ペレットストーブの購入を検討しているけれど、「実際いくらかかるの?」と気になっていませんか。本体価格だけでなく、設置工事費やランニングコストまで含めると総額は大きく変わります。この記事では、2026年4月時点の最新情報をもとに、ペレットストーブの値段を本体・工事費・維持費の3つに分けて徹底解説します。

結論

ペレットストーブの値段:本体20〜100万円、設置費込みの総額は30〜140万円が相場

ペレットストーブの値段をまとめると、以下のとおりです。・本体価格:国産20〜40万円台、海外製50〜100万円以上
設置工事費:10〜40万円(排気筒・施工費込み)
導入トータル:30万円〜140万円以上(グレード次第)
ランニングコスト:月1〜1.5万円(燃料費)+電気代月900円程度自治体によっては最大50万円の補助金が使える場合があり、実質負担をかなり抑えられることもあります。

ペレットストーブの本体価格はいくら?相場を価格帯別に解説

ペレットストーブの本体価格は、国産か海外製か、機能・出力の違いによって大きく変わります。まずは「国産」と「海外製」の2つに分けて、それぞれの価格帯を確認してみましょう。

国産ペレットストーブ:20〜40万円台が主流

国産ペレットストーブの本体価格は、おおよそ20〜40万円台(税込)が主流です。最安値クラスではウォームアーツ(旧さいかい産業)のSS-5シリーズが2021年時点で税込217,800〜228,800円から。スタンダード帯ではシモタニのEMⅡ(約330,000円)やトヨトミのvifu PE-8Nなどが広く使われています。

価格帯 代表機種(参考) メーカー 特徴
20〜25万円台 SS-5 ウォームアーツ 国産最安値クラス、対応約20畳
25〜30万円台 RS-mini / SS-5plus ウォームアーツ コンパクト設計、機能バランス良好
30〜35万円台 EMⅡ / RS-4 シモタニ / ウォームアーツ スタンダードの売れ筋帯
35〜45万円台 SS-10 / コンコード・エマーソン ウォームアーツ / シモタニ 大出力・タイマー機能付き
45万円以上 コンコード・オルコット / DK-15 シモタニ / ウォームアーツ プレミアム国産、高性能
⚠️ 価格表記に注意

多くの国産メーカーは「OPEN価格(販売店が自由に設定)」を採用しており、定価がないケースがほとんどです。表示価格はあくまで参考値であり、購入時は各販売店への見積もり確認をおすすめします。

海外製ペレットストーブ:50〜100万円以上

イタリアをはじめとする欧州製ペレットストーブは、デザイン性とハイスペックを両立させた製品が揃っています。国産と比べると価格は高めで、50〜100万円台が中心です。

価格帯 代表ブランド(参考) 特徴
50〜70万円台 EDILKAMIN(イタリア)など デザイン性高・欧州規格
70〜100万円台 PIAZZETTA(イタリア)など 高出力・高機能・インテリア性重視
100万円以上 ハイエンド海外製 フルオート・Wi-Fi対応などプレミアム仕様

価格差で何が変わる?

価格帯が上がるにつれて、主に以下の点が変わってきます。

  • 出力・暖房能力:対応畳数が広くなり、大きなリビングや吹き抜けにも対応できます
  • 自動化機能:自動着火・タイマー・リモコン操作など利便性が向上します
  • デザイン性:特に海外製はインテリアとしての存在感が高まります
  • 燃料の自由度:一部の高価格帯モデルは全木ペレット・ホワイトペレット両対応など燃料の選択肢が広がります

「まず1部屋をペレットストーブで暖めたい」という方であれば、国産の20〜30万円台からでも十分なスタートが切れるでしょう。

ペレットストーブの設置工事費はいくら?相場と内訳

ペレットストーブは本体を購入するだけでは使えません。必ず専門業者による設置工事が必要で、その費用も事前に把握しておくことが大切です。

設置工事費の主な内訳

設置工事費の相場は、10〜40万円程度が一般的です。大きく「排気筒(煙突)費用」と「施工費用」の2つに分かれます。

内訳項目 費用目安 備考
排気管・部材費 5〜20万円程度 排気管の長さ・本数により変動
施工(据え付け)費用 10〜15万円程度(標準) 壁穴加工済みの場合の標準工事費
壁穴加工費(新規) 2〜5万円程度の追加 既存の穴がない場合に発生
合計(標準的なケース) 15〜25万円程度 木造住宅・1階・新規設置の目安

