結論

コスト重視ならアルソック、補償・安心感重視ならセコムが有利

5年間の総コストはほぼ同額ですが、料金の柔軟性・初期費用の低さではアルソックが優位。一方、セコムは補償が手厚く、契約実績・知名度ともに業界トップです。どちらも見積もりは無料なので、両社に依頼してから最終判断するのが最善策です。

初期費用を抑えたい アルソック「ゼロスタートプラン」→ 初期費用0円・月額9,350円から
長期コストを抑えたい アルソック「買取プラン」→ 5年総費用556,490円(セコム比 約16万円安)
補償が手厚い方がいい セコム「NEO」→ 盗難最大250万円+災害見舞金最大100万円
高齢者のGPS見守りが必要 アルソック「みまもりサポート」→ GPS位置情報取得オプションあり(セコムにはない)
月額を最小限に抑えたい アルソック「セルフセキュリティ」→ 月額990円〜(駆けつけは自己手配)

2社の基本情報と実績

セコムとアルソックはともに日本を代表するセキュリティ会社です。まず両社の規模感を確認しておきましょう。

業界1位
SECOM(セコム)
📅 設立:1962年(日本初の警備会社)
🏠 契約件数:約162万件以上
(2025年3月末現在)
📍 駆けつけ拠点:約2,500カ所
業界最大手
業界2位
ALSOK(アルソック)
📅 設立:1965年(綜合警備保障が前身)
🏠 契約件数:約52万件
(2025年3月期 HOME ALSOK事業)
📍 駆けつけ拠点:約2,400カ所
コスパ重視派に人気

契約件数ではセコムが圧倒的トップですが、アルソックも全国2,400カ所以上の拠点を持つ実力派。どちらも警備業法で定められた25分以内の駆けつけを全国でカバーしています。

警備業法について

「警備業法」では、ホームセキュリティ会社は異常信号を受信してから25分以内に警備員が現場に到着することが義務付けられています。両社ともこの基準を前提に全国の待機拠点を配置しています。

料金を徹底比較

ホームセキュリティの料金は「レンタルプラン」と「買取プラン」の2種類が基本です。アルソックはさらに「ゼロスタートプラン」という独自プランも用意しています。

戸建て向け:レンタルプランの比較

セコム「NEO」とアルソック「HOME ALSOK Connect」の戸建て向けレンタルプランを比較しました(税込・2025年時点)。

項目 セコム「NEO」 アルソック「Connect」
月額料金 7,920円 8,470円
工事費 63,800円 52,800円
保証金 20,000円 0円
5年間総費用 559,000円 561,000円

レンタルプランでは、5年間の総費用はほぼ同額(約2,000円差)。月額はセコムがわずかに安い一方、初期費用はアルソックが有利です。セコムには保証金20,000円も必要な点に注意が必要です。

戸建て向け:買取プランの比較

機器を購入するプランです。長期利用を前提とするなら、買取プランで比較する方が正確です。

項目 セコム「NEO」 アルソック「Connect」
月額料金 5,060円 4,070円
機器費用 413,270円(工事費込) 259,490円
工事費 0円(機器費に含む) 52,800円
5年間総費用 716,870円 556,490円

買取プランではアルソックの方が5年間で約16万円安くなります。月額・機器費ともにアルソックが優位。10年以上使うことを前提にするなら、買取プランのアルソックが最もコスパに優れます。

アルソック独自の「ゼロスタートプラン」とは

アルソックには「ゼロスタートプラン」という特徴的なプランがあります。機器はレンタルですが、工事費・保証金などの初期費用が一切かかりません。月額9,350円(税込)のみでホームセキュリティを始められます。

ゼロスタートプランが向いている人

まとまった初期費用を用意しにくい方、まず試しに始めてみたい方に最適です。5年間の総費用はレンタルプランとほぼ同額(約561,000円)になるよう設計されています。

