン物価データ(2026年3月)をもとにした料金の目安は以下のとおりです。

交通手段料金日本円換算備考
バス・DART・Luas(1回)Leap Card€2.00約368円Leap Card使用時。現金だと€3.50〜
月間交通パス€96/月約17,664円/月通勤・通学の留学生向け
タクシー初乗り€4.60約846円+€1.72/km
Uber(目安・市内5km程度)€15〜20約2,760〜3,680円UberはアイルランドでもFree Now等利用可

Leap Cardは空港やコンビニで購入できます。ダブリンに着いたら最初に手に入れておくと安心です。市内の移動は1回あたり約370円と、日本の交通費と同程度か少し高い程度です。短距離ならタクシーより断然バスがお得ですね。

長距離・地方移動の費用

コークやゴールウェイなど地方都市へは、バスと鉄道が利用できます。Bus ÉireannやGo-Aheadなどの長距離バスは比較的安く、ダブリン〜コーク間で片道€20〜35(約3,680〜6,440円)程度。事前にオンライン予約すると割引になることが多いです。

鉄道(Irish Rail)はバスより速いですが料金も高め。同区間で片道€30〜60(約5,520〜11,040円)が目安です。旅程に余裕があるならバス移動が節約になります。

観光・娯楽費の目安|主要スポットの入場料

アイルランドならではの観光スポットへの入場料も、事前に把握しておきたいところです。主な観光スポットの費用をまとめました。

観光スポット入場料目安日本円換算備考
ギネス・ストアハウス€20〜25約3,680〜4,600円オンライン予約で€20〜22、当日券€25
トリニティ・カレッジ(ケルズの書)€16前後約2,944円オンライン予約推奨
ダブリン城€12〜15約2,208〜2,760円ガイドツアーあり
映画館(一般料金)€13約2,392円日本とほぼ同水準
ナショナル・ミュージアム無料常設展示は入場無料
ナショナル・ギャラリー無料常設展示は入場無料

ギネス・ストアハウスはダブリン観光の定番スポットです。公式サイトからオンライン予約すると当日券より数ユーロ安く、入場もスムーズです。国立の博物館や美術館は入場無料のところが多いので、予算を節約したい方はそちらを活用するのがおすすめです。

無料で楽しめるスポットナショナル・ミュージアム(アイルランドの歴史・考古学)、ナショナル・ギャラリー(ヨーロッパ絵画)、フェニックス・パークは無料で楽しめます。チェックしてみてください。

旅行費用シミュレーション|3泊5日・5泊7日の目安予算

実際に旅行を計画するとき、「トータルでいくらかかるの?」というのが最も気になるポイントですよね。航空券代を除いた現地費用を、プラン別に試算してみました。

3泊5日の旅行費用(航空券別)

節約プラン
バジェットホテル+スーパー活用
約8〜10万円(現地費用)
宿泊:€85×3泊=€255
食費:自炊中心 €25×5日=€125
交通:€10×5日=€50
観光:€50程度
合計:約€480 / 約88,320円
標準プラン
3つ星ホテル+外食ミックス
約14〜16万円(現地費用)
宿泊:€150×3泊=€450
食費:外食3回/日 €45×5日=€225
交通:€15×5日=€75
観光:€70程度
合計:約€820 / 約150,880円
ゆとりプラン
中級ホテル+観光充実
約19〜22万円(現地費用)
宿泊:€200×3泊=€600
食費:外食中心 €70×5日=€350
交通:€20×5日=€100
観光:€100程度
合計:約€1,150 / 約211,600円

5泊7日の旅行費用(航空券別)

節約プラン
バジェットホテル+スーパー活用
約13〜15万円(現地費用)
宿泊:€85×5泊=€425
食費:自炊中心 €25×7日=€175
交通:€10×7日=€70
観光:€70程度
合計:約€740 / 約136,160円
標準プラン
3つ星ホテル+外食ミックス
約21〜24万円(現地費用)
宿泊:€150×5泊=€750
食費:外食3回/日 €45×7日=€315
交通:€15×7日=€105
観光:€100程度
合計:約€1,270 / 約233,680円
ゆとりプラン
中級ホテル+観光充実
約30〜33万円(現地費用)
宿泊:€200×5泊=€1,000
食費:外食中心 €70×7日=€490
交通:€20×7日=€140
観光:€130程度
合計:約€1,760 / 約323,840円

シミュレーションについての注意上記は航空券代・海外旅行保険・現地オプショナルツアー等を含みません。航空券は時期によって大きく変動するため、別途ご確認ください。また為替レートの変動により実際の費用は変わります。