ペレットストーブの排気管は、薪ストーブの煙突と比べて薄くて細いのが特徴。薪ストーブほど大掛かりな煙突工事は不要で、標準的なケースなら2〜3時間程度で設置が完了します。

工事費が高くなる主なケース

以下のような条件に当てはまると、工事費が通常より高くなりやすいので注意が必要です。

⚠️ 工事費が割高になりやすいケース

・2階以上への設置(排気管の延長が必要)
・コンクリートやRC造の壁(穴あけ工事が複雑)
・特殊な配管ルートが必要な間取り
・高所作業が必要な場合

事前に複数の専門業者から見積もりを取ることを強くおすすめします。工事費は業者によって大きく差があることがあります。

【早見表】導入トータルコスト(本体+設置工事費)

本体価格と設置工事費を合わせた「導入トータルコスト」の目安を、グレード別にまとめました。ペレットストーブを検討する際の予算計画にぜひ役立ててください。

エントリー
30〜40万円
本体:20〜25万円
設置工事:10〜15万円
※国産安価帯・1部屋暖房向け
スタンダード(人気)
40〜65万円
本体:25〜40万円
設置工事:15〜25万円
※国産標準・リビング暖房向け
プレミアム
60〜140万円以上
本体:40〜100万円以上
設置工事:20〜40万円
※国産高級・海外製
💡 補助金を使えば実質負担がグッと下がる

後述の補助金制度を活用すると、最大50万円(自治体によって異なる)が補助される場合があります。特に「スタンダード帯」での導入なら、補助金を使うことで実質20〜30万円台に抑えられるケースも。補助金の詳細はこちらのセクションで解説しています。

ランニングコストはいくら?年間維持費を計算してみました

ペレットストーブは導入後のランニングコストも気になるところですよね。主に「燃料費(木質ペレット代)」「電気代」「定期メンテナンス費」の3つで構成されます。

🌿
燃料費(ペレット代)
月1〜1.5万円
暖房シーズン(約5ヶ月)の目安
電気代
月約900円
1日10時間使用の場合
🔧
年間メンテナンス費
約2万円
専門業者による定期点検

燃料費(木質ペレット代)はいくら?

木質ペレットの価格は1kgあたり60〜100円程度(通販価格・地域差あり)が相場です。ペレットストーブは1時間に平均1〜1.5kgのペレットを消費するため、1日10時間使用した場合の燃料費は1日あたり約500円、月で約10,000〜15,000円が目安になります。

使用条件 1日の燃料費 月間燃料費(30日) シーズン(5ヶ月)費用
1日5時間(朝夕のみ) 約250〜350円 約7,500〜10,500円 約37,500〜52,500円
1日8〜10時間(標準) 約400〜600円 約12,000〜18,000円 約60,000〜90,000円
1日12時間以上(ほぼ終日) 約720〜900円 約21,600〜27,000円 約108,000〜135,000円

木質ペレットは10kgで600〜800円前後の袋売りが一般的。通販でも購入できますが、購入先によって価格が大きく変わるため、まとめ買いや地元の燃料店での購入も検討してみてください。

電気代はどのくらい?

ペレットストーブは電気モーターでペレットを供給・燃焼させる仕組みのため、動作中に少量の電気を消費します。消費電力は機種により異なりますが、一般的な電動型ペレットストーブで1日10時間使用した場合、電気代は月900円程度とかなり少なめです。ただし、停電時は電動型ペレットストーブは使用できない点は覚えておきましょう。電源不要タイプも一部ありますが、選択肢は限られています。

定期メンテナンス費はいくらかかる?