5年間・10年間の総コスト比較

プラン 5年間総費用 10年間総費用(推計)
セコム NEO レンタル 559,000円 1,034,400円
アルソック Connect レンタル 561,000円 1,069,200円
セコム NEO 買取 716,870円 1,020,590円
アルソック Connect 買取 556,490円 800,890円
アルソック ゼロスタート 561,000円 1,122,000円

注意

上記の料金はあくまで一例です。実際の料金は建物の構造・設置する機器の数・オプションによって大きく変わります。正確な費用は両社への無料見積もりで確認することをおすすめします。

駆けつけ体制の違い

異常が発生したとき、警備員がどれだけ早く来てくれるかは、ホームセキュリティ選びで最も重要なポイントのひとつです。

拠点数と対応エリア

項目 セコム アルソック
全国の待機拠点数 約2,500カ所(2025年3月末時点) 約2,400カ所
GPSによる警備員管理 あり あり
駆けつけ時間の目安 25分以内(法定) 25分以内(法定)

拠点数はセコムが約100カ所多いですが、いずれも全国規模で配置されており、大きな差はありません。両社ともにGPSで警備員の位置を常に把握しており、自宅に最も近い警備員が駆けつける仕組みです。

実際の駆けつけ時間は自宅と最寄り待機拠点の距離が重要です。見積もりの際に「自宅付近の待機場所はどこか」を直接担当者に確認するのが最も確実な方法です。

プラン・サービス内容の違い

セコムのプラン一覧

セコムは2つのメインプランで構成されており、シンプルで分かりやすい体系です。

プラン名 対象住宅 特徴
NEO 戸建て・大型住宅 機器が充実。防犯・防災・緊急通報を網羅
スマートNEO マンション・アパート・小規模戸建て・一人暮らし コンパクトな構成で手頃な価格帯

アルソックのプラン一覧

アルソックは住宅タイプや目的に応じた多彩なプランが揃っており、自分の状況に合わせて選びやすいのが強みです。

プラン名 対象・目的 特徴
HOME ALSOK Connect(オンラインセキュリティ) 戸建て・オフィス兼用 異常検知→自動でガードマン駆けつけ
HOME ALSOK Connect(セルフセキュリティ) コスト最優先の方 月額990円〜。異常通知はアプリのみ。駆けつけは自己手配
HOME ALSOK みまもりサポート 高齢者・一人暮らしの親 GPS位置情報・緊急通報ペンダント・無料健康相談付き
HOME ALSOK アパート・マンションプラン 集合住宅 遠隔非常ボタン標準装備
HOME ALSOK るすたくセキュリティパック 空き家・別荘 長期不在の物件管理に特化

プランの選び方のイメージ

セコムは「コース料理」型——必要なものが一式揃っていてシンプル。アルソックは「ビュッフェ」型——自分に必要なものだけ選べて価格を抑えやすい。

補償・見舞金の違い

万が一、被害に遭った場合に受け取れる補償額にも大きな違いがあります。

補償内容 セコム(NEO) アルソック(Connect)
盗難保険
(現金・貴金属)
最大50万円 なし
盗難保険
(家財)
最大200万円 なし
見舞金・補償金 10万円単位で最大100万円 一律10万円
最大補償額 最大350万円相当 一律10万円

補償面ではセコムが圧倒的に手厚い内容です。月額・初期費用がやや高い理由のひとつはこの補償コストにあります。アルソックの一律10万円は被害が小さい場合は十分ですが、大きな被害には備えが必要です。

補償の考え方

ホームセキュリティは「被害を100%防ぐ」ものではなく、「被害を最小限に抑え、万が一の際に補償を受ける」ものです。資産価値の高い住宅や貴金属・現金が多い家庭には、セコムの充実した補償制度が安心材料になります。