旅行の準備には、現地の物価・地図情報が充実したガイドブックも役立ちます。

アイルランドで節約するコツ

物価の高いアイルランドでも、工夫次第でかなりコストを抑えられます。実践的な節約術を3つご紹介します。

スーパーで自炊・安いスーパーチェーンを活用

外食が1回3,500円以上かかるのに対して、スーパーで食材を買って自炊すれば1食あたり500〜800円程度に抑えることができます。Lidl・AldiはTescoやSuperValuより全体的に2〜3割安く、品質も十分です。ダブリン市内に複数店舗があるので、宿の近くの店舗を事前にチェックしておきましょう。

特に朝食はパン・ヨーグルト・卵などスーパーで揃えるだけで大幅に節約できます。外食は1日のうち1〜2食に絞り、もう1食はスーパー調達、というハイブリッド作戦が旅行者にもおすすめです。

Leap Card・学生割引を使う

ダブリン市内の移動はLeap Cardが必須です。現金払いと比べて1回あたり1ユーロ以上安くなり、長期滞在になるほど節約額も大きくなります。月間パス(€96 / 約17,664円)を使えば、毎日複数回乗っても定額で済むので、留学生には特にお得です。

また、語学学校に在籍している留学生は「学生割引」が使える場合があります。ギネス・ストアハウスなどの観光スポットでも学生証を提示することで割引になるケースがあるので、学生証は常に持ち歩くようにしましょう。

無料の観光スポットを活用する

アイルランドには無料で楽しめる魅力的なスポットが多くあります。ナショナル・ミュージアム(アイルランドの歴史・考古学が学べる)、ナショナル・ギャラリー(ヨーロッパの名画が集まる)はいずれも常設展が無料。また、ダブリン市内最大の公園フェニックス・パーク(東京ドーム約142個分の広さ)や、海岸沿いの散策も無料で楽しめます。

観光スポットにかける費用を無料スポットと有料スポットを組み合わせることで、全体のコストを抑えつつ充実した体験ができますよ。

アイルランドの物価まとめ

この記事のポイント

  • アイルランドの物価は日本の約1.5〜2倍。2026年5月現在、1EUR≈184円
  • 外食は1人あたり€20〜(約3,680円〜)、スーパー食材は日本の1.2〜1.5倍
  • ダブリンのホテルは平均€194/泊(約35,696円)。バジェット宿なら€85〜
  • 交通はLeap Cardを活用すれば1回€2(約368円)でコスト最適化できる
  • ギネス・ストアハウスはオンライン予約(€20〜22)がお得
  • 3泊5日の旅行費用は節約プランで約8〜10万円、ゆとりプランで約19〜22万円(航空券別)
  • Lidl・Aldiの活用・自炊・無料スポット巡りで2〜3割の節約が可能

アイルランドはたしかに物価の高い国ですが、緑豊かな自然、親切な人々、独自の音楽文化と食文化など、それだけの価値がある旅先です。予算をしっかり計算しておけば、円安の時代でも十分に楽しめます。旅行の計画段階から現地価格をチェックしたいなら、プライシーのアプリも活用してみてください。

よくある質問

アイルランドの物価は日本より高いですか?

はい、全体的に日本より高いです。外食は日本の約1.5〜2倍、スーパーの食材は1.2〜1.5倍程度が目安です(2026年5月現在、1EUR≈184円)。特に宿泊費と外食代が高く、旅行予算はヨーロッパ旅行の中でも多めに見積もっておくのがおすすめです。

ダブリンでの1日の食費目安は?

外食メインなら1日あたり€45〜60(約8,280〜11,040円)が目安です。スーパーで朝食・昼食を済ませ、夕食のみ外食にするなら€25〜35(約4,600〜6,440円)程度に抑えられます。Lidl・Aldiなどのディスカウントスーパーを活用するとさらに節約できます。

アイルランドの通貨は何ですか?

ユーロ(EUR、€)です。アイルランドはEU加盟国のため、ユーロを共通通貨として使用しています。なお、同じ島内にある北アイルランドはイギリス領のため英ポンド(GBP)が使われています。ベルファストなど北アイルランドを訪れる際は注意が必要です。

アイルランドで3泊5日旅行するといくらかかりますか?

航空券を除く現地費用の目安は、節約プランで約8〜10万円、標準プランで約14〜16万円、ゆとりプランで約19〜22万円です。宿泊タイプと食事スタイルによって大きく変わります。航空券は時期によって異なりますが、日本からアイルランドへの直行便は少なく、乗り継ぎ便で10〜20万円程度が目安です。

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