ペレットストーブは、薪ストーブと比べてメンテナンスは簡単ですが、完全にメンテナンスフリーではありません。日常のお手入れとして灰の掃除が必要で、年に1回は専門業者による点検・清掃が推奨されています。

メンテナンス内容 頻度 費用目安
灰の清掃(自己実施) 週1〜2回 無料(自分で実施)
専門業者による定期点検・清掃 年1回 約2万円
点火ヒーターの交換 3〜5年に1回 5,000〜10,000円
ファンモーターの交換 7〜10年に1回 10,000〜20,000円

年間ランニングコストの目安は、暖房シーズン5ヶ月で燃料費5〜9万円+電気代4,500円+メンテ2万円で、年間約7〜12万円程度。エアコンと比べると燃料費のウェイトが高いため、使用時間によって大きく変わります。

長期コストシミュレーション:初年度 vs 2年目以降

ペレットストーブは「初年度が割高、2年目以降はぐっと安くなる」という構造をしています。導入を迷っている方は、ぜひ5年・10年スパンのトータルコストで考えてみてください。

期間 費用内訳 スタンダード帯(目安)
初年度 本体+設置工事+燃料費(5ヶ月)+電気代+メンテ 55〜80万円程度
2年目以降(年間) 燃料費(5ヶ月)+電気代+メンテ 8〜12万円程度
5年累計 初年度+(年間コスト×4年) 87〜128万円程度
10年累計 初年度+(年間コスト×9年) 127〜188万円程度
💡 補助金を使えばさらにコスト削減!

たとえばスタンダード帯(50万円導入)で自治体補助金20万円が使えた場合、実質初年度コストを35〜60万円台に抑えられることもあります。長期的に見ると、補助金の有無が総コストに大きく影響します。

ℹ️ 夏にペレット燃料をまとめ買いするとお得

木質ペレットは暖房シーズン(秋〜冬)に需要が集中するため、需要の少ない夏に購入すると比較的安く手に入ることがあります。保管スペースがあれば、夏場のまとめ買いも節約テクニックのひとつです。

ペレットストーブに使える補助金・助成金【2025〜2026年版】

ペレットストーブは導入費用が高めですが、実は多くの自治体で補助金・助成金制度が設けられています。うまく活用できれば、初期費用を大幅に削減できますよ。

2025〜2026年の補助金・助成金事例

以下は、2025〜2026年に実施が確認されている補助金制度の一部です(2026年4月時点の情報。内容は変更される場合があります)。

自治体 補助金額の目安 主な条件
北海道・鹿追町 対象経費の1/3以内(上限50万円) 住まいのゼロカーボン化推進補助制度
石川県・金沢市 対象経費の5/6以内(上限50万円) 木質ペレットストーブ設置費補助制度
福井県・坂井市 設置費用等の2/3(上限35万円) 薪・ペレットストーブ設置補助
北海道・北見市 対象経費の1/2(上限20万円) ゼロカーボン推進補助(2026年4〜6月)
長野県・塩尻市 対象経費の1/2以内(上限20万円) 2026年8〜11月募集
北海道・帯広市 対象経費の1/2(上限10万円) 新エネルギー導入促進補助
東京都・八王子市 対象経費の1/2(上限10万円) 再生可能エネルギー利用機器設置費補助
長野県・軽井沢町 本体価格(税抜)の1/2以内(上限10万円) 長野県産木質ペレット使用が条件
ℹ️ 自分の地域の補助金を確認しよう

上記はほんの一部です。北海道・東北・信州エリアなど、寒冷地や林業が盛んな地域では特に補助金制度が充実しています。お住まいの市区町村の公式サイトや窓口に問い合わせて、最新情報を確認してみてください。

補助金申請の注意点

補助金を使う際は、以下の点に気をつけましょう。

  • 予算や申請台数に上限あり:予算が早期に終了することがあります。購入を決めたら早めに確認・申請を
  • 設置前の申請が必要なケースが多い:設置後に申請しても認められない場合があります
  • 指定の燃料・機種条件がある場合も:補助金によっては「○○県産木質ペレット使用」など条件が付くことがあります
  • 年度によって内容が変わる:補助金の金額・条件は毎年更新されます。最新情報は必ず自治体に確認してください

価格帯別・ペレットストーブの選び方ガイド

予算と使い方に合わせた選び方のポイントをまとめました。どのグレードが自分に合っているかの判断材料にしてみてください。

20〜30万円台(エントリー)
「まず試してみたい」方向け
国産メーカーの入門モデル。1部屋(〜20畳程度)の暖房を想定した設計で、基本機能は揃っています。機能はシンプルですが、ペレットストーブの暮らしを体験するには十分です。
代表例:SS-5(ウォームアーツ)
30〜40万円台(スタンダード)
「リビングをメイン暖房にしたい」方向け
国産の売れ筋帯。タイマーやリモコン、自動着火など利便性が上がります。デザインの選択肢も増え、インテリアとして楽しめるモデルも揃っています。
代表例:EMⅡ(シモタニ)、RS-4(ウォームアーツ)
40〜50万円台(ハイスタンダード)
「広いリビング・吹き抜けに対応したい」方向け
大出力で広い空間をしっかり暖められます。全館暖房を目指す方にも適したクラス。タイマー・温度センサー・静音設計など高い機能性が特長です。
代表例:SS-10(ウォームアーツ)、コンコード・エマーソン(シモタニ)
50万円以上(プレミアム)
「デザインとハイスペックにこだわりたい」方向け
欧州製を中心としたプレミアムクラス。インテリアとしての存在感が際立ちます。機能・スペックも最高水準で、長期使用を前提に導入コストを投資と考える方に向いています。
代表例:EDILKAMIN・PIAZZETTA(イタリア製)など
💡 選ぶ際のチェックポイント

①暖房したい部屋の広さ(畳数)
②暖房シーズンの使用時間・頻度
③燃料(ホワイトペレット/全木ペレット)の入手しやすさ
④デザインへのこだわり
⑤補助金対象機種かどうかの確認

よくある質問

ペレットストーブは薪ストーブより安いですか?

導入費用はペレットストーブの方が大幅に安いです。以下の比較をご覧ください。

費用項目薪ストーブペレットストーブ
本体価格20〜65万円20〜40万円(国産)
煙突・設置工事60〜110万円10〜40万円
導入トータル80〜190万円30〜65万円
燃料費(月)0〜3万円(自前調達可)1〜1.5万円

薪ストーブは薪を自前で調達できる場合は燃料費を大幅に抑えられます。一方ペレットストーブは導入費用が安く、メンテナンスも比較的簡単です。

停電時でも使えますか?

一般的な電動型ペレットストーブは、電気でペレットの供給・着火・送風を制御しているため、停電時は使用できません。ただし、一部のメーカーから電源不要タイプも販売されています。購入前に確認しておくと安心です。

ペレットストーブの耐久年数はどのくらいですか?

適切なメンテナンスを行えば15〜20年程度の使用が可能とされています。消耗部品(点火ヒーター・ファンモーターなど)は数年〜十年単位で交換が必要ですが、交換費用はそれほど高くありません。長期使用を前提に、年1回の専門業者点検をおすすめします。

設置工事はどこに頼めばいいですか?

ペレットストーブを販売している専門店が設置工事までまとめて請け負っているケースが多いです。購入時に設置工事も一括して依頼できることがほとんどです。地元のペレットストーブ専門店や薪ストーブ・暖炉の施工業者に相談してみましょう。複数から見積もりを取ることで費用を比較できます。

補助金はどこで確認できますか?

お住まいの市区町村の公式サイト(環境・農林・まちづくり担当窓口)をご確認ください。また「ペレットクラブ」などの業界団体サイトでも全国の補助金情報がまとめられています。補助金は年度ごとに内容が変わるため、最新情報は必ず自治体に問い合わせることをおすすめします。

まとめ:ペレットストーブの値段

  • 本体価格は国産20〜40万円、海外製50〜100万円以上が相場。多くの主要機種はOPEN価格のため、販売店ごとに価格を確認することが大切です。
  • 設置工事費は10〜40万円程度。標準的なケース(木造1階・既存穴あり)なら15〜25万円前後。導入トータルは30〜65万円(スタンダード帯)が目安です。
  • ランニングコストは月1〜1.5万円(燃料費)+電気代月900円程度+年間メンテ2万円が目安。使用頻度によって大きく変わります。
  • 自治体の補助金を活用すれば最大50万円の補助が受けられる場合があります。お住まいの自治体に問い合わせて、購入前に確認しておきましょう。
  • ペレット燃料はAmazonなどの通販でも購入可能です。プライシーの価格チャートで価格変動をチェックしながら、お得なタイミングで購入するのがおすすめです。

ペレット燃料の価格をプライシーでチェック

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※本記事の価格情報は2026年4月時点のものです。最新価格・補助金情報は各販売店・自治体にご確認ください。