住宅タイプ・目的別おすすめ

あなたの住まいや状況に合わせた選び方をまとめました。

🏠 戸建て住宅
セコム or アルソック
補償を重視するならセコムNEO、コストを抑えるならアルソックConnect買取プランが最適。5年以上使うならアルソック買取が約16万円安い。
🏢 マンション・アパート
アルソック やや有利
アルソックのマンションプランは遠隔非常ボタンが標準装備。一人暮らし女性など枕元に非常ボタンが欲しい場合に特に有利。
🚶 一人暮らし
アルソック やや有利
月額990円〜のセルフセキュリティでリーズナブルにスタートできる。駆けつけが不要ならコスト最小化が可能。
👴 高齢者の見守り
アルソック 推奨
GPS位置情報取得オプション・無料健康相談・緊急通報ペンダントが揃うアルソック「みまもりサポート」が最適。セコムにGPS追跡機能はない。

どちらを選ぶべきか:まとめ対比

セコムが向いている人
  • 業界最大手の安心感を重視する
  • 補償・見舞金を手厚くしたい
  • シンプルな料金体系がいい
  • 戸建てで資産・貴金属を多く持つ
  • 機器の保守・メンテナンスをお任せしたい
アルソックが向いている人
  • 初期費用をなるべく抑えたい
  • 月額コストを最小化したい
  • 自分の状況に合わせてプランを選びたい
  • 高齢の親をGPSで見守りたい
  • まず月額990円のセルフプランで試したい

よくある質問

セコムとアルソック、どちらが駆けつけが速いですか?

どちらも警備業法に基づき「25分以内の駆けつけ」を義務付けられており、実際の到着時間は自宅と最寄り待機拠点の距離によって決まります。拠点数はセコムが約2,500カ所、アルソックが約2,400カ所でほぼ同水準です。見積もり時に自宅付近の待機拠点の場所を担当者に確認するのが最も確実です。

セコムとアルソック、解約はできますか?違約金はかかりますか?

どちらも契約期間があり、期間中の解約には違約金(解約手数料)が発生する場合があります。具体的な金額はプランや契約内容によって異なるため、契約前に必ず各社に確認してください。

賃貸住宅にホームセキュリティを導入できますか?

可能です。ただし、壁や窓に機器を取り付ける工事が必要になるため、事前に大家や管理会社への確認・承認が必要です。アルソックのセルフセキュリティは工事不要のタイプもあり、賃貸住宅でも導入しやすい選択肢のひとつです。

見積もりや資料請求は有料ですか?

セコム・アルソックともに、見積もりと資料請求は無料です。実際の料金は建物の構造や設置する機器の数によって異なるため、どちらか一方だけでなく、両社に見積もりを依頼して比較するのが賢明です。

アルソックのセルフセキュリティ(月額990円)はどこが違いますか?

通常のオンラインセキュリティは異常検知後にアルソックが自動でガードマンを派遣しますが、セルフセキュリティはセンサー検知の通知がアプリで届くだけで、ガードマンの派遣はお客様が都度依頼する形になります。そのため月額料金を大幅に抑えられますが、緊急時の初動対応はご自身または家族が行う必要があります。

まとめ:セコム vs アルソック 比較のポイント

  • 1 料金:5年レンタルはほぼ同額。買取プランではアルソックが約16万円安い。初期費用ゼロを望むならアルソックのゼロスタートプラン
  • 2 駆けつけ体制:拠点数はセコム約2,500カ所、アルソック約2,400カ所でほぼ同水準。実際は自宅との距離が重要
  • 3 補償:セコムが圧倒的に手厚い(最大350万円相当 vs アルソックの一律10万円)
  • 4 プランの柔軟性:アルソックの方が多彩。月額990円〜のセルフプランや高齢者見守りプランなど目的別に選べる
  • 5 高齢者見守り:GPS位置情報サービスはアルソックのみ。セコムにはこの機能がない
  • 6 最終判断:どちらも無料で見積もりできる。両社に依頼して自宅の環境・コストを比較してから決めるのが最善

まずは無料で見積もりを依頼しよう

料金は建物の構造や設置機器によって変わります。最も確実な比較方法は、両社に見積もりを依頼することです。見積もりは無料で、訪問の上で自宅に合ったプランを提案してもらえます。